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囲碁雑談 アーカイブ

2006年12月26日

イケメンじゃない棋士は誰だ?!

昨日。飲み会に初めてご一緒することになった方がいらっしゃいました。女性なのですが「私はイケメン棋士はあまり…」とおっしゃる。

囲碁界、まあいろいろ意見があるとは思われるものの、イケメン棋士と言えば高梨聖健八段というコンセンサスがぼや~っとあると思うんですよね。「そうか、聖健先生は苦手ですか」と「イケメンじゃない棋士」を次々に(失礼^^)挙げると「いえ、その人はちょっとボッチャン風過ぎて…」とか、やっぱりただイケメンじゃないだけではいけないようで(苦笑)。

え~っと。

こういう文脈で名前を出すと誤解されるかもしれないけれど。高尾紳路名人・本因坊。髪を切った姿は私結構好きです。なんか明治時代の「これから夢を追う青年」みたいな雰囲気があるじゃないですか。結構和服がお似合いになるかもしれません(^^)。

天元ジマリじゃないかっ!

昔の日記に書いたように、一時期天元ジマリなどを試していたことがあります。

最近、ネット対局場には本当に酔っぱらわないと行かなくなってしまったので、こういう実験もあまりしていませんが。。。

でも今号の週刊碁。アマ本因坊対高尾本因坊の「プロアマ本因坊対抗戦」。村上アマ本因坊が自由置碁を天元ジマリに打ってましたね!

まだ棋譜も見ていませんが、「強い人でもやりたくなるんだなっ!」と、ちょっと嬉しく感じているのでした^^。

# ちなみに週刊碁の名付けは「天空一間ジマリ」。ふむ。格好良いけれど、ちょっと
# 狙いすぎている感じがあって、僕はやっぱり「天元ジマリ」と呼ぼうっと(^^)。

2006年12月27日

どこか抜けてる日本棋院…

「いまさら」とか言わないで(笑)。

日本棋院は今、年末年始企画ということで会員向けに「みんなで決める「'06年10大ニュース」と「心に残る1局」」という投票をやっています。

謝依旻三段の女流最強戦優勝がないのは良いとして、「謝、初タイトル<広島アルミ杯若鯉戦>」とありますね。でも、棋士紹介のページには「第8期女流最強戦優勝 初タイトル」とある。

いえね。細かいことですよ。でも「ファン」ってのは細かいことも気になるわけじゃないですか。謝依旻三段が若鯉戦で優勝したとき「これを『初タイトル』と言っても良いのかな?」と、私はプロの先生に質問しました。若鯉戦は非公式戦だから「初タイトル」と言えるのかどうか微妙と思ったんですよね。これは日本棋院のネット対局場でも話題になってた。

私が尋ねたプロの先生の回答は「非公式戦ですから、公式には『初タイトル』とは言わないと思います」。その回答に納得したし、棋士紹介ページの記述も同じスタンスみたい。

しかるにアンケートは、って話ですよ。私たちは碁が好きで、囲碁文化を尊重してる。そして長い歴史に支えられる囲碁文化は、いろいろ細部の「言葉」にも支えられてると思うんですよ。

そういう思いを、棋院主導で裏切られてしまったように感じるのでした。

え~。日本棋院のネット対局場で「日本棋院応援倶楽部」という同好会を主催しております。そんなわけでまた決まり文句。頑張れ、日本棋院。

応援に応えてくれた日本棋院^^

どこか抜けてる日本棋院」の記事で「初タイトル」という用語の問題にネチネチと絡みました^^。

するってえと驚いたことに。早くも「みんなで決める「'06年10大ニュース」と「心に残る1局」」が修正されてるじゃないですか(^^)。

うん、ぼく、やればできる子だと思ってたよ(笑)。

だからぼくたちは日本棋院を応援するんだ^^。

2006年12月31日

囲碁と持ち時間

※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません
私のように弱いアマチュアが出る大会って、たいてい「40分切れ負け」という持ち時間制が敷かれています。みなさん、この制度についてどう思われます?

私、最初は「切れ負けなんて、敗勢の側が策を弄する余地があっていかんのじゃないか」と思ってることもありました^^。また、相手の時間が切れそうな時、手になるかどうか読めない場所に手を付けて良いモノかどうか悩んでしまうし…。

でも今は30分~40分の切れ負けって「かなり」好きなんですよね。まあ時間制限がないと相手にひたすら考え込まれて飽きるってのも大きな理由だけど、時間制限がないと逆に「相手が飽きてしまうんじゃないか?」とか思って、つい自分の考慮時間を使えないこともあります。時間制限があれば「俺の時間だ」と開き直って考えることもできますものね。

ただ、こういうように考え出したのは、世界最弱日本棋院二階対局場で二段くらいになったときかなあ。それまではウワテに「君は考えている(読んでいる)のではなくて悩んでいるだけだろう?」とか言われる長考派だったし…。

今は相手が40分の考慮時間を超えて考えているようなとき、たいてい負けます^^。まだ相手が手所になって考えてるなら良いんだけど、序盤から時間を使いまくって、それでいてこちらが優勢になったとき、ほぼ絶対に負けます。時間で飽きて、優勢に飽きて、そして相手が勝負手を放ったときには既に集中力を取り戻せなくなっているんですね(^^)。

ただ~し。指導碁の名目で打つときは、強くこの癖を自省して打っております。なんせ自分だって大長考経験多数なわけだし、まさかシタテに負けたときに「飽きましたから」を言い訳にはしにくいですものね^^。


2007年01月02日

新春お好み囲碁対局

年明け恒例の囲碁番組。放送時間中はラグビー観戦。先ほど録画していたのを見終えました。

で。

もっとはるかにつまらない番組だろうと思ってたんですが、意外に楽しかったですね^^。

左上の見損じに「なんじゃこれ」と思ったけれど、対局者の悔しがり方を見ていれば、まあ「普段はしない見損じなんだろう」と感じさせてくれたし(それにしては終盤の上辺への打ち込みはないけどね^^)。勝負の方はヨセになった瞬間に何も見えなくなった「コンビ碁」側が落としてしまいましたけれども。

ちょっと気になったのは解説と立会いを務めた小林覚九段の口調。なんとなくいつもより厳しい感じがしませんでしたか? なんか普段なら突っ込まなさそうなところに突っ込む覚先生を見て「なんか怖いぞ」と思った私。

棋力についてはお二人がおっしゃってた二~四段ってのはやや甘い感じでしたか。日本棋院対局場の4級くらいかと思って見ていたんだけど、あそこ基準ならもうちょっとあるのかな…。

2007年01月03日

ペア碁をご存じない方へ…

日本棋院ネット対局場でペア碁を打っていて思ったんですよ。なんか対局中に「そこを狙え~」とか「その手はなかった」っておっしゃる方が多いんですよね。「なんでかな~」って不思議に思ってた。

でも年が明けて1年経験値を増やした私。

そっか。多くの方は「ペア碁」なんてもの、ご存じないんだ! ペア碁は対局中「手に関する話は禁止」ってのが最大絶対のルールなんだけど、普通知らないよな、そんなこと…。

さらに対局中。同じチームのシタテに「そんな手はない」とか「なぜそこに打たなかったか?」と問いつめる方もいらっしゃるんだけど、それもペア碁ルールを知らなければ「検討」のつもりなのかもしれない。

む~。

ペア碁とは、基本的に対局中「手」の話をしちゃいけない特殊ルールの碁です。また、手の話ができない以上、シタテの変な手を予想して、それすら読み切って勝負しようというところに面白さを感じるという、なんだかねじくれた面白さを感じるゲームです^^。そしてまたそれが故。「負ければウワテの責任、勝てばシタテの手柄」なんて名言があるのもペア碁の世界。

むろんネット碁ではいろんな「ペア碁のあり方」があるとは思います。思うけど、対局中に自分のチームのシタテを貶したり詰問したりするのは見ていて愉快ではありません。。。

「てめえもこばぴをぼろくそ言うてるやろ」というツッコミは大あり(笑)。でもね~。普段のつきあいがある人とそうでない人への接し方は違うと思うし、またこばぴはずばぬけた… 以下、おやじの自粛(笑)。

がんばれな、こばぴ。

2007年01月06日

なんと、青空文庫に呉清源が!

今、「気になったこと日記 RETUNS」で、「青空文庫」をどう扱おうか悩んでいるところなんです。「扱う」ってのはちょっと言葉が悪いけれど、私の大好きな青空文庫を、どのように表示しようかなと頭を悩ませているんですよね。

今日もこの時間になって「さて、青空文庫ですよ」と見てみると。

なんと、新着に「呉清源」があるじゃないですか! 短い作品ながら、まだ私も読んでおりません。びっくりしたのでご報告まででした^^。

つまらないエッセイだったと思います…

前の記事に書いた「呉清源」。記事を書いてから読んでみました。紹介しなけりゃ良かったと後悔しました。歴史的な背景を攻めるつもりは全くないけど、歴史的な限界を感じてしまうエッセイでつまらなかったと思います。

冒頭の

この二人は、いづれが嫌であつても対局せねばならぬ運命を持つてゐる。米国とソ連のやうな身の上だ。
でいや~な感じを受けて、
七月の中旬に日華事変がはじまつたばかりで中国軍は連戦連敗、蒋介石は奥へ奥へと逃げ込んで行く、哀れな折柄であつた。この祖国の苦難に際して、呉清源はどんな感想を抱いてゐるか、私はそれを知りたいと思つたのである。
と、二十二歳で病床の呉清源に相対した著者の嫌らしさで凄くうんざりしてしまった。もちろん「嫌らしさ」の概念も歴史的に変化しているんでしょうけどね。


まあそこまではエッセイの「前フリ」。でも本論の方も「璽光尊」に触れるのが主題であるかのような感じ。締めの言葉が「呉清源よ、君は何処へ行く」であるに至っては「読んで損した!」の思いが強烈です。

エッセイを読むなら Wikipedia の呉清源を読む方が面白いかな。

まあ実は。不勉強ながら佐藤垢石という人を知らないんですよね。報知新聞社の記者をしていた方だそうですが、ちょっとまた後で読んでみます。

打ち込み碁待望論

昨日から今日にかけて「呉清源」というエッセイを読み、エッセイはつまらなかったものの Wikipedia で呉清源の項を面白く読みました。

ふと思ったのが「打ち込み碁」。これ、なぜ廃れたんですっけ(現在はプロ-プロの打ち込み碁はほとんど打たれていないと思います)? プロの世界のことですから、まさか「負けた方が辛すぎる」という理由ではないでしょう。対局数が多くなりすぎてスポンサーが付きにくいという意味はあるかなあ。

大山鳴動っぽかった週刊碁に取り上げられた段位改革。個人的な意見としてはなれ合いもあり得る大手合の復活などより、打ち込み碁勝負の復活を待望したい。長い歴史と広い繋がりを誇る日本棋院ですから、スポンサーの問題も解決できるんじゃないかな。

既に「互先」という言葉も形骸化(ってか、新概念化)しちゃってるけれど、ここらで一発、温故知新ってことで如何なもんですかね?

あるいは、、、とっても怖いけれども… 国際棋戦であっても甘受しましょう^^!

2007年01月07日

あきらくんとの対局

あきらくんと、日本棋院ネット対局場で九子局。

九子局初手
【 初手から何だけど^^ 】
九子局序盤
【 まあでも不満はないか 】

左図のウケ。ネット対局場のアイドル(?)黒衣子さんが「五子以上は相手より低いところに打つなと力説してる」と何度か伝えたことがあったように思うんだけどなあ。どういうウケでもいいけど、やっぱウワテが言うことは守りたい(^^)。そんじょそこらのウワテじゃないし。

でも、相手に低く受けられて右図。こうなってはまあ黒も悪くないんだよなあ。私が一カ所に拘りすぎてしまいましたねえ。なかなかこんな風に固まって打って良くなることはないんだよなあ>白。黒が優勢すぎるよね。なんでこんなに広いエリアが手つかずなんだ>俺。てか、何潰れてんだよなあ…<自省。

九子局終局図


でも不思議なことに終局図はこれ^^。むむ~。白の盤面15目勝ち。

中央をシノギ終えてからは楽な展開だった。ってことは序盤の終盤からネジリ合う展開にしないように気を付けろよ>自分。んで、中盤以降もラクさせないように頑張ろうよ^^>あきらくん。

最後は白が敢えて一目損をすれば、黒の一石碁になるところでした^^。も、ちょっとで勝てるのにねえ。

個人的には、なんか年が明けてからあまり碁も打っておらず、どうも調子がよく分かりません。なんてったってこばぴに六子で負けちゃったしなあ。あ、そりゃ調子が悪いって言うのか。

私と打つ機会のある皆さん。今がきっとチャンスです^^。

2007年01月09日

囲碁検定を作ってみました^^

けんてーごっこ」というサイトで、「囲碁界初級知識認定」ってのを作ってみました^^。

全部で10問、簡単な問題になりすぎちゃったかもしれませんが、取りあえず仕組みが楽しいのでお時間があればぜひやってみてください。

自分で検定問題を作成して、その結果をブログ記事やサイドエリアに貼り付けたりすることができます。相当に流行しそうなサービスだと思いませんか?

んで、いつまでも0人だと寂しいから自分でやっちゃった(苦笑)。

2007年01月10日

秀行の魂

今週の週刊碁、一面の見出し。

それを見たとある大学の元・囲碁部。「え、秀行先生亡くなったの!?」。

「確かにその見出しならそう思うかもしれない」と言う人が多かったです^^。

2007年01月11日

囲碁界検定

僕の作った囲碁検定

人のブログに認定証が張ってあるのを初めて見た。

超嬉し~^^。

日本棋院に喧嘩売られても、頑張って応援する気力が湧いてきました(謎)。棋力もわき出てくればいいのに…(じじい)。

囲碁規約知識の認定を作ってみました

馬鹿は熱中するととどまるところを知らないのです^^。

何度も何度も「はまってます」と宣言している「けんてーごっこ」。今度は「日本囲碁規約」に関する検定問題を作ってみました。

私もいばれるほど知っているわけじゃないんですが、身の回りでも「おや、知らないんだな?」と思ったりすることありますよね。まあ知らなくても碁は打てるのでどうでも良いと言えばそれまでなんですが^^。

もし興味とお時間があるようでしたらお試し頂き、感想などお聞かせ頂ければ嬉しいです。

ちなみにぼくたちの大好きな「こばぴ」は三問正解だったそうで… ぼく、そんな子に負けることがあるのか…

で、規約は「知らないとできない」わけで、つまらないかもしれないのでもうひとつ作っておきました。

マナーって、場合によることも多いし、難しいですね^^。「いやそういうことよりもお前がマナーを知らないだろ」と言われるかもしれない…。

2007年01月14日

「読む力」と「読むところ」

「読みの力」って2通りありますよね!

ひとつは「純粋に読む」力。それを鍛えるのはやっぱり詰碁。『ひと目の詰碁―やさしい問題を反復練習』なんかが「わかる」だけじゃなくて、自信を持って「読める」ようになったら、左の『至高の詰碁』なんてすごく面白い。

いや、さすがに『ひと目の詰碁』の次は無理か。詰碁が「面白いなあ」と感じるようになってくれば、この『至高の詰碁』はさらに詰碁を面白くしてくれる。そうだな、間をつなぐのは『三段合格の死活150題』くらいかな?

但し。

「囲碁上達のためには?」に即「詰碁」と回答するのは、個人的にはあまり好きじゃないんです。一番大きな理由は私が面倒くさがりだから(笑)。でも実際1級(日本棋院2F対局場だけどさ)とかを名乗るまで詰碁やってなかった自分もいるし。

「詰碁」の他に「読みを鍛える」もの。それは「手のあるなし」を「知る」こと。あるいは「読まなくちゃいけないところ」を「知る」こと。

「何言ってんだ。全部読んで打つんだよ」と、強い方はおっしゃるかもしれません。でも囲碁には「相場」がありますよね。だから相場進行ならば得に読む必要がないとも言える(弱いうちは、ね)。そして「相場」からちょっと外れた瞬間に必死に読みを入れるわけですが、そういうときに参考になるのが「手のあるなしの知識」。

長くなるので「追記」に移ります。

続きを読む "「読む力」と「読むところ」" »

2007年01月16日

日本棋院の過ち。

すんません。タイトル、ちょっと煽ってみました(苦笑)。大したことじゃなくて、日本棋院ウェブの中にあるケアレスミスの話。

内容は置き石の順番。皆さん、置き石するときに石を置く順番ってご存じですか? 私もしばらく知らなかったし、私と打つシタテの方もご存じない方が多いんだけど。

日本棋院自身忘れてるんじゃないかと疑っているけれど、日本棋院のサイト中に「囲碁レッスン」のページがあります。

その中に「置き石の順番」もちゃんと書かれているんですよね。上のリンクのページを開いて頂いて、その左側のメニューから「対局開始(3)」を選ぶと表示されます。

良い仕事してんじゃん>日本棋院。

ただ問題は、その図が間違ってるってことなんだよね^^。

でっかく載せた図では九子局の時、天元を5番目に置くことになってる。でもそのすぐ下にある「九子」ってのをクリックしてみると、天元は最後に置くことになってんだよね^^。

まあ一応、あらゆる置き石で、天元は最後です。

せっかく良い仕事してるのにそれが間違えていて、そしてそのまま放置されているっていうプリティな日本棋院。応援したいちゃくなりますよねえ^^。

# でもそろそろ直してくんねーかな。

# と、上記のことを知り合いの日本棋院関係者に指摘したら修正されてしまいました。
# でも今この瞬間は、図と説明の言葉の間に矛盾がある状態になっています^^。
# それも指摘したからすぐに修正されてしまうでしょう。

# 偉いぞ! やればできる子、日本棋院(笑)

2007年01月17日

昨日の碁のエトセトラ

てなわけで、昨日はプロの先生と、囲碁ライターが見つめ棋譜を取る中でのこばぴとの七子局。

こばぴとの七子局差し障りがあるとなんだから序盤だけ。

まあわりと普通の立ち上がりでしたは。上辺でちょっと「趣向」を試みたんだけど、実戦も大したことないし、後で変化してみたら悪かった(笑)。あと2、3回試そうと思った趣向を試してダメだったらやめることにする^^。

で、この碁が終わって。ぼくらはいつものS材屋に行くんだけど、この碁を見てくれていた某有名囲碁ライターも誘ってみたのさ。そしたら来てくれた。

「あのさ。ぼくの碁、どこが悪かったかな」。ライター氏に尋ねてみた。「う~ん、2カ所のツケが…」とライター氏。まだ図には出てきてないんですけどね。右辺でちょっと無理気味な攻めを見て、部分を固めておく意味で打ったツケがひとつ。それからもうひとつは「どうしても他の打ち方が見つからない」ので打ったツケ。

その二つのツケが下品だったらしい^^(そうは言ってません、とライター氏は言うけど)。

飲み会の席には、一応こんな私のことを師のように見る二人も同席。二人にはミミタコ顧みず「下品な碁を打つな」って言ってる。む~。フォローのしようがない(笑)。

でもそういうことってあるよね^^。5級が10級に指導するときも、あるいはプロが五段を指導するときも、ともに言葉は「弱いところで戦うな」だったりするもんね^^?

「ひとつのツケはちょっと狙いがあったんですが」という私の言い訳も、「まあ狙いを持っていそうな手ではありましたけどね」と。「狙ってんならちゃんと狙えよ。そういう手が成立しねーことくらいはちゃんと読めよ」と、そういう「心の声」が聞こえてくる表情ではありました(苦笑)。

ライター氏。「とりさんが白持ってるの、初めて見ましたねえ」(笑)。結構周囲には私が黒を持ってると驚いてくれる人もいるのにな^^。

楽しい時間をありがとうございました。

2007年01月18日

囲碁と型

昨日トラックバック&コメントを頂いた hexagoban さんのブログをいろいろと覗いてみました。

直近の記事では「型にはまれ!」。

レッスンプロは、「アマチュアこそ自由な発想で碁を楽しんで下さい」と言って微笑む。
しかし、実際はどうなのだろう?発想するもとがないのに、自由に打てる訳がない。
最近、あの『ドラゴン桜』の作者がビジネス書を書いた。
タイトルは、『個性を捨てろ!型にはまれ!
これくらいストレートに言ってもらった方が、心に響くというものだ。

私もその話題の本は読んだことがありませんが、名言、、、というか「当たり前」のことだと思うんですよねえ。

以前「気になったこと日記 RETURNS」にも書きましたが、闇雲に個性を求めるのは日常生活においても、そしてもちろん囲碁においても「甘え」だと思うんですよね…。

引用した記事を書いた方がラグビーの記事も書いていらしたので言うんですが、ラグビーもまたすぐれて「型」の競技と思うのです。

但し hexagoban さんの記事に記されていたのは『イメージとマネージ―リーダーシップとゲームメイクの戦略的指針』。本ではまっとうなことを言っているようではありましたが、平尾が監督を務めたジャパンは最低最悪のジャパンと記憶されています^^。この本も、多くのラグビーファンが「イメージとダメージ」と呼んでいました^^。

怒涛の譜―加藤正夫精局集』も並べていらっしゃるそうで(^^)。

私が言うとエラソーですが、面白いブログでした(^^)。

2007年01月19日

棋院にある対局室

前に「けんてーごっこ」で囲碁検定を作ったとき、「棋院にある対局室のうち、ないものはどれでしょう?」という問題を入れたかった。でも対局室の一覧を書いたサイトがどうしても見つからなかったんですよね。

でも先日棋院に行くと、案内板が変わっていて対局室名が記されていました。

日本棋院の対局室

この写真によると、存在する対局室は「爛柯」「方円」「烏鷺」「天元」「洗心」「燦々」「幽玄」「行雲」「流水」「寂光」「清風」。

「こんなの全部は読めないよね」というこばぴがいました。ん? どれが読めないんだ(笑)。

GnuGoも KGS レーティングひと桁…

碁ワールド 2007 年2月号より。

各国の技術者が共同開発している「GnuGo」もネット対局(KGS)のレーティングがこの1年で急上昇して一桁級の上位、こちらも実力初段に近いレベルだ。

著者は元週刊将棋編集長古作登という方で、囲碁の実力は自称三段とのこと。

他人の棋力は測りにくいから、現在「一桁級上位」にいる GnuGo をどう評価するのかは難しいこととは思う。でも「この一年」と言えば、KGSのレーティングシステムに大幅な改変が加えられてる(下のランクの人は大幅に上の方にヨセられた)。一桁級(K)後半には、ほんのちょっと前まで20Kあたりだった人もたくさんいるみたい。

そういうことを知ってか知らずか、書かずに「この1年で急上昇」なんて書くのは記事の信頼感を損なう。厳しく言えば「ウソ」じゃないかな。レベルが上がってランクが上がったと一概に言えないわけだから。

また既存メディア記事がネットから大いに馬鹿にされそうで、こういう記事を見るとなんとなく寂しいものです。

2007年01月20日

求進会のこと。

日本棋院のネット対局場に「求進会」という同好会があります。その昔「増進会(Z会)」にお世話になった私にとって興味深い名前(^^)。

97年2月号の碁ワールドの「幽玄の間 WALKER」もこの「求進会」のこと。この会はもともと天空旅人先生(プロであることは記事に明記されています)が中心になって作られた同好会。

数日後、主催者は他のユーザー(略)がやってくれたそうですが、天空旅人さんの同好会が立ち上がりました。その名も「求進会」。そんなにバレたいんですかね(^^;

む~。この記事の論調では「ばれても構わないんじゃないですか」ってことみたいだよな。思いっきり記事の中で天空旅人さんの著書を推薦しようかと思ったんだけど、ま、もともとこのサイトでお勧めしてるから、あらためては書かないことにしておきます^^。

2007年01月23日

今村俊也九段にお会いしまいした。

今村俊也九段にお会いしました。

前にペア碁会場での不思議な縁(?)を感じて以来、結構今村先生の碁は並べています。

「先生、例の挑戦者決定戦(棋譜はこちら)は、やはり渡ったときにまずいと思われたのでしょうか?」。「例の」と尋ねたのは 2005 年の天元戦挑戦者決定戦。今村先生がすごく良い碁を打ちながら「緩んだ」としか思えない手を打ってしまって大逆転された碁。

「いや~、危機感が足りませんでしたねえ」と今村先生。「しかしあれ以来二年連続で山下先生に勝ってるんですから河野天元は強いんですねえ」。

なるほど。「危機感」かあ。以前 NHK 杯に登場した際も、今村先生の碁は「世界一厚い」と言われていましたよね。厚みからのヨリツキが見えてくると結構気持ち良くなっちゃうのかもしれませんね(私はそうです^^。レベルが違いすぎるけど)。

しかしそれにしても私。わざわざ負け碁について伺うこともなかったですね…。ただ、かなり印象に残っていた棋譜なんですよね。

2007年01月24日

黒番井目風鈴

遅ればせながら flickr なんて使い始めて、写真の整理をしていたら見つけました。某アマ最強豪のひとりとの十三子局。

これ、四谷の飲み屋だったかなあ。左が私。結構飲んだ後の碁だったんだけど、負けそうになって焦ったよなあ。私が「初段くらい」を名乗っていたとき。

写真には写ってないんだけど、小林覚九段、孔令文四段(当時)の御前にての対局でした。まだ日本で院生をやっていたオンドラ君もいたな。

最終的に相手の方が投了されました。その時の投了の台詞、「ぼくの石に意外と目がない」。この言葉は未だに密かなマイブーム発言です。

井川、将棋親善大使に。

iza で見つけたニュースによると、「井川、将棋親善大使に 日本将棋連盟」なんだって。

むむ~。

私、日本棋院応援倶楽部幹事(笑)なんだけど、これは確かに先を越された。イチローが碁を打つのは有名な話で、メジャーリーガーとしてもイチローが先輩なのになあ。将棋よりもはるかに国際的な(でも/だから最近中韓に勝てないんだけど)囲碁で先にやっておくべきだったなあ。

あるいは。

「目に悪いと考えられることは一切やりません」と言うらしいイチローのことだから、話を持っていっても断られたのかなあ。あるいはヘタに親善大使とかにすると、アメリカで碁を打ってる人たちが真剣にやってきちゃって困るとか^^?

む~。今からイチローを任命すると「まねっこ」と言われちゃうから、山下洋輔をぜひゲットしよう>日本棋院(^^)。

2007年01月26日

プロの九路盤対局

私が囲碁をはじめた年。恒例の新春お好み対局は女流棋士の九路盤でした。翌年は若手棋士の九路盤だったかな。その後の芸能人呼んで適当に、というスタイルのものより面白かったと思います。

で、最近コメントを頂いている GO! さんの記事に触発されてこの記事を書いているんですが。

当時は「プロの打つ九路盤対局を見てみたい!」と、ずっと思っていましたねえ。自分が九路盤で碁を始めたけれど、本も実戦も「九路盤」ってのが全くない(高梨聖健先生の『9路盤から学ぶ囲碁スタート―19路盤がすぐ打てる基礎マスター』は九路盤のことも書いてあるけど(^^))。「なんでないんだよっ」と思っているうちに自分も十九路を打つようになりました。

そして十九路で「それなり」に打てるようになったとき。「ああ、九路盤で碁を始めなければ良かったなあ」と思ったものです。九路盤というのができるまでは、みんな最初は十九路盤九子局で碁を打ち始めたようですね。その方が、十九路という形式に結実した囲碁というものの「バランス」をマスターできるはずだから。

# 但し碁会所席亭クラスにも「最初は九路盤で…」という見解を持っている方がいらっしゃいます。

そうこうするうちにプロ棋士の九路盤での実戦対局を見る機会があって(リコー杯ペア碁)、これはちょっとわくわくしましたね。「3手目からヨミアイに突入する九路をプロはどう打つんだ!」ってな感じ。でも感動はすぐ失望に変わっちゃいました。

まず普段九路なんて打ってないわけだし、そしてプロたちは「十九路に結実したバランス感覚」の中で碁を打っているわけで、九路になることによる「単純化」に耐えられないんじゃないかと感じました。

GO! さんは二十一路盤(確か殿堂資料館にあった気がします)を打ったプロが「つまらない」と言ったらしいという話を引いて「なんでつまらんのじゃ?」と疑問を持っていらっしゃる。広くても読みと構想力に帰着するんだから一緒じゃないかと。

いや、それは一緒じゃないと思いますね。記事中で繰り返しましたが、長い歴史の中で「十九路」に帰着したのはやはり「バランス」や「塩梅」なんだと思うんですよね。十九路だからこそ一隅の分かれがちょうどよい具合に他の場所に響いてくる。そのバランスがあってこそ「囲碁」というものになってるんでしょう。そのバランスを崩されて「面白くない」と感じるのは普通に思えます。

2007年01月30日

スケルトン碁石がやってきた!


igo with skeleton stones
Originally uploaded by torisan3500.
ふ。前に「気になったこと日記」の方にコメント頂いた方が扱っているスケルトン碁石(ショップはこちら)が届きました。

む~。

ぼくは悩んでたんだけど、こばぴが欲しいよ欲しいよびえ~んびえんと泣くんだよな(笑)。

「だってさあ。裏が平らな中国風だよ?」とか「大きさにバラツキあるとなんか形が見えにくくない?」とか文句たれてみたんだけど、泣く子には勝てない(笑)。

で、実際使ってみると。いいじゃん、これ(^^)。

裏が平らだから碁笥からつまみ出してくるんと回しておくときにやりにくいかと思ったんだけど、慣れればつまむ時点で正しい方向に持つことができるから問題ない。

形のバラツキも店主が行ってたように、写真で見るより実際に使った方が「アジ」があるね。

ぼくの flickr ページには他の写真も載せてるんで、お暇なときに見てみてください。ちなみにこのショップの方はブログも書いていて^^、日々スケルトン碁石の普及に励んでいらっしゃるようです。

# ちなみに本記事、Affiliate でもなんでもないですからね^^

2007年01月31日

コミと囲碁(初心者へのエール)

# このところコメントなんかでやりとりしてた人との議論とは関係ないんだけど。

コミ。今、六目半ですよね。

で、初心者のうち、互先で白を持って、コミで勝っても全く嬉しくないでしょう? 「なんだ盤面で負けてるのか!」って思うでしょ?

フツ~です(笑)。

なんとか碁が打てるようになった時期ってね。人から「碁は半目勝てば良いのです」と言われたりするでしょ。私も何度も何度もウワテから言われた。でも、たとえば互先の白で半目勝っても嬉しくないし、あるいは黒で半目勝ちとかも「なんだかな~」と思ったりする。

気にしないでください^^。

そういう時期って、ヨセになっても 10 目差とかわかんないでしょ。へたすると目算しても 10 目とか計算間違いしてたりするでしょ。そんな頃に「半目勝てれば良い」なんて思えるわけがないんです。

徐々にね。「あ、この碁は盤面で3目くらい勝ってるみたいだ」とか、「これはどう緩んでもコミにかかる」とかが「感じ」でわかるようになります。

「碁は半目勝てば良い」ってのは、間違いなく正しい。正しいけれど「自分が打ってるときになかなかそう思えない」ってのは全く気にしなくていい。ある日突然「2目はいい?」ってのが「身体で」わかるようになるんです。

そんな日を迎えたとき。赤飯炊きたくなりますよ、きっと(笑)。

2007年02月05日

囲碁本たち

囲碁本たち結構整理したんですけどね。棚の表裏や、この棚以外にも囲碁本がたくさん。

一番買ったのは碁を始めて間もない頃でしたね。そういう時期はとにかく「碁が解らない」から。何もわからず打っていても進歩ない、ないし無駄なので、なんとか早く碁を理解したいと思ったものでした。

ところで。

写っている範囲だけにしても、日本棋院の新書シリーズはもう必要ないものですね。適当に配ってこようかと思います。私に会う可能性のある方で、「これ、あんたにはもういらんだろ。くれっ!」って本があれば言ってください。「『怒濤の譜』くれ!」とかふざけたことは却下(笑)。

新書シリーズ。日本棋院2階で二段くらいになるまでは結構役に立った本もあります。

2007年02月06日

夫婦囲碁

週刊碁で連載中の「サルスベリがとまらない」(新井素子)。先週(2月5日号)は「夫婦で囲碁(3)」でしたね。夫婦で打つのは味が悪い、と。

それに呼応するコラムが昨日の日経夕刊に載っていましたね。小川誠子六段が指導されていた夫婦。奥様が強くなったのに、二人で対局すると必ず奥様が負けて「あげる」という話。それが夫婦円満の秘訣で「負けるが勝ち」だと。

ふむ~。

きっと奥様の方が「相当に」強くなられたんでしょうねえ。負けることを楽しむことって、少なくとも私の場合は結構な棋力差がないとできない^^。

私はよく「五子からはライバル」なんて言ってます。九子や八子で負けると「よく勝ってくれた!」と(基本的には(笑))思うんだけど、でも五子くらいから負けると悔し~(^^;。

あ、でも自分が五子置いて負けるのはそんなに悔しくないな…。五子も置いて負けると負けた原因が分かりすぎるからかな? 置かせたときは悔しくて、置いたときは悔しくないってのはちょっと矛盾してるかなあ。

それはともかく、個人的には、親しくて同程度の棋力の人と打つのはちょっと味悪く感じてしまう。世の中には「碁敵」と称する仲良しさんもいらっしゃいますよね。私は心が狭すぎるのか、なかなかそういう関係が想像できません^^。

# 今のところあり得ないけど…
# こばぴが互先になったらどうしよう^^

2007年02月08日

石の置き方(動画)。

石を置くとき、一般的にはまず親指と人差し指で挟み、そして石をくるんとひっくり返して打ちます。

私がこの動きを教わったのは小林覚九段。

この動きと、それから石を置くときに「ぱちんっ!」と鳴らす方法を1時間くらいかけて教わりました(笑)。「ぱちんっ」の方法は、また後日公開します^^。

2007年02月10日

小林流にカカリを打った山下棋聖棋譜解説on碁ワールド

「『碁ワールド』棋戦解説に提言す」という「対局日誌」の記事について。

最初はコメントにしようと思ってたのに、ちょっと長くなってコメントで書けなくなった計画性のない私です…。だから記事としてもまとまってません。

で。「対局日誌」記事の全体的な部分はおいといて「部分」についてだけ。

図のように白の山下プロは、小林流に対し「不利」とされる一間高にカカり、黒のハサみに白10。 これに対し解説の石田章プロは「タイトル戦という大舞台で、敢えて不利とされる形に挑んだことに、敬意を表しましょう」と言っているが、そんなことはどうでもよろしい。

まず、きっと多くの読者がこの「やっぱ不利になったよなあ」というニュアンスに「救い」を感じたことは言っておきたい(^^)。私も弟子には「絶対打つんじゃねえ。打ったら破門」とか言ってます(笑)。

でも山下棋聖は打ちました。「む~、困ったことになった」と思いましたよ、実際。ただ、その後の碁を見れば「ぜんぶやる」が山下棋聖の目的であったことは明か。私たち(私とその弟子)ごときは、そんな「ぜんぶやる」モードで行くと碁じゃなくなるんですよ。読み抜けばっかりでね。だからこの碁の山下棋聖の打ち方を見て「うん! 俺が弟子に禁じていることは間違いじゃないぞ!」と思った。

そんな中でね。石田九段の「やっぱね~」は結構幸せに感じたのです。つまりあの文章も「どうでもよろし」くはぜんぜんないんですね(^^)。

次に

一体、山下プロが暖めていた構想はなんだったのか?
そしてそれが、どうして日の目をみなかったのか。
それがまるっきり省かれている。

という部分。これね。私もこの碁について、数人の棋士に聞きました。「敢えて不利と言われてる手を打ったのはなぜか」。結構な先生方が「あれくらいで有利不利が決まるものだと思いたくない」とか「思いたくないと思ったのではないか」とか「やれないわけはないんだと思う」とか、そういう回答があったんですよ。

中韓に置いて行かれたといわれる中、棋士にも「希望」や「矜持」や「焦り」みたいなものもあるはず。また、「これは形じゃありません」と言えば「だから中韓に」と言われちゃう。それで言えないのもあるはず。

と、思って今「碁ワールド」の一月号を開きましたが、石田九段、言ってるじゃないですか。

本譜の手順は超難解、一般アマチュアの理解範囲を越えているので、手順を一気に加速させる(碁ワールド1月号)

ここから「不利と言われる形を打つのであれば、難解な戦いをヤッテイク覚悟が必要だったのだ」ということと、「山下棋聖はその難解さの中から手を見つけるはずであった」ということがわかりますね。解説が多すぎてもむしろ棋譜が見えなくなるレベルの私であってみれば、こういう略し方は結構歓迎します。

そこを略して後に「一手ヨセコウの考え方」が解説されているけれど、私ごときのレベルではそういうのがむしろ、凄く嬉しい。

碁ワールド、ね。今の私は取り敢ず「目の前に棋譜があれば並べてみる」という「サル」の状態だから、誌面に不満はさほど感じていません(先日の GnuGo のこととかは結構むかついたし、漫画もどうかとは思う)。

誌面を見て、自分のレベルより低い記事には「気付き」だけを求めてたりもします。「ああ、そういうところ、ちょっと見落としてたな」ってな感じ。

自分にとってより高度な記事は、ついでのときにプロの先生に教えて貰う(笑)。

あ、そっか。私はプロの先生に気軽に尋ねられる環境(と、言うか人格^^?)があるから不満を感じにくいのかな。

いや、正直に言っておくべきか。「やっていく碁」ってのは個人的に好きじゃないし、理解できない。だからこの碁も私には理解できなかった。「私のレベルじゃない」と思ったから理解しようとも思わなかった。

でも、今なぞって見てみた石田九段の記事に関しては、不満を感じるところはありませんでした。

関西「囲碁学園」 from 日経新聞

関西の囲碁会のことはほとんど知りません。

本日の日経新聞夕刊「芸文余話」というコーナーの見出しは「関西『囲碁学園』運営起動に」。

「何か」はやってるだろうと想像はできますが、調べてみたことはありませんでした。

最初はアマ強豪の菊池康郎氏が主催する緑星学園(本部・東京)の見よう見まねだった。勉強中は正座を崩さないなどしつけを重視し、子供に落ち着き、集中力をつけさせる。

なるほど。正座については医学的検知からいろんな見解があるみたいだけど、よく知らないのでパス。ただ私も、小学生中学年くらいまで、食事時は正座でした。

学園設立後に起きた漫画『ヒカルの碁』ブームは一巡したが、現在でも大阪校(大阪市北区)と茨木校(茨木)の二校合わせて百人余りが通い、受験を終えて再び囲碁を始めるケースも含め、参加希望者は依然、多いという。

む。ってことは関西棋院。ヒカルの碁ブーム以前から「囲碁学園」、やってましたか。私は碁を始めたのはヒカ碁以降なんですが、確か日本棋院の「子供に対する重点対策(仮称、ってか勝手に付けただけ^^)」も、ヒカ碁以降しばらくしてからのことだったような…<この見解は全く根拠はなく、日本棋院に通いまくっているうちに感じた単なる感想です。

関西、結構頑張ってますね^^。いつも「強い棋士をこちらにトレードして欲しい」とか阿呆なことを言っていますが(苦笑)、感心しましたです。

2007年02月11日

模様のスキをつく

山田規三生九段の囲碁講座。結構楽しいですよね。

本人に「楽しいですね。いつも楽しみにしています」と言ったときは「ちょっと難しいんじゃないかと言われてます」ってことだったけれども…。本を読んで囲碁を勉強し(ちなみにエスペラント語で碁は goo と言うらしい^^)、そしてちょっと打てるようになってきた人にも楽しめる講座だと思うんだけどな。

で、今日のテーマは「模様のスキをつく」。

私も一時、模様碁が嫌いでしょうがありませんでした。「ツケは筋が悪い」とか「深く打ち込んでばかりは『ヤキモチだ』」という「行儀面」を先に習ったせいもあるのかな。相手が模様碁にしてきたら、こちらも模様にして囲い合いにするくらいしか勝てなかった時期もある。

# 今は相手の模様碁はわりと好きです(^^)

「模様碁」ということで忘れられないこと。「ここが模様になりましたね」とあるプロ棋士が言ったとき。「先生、それは何模様ですか?」と尋ねた人がいました。「模様」という言葉を「市松模様」だの「縞模様」と考えていたんでしょうね^^。

2007年02月12日

デューイに教わる囲碁。

強い意志と弱い意志の主な相違は知的なものであって、それは、どれほど粘り強く十分に結果を考え抜くかという点にある。(デューイ『民主主義と教育』(上) )

こういうこと言われると、困るんだよなあ(苦笑)。

囲碁で手を読んでるとき。主に「形」の手から読まなくちゃいけない局面になれば結構手が読める。てか、読みたくなれば結構どこまででも(おー、言い過ぎだー!)読める。

でも「形」じゃないところでの読みって、一層難しかったりしませんか^^。途中参考図で過去のプロ棋譜なんかを使うことができない。私はそういう碁が一番苦手。

「う~ん。ま、こんな相場か。でも相手もここまでは読まねえんじゃあねえか?」。

気付くと自分で「そんな塩梅」とか言って読みを止めてたりする。かつ「抜けがあるんじゃない?」と問いただしても「まあそんときゃあそんときで読み直せば良いわけだし」。

そういうときに思い出すと辛い言葉。「主な相違は知的なものであって」。が~ん。

何度か書いたけど家庭教師の先生にも言われたもんな。「あの~、頭良いんだからちゃんと読んで下さい」。

むむ~。明日(ってか今日か)はこばぴごときが「詰碁をまかせろ」と言ってるらしい。なら俺も「えむだぁ、頭良いじゃん」と言われる戦いを見せてきてやろうか(笑)。

2007年02月20日

棋譜覚え

棋譜を覚えるとき、MultiGo を使っているというのは何度も書きました。

最近、どうも碁盤に並べて覚える方が早くなってきたようなのですが、PCの前にいると同時進行でいろんなことができますし…。

趙治勲のシノギ

で、棋譜を覚えるときって、自分なりに納得しつつ並べていかないと覚えられません。だから私はコメント欄にどんどん自分なりの解説や疑問点を書いていく。

覚え終えて面白い棋譜だと、ウワテの方に送って指導を受けたり、あるいはシタテの方に送って参考にしてもらったりしています。一応疑問点なんかは先生やウワテの方に尋ねてから書いているので、それなりに参考にして下さっているようです^^。

上の図は、先日記事にも書いたNHK杯。趙治勲十段と羽根直樹九段。
並べてみても面白かったです(^^)。

棋譜の欲しい方は棋譜でーたべーすに登録されていました。

対局場のマナー

私はあまり碁会所に行ったことがないのでわからないのですが。

今日、「1局しか打たずに去っていく人がいる!」と怒ってる方が、日本棋院のネット対局場にいらっしゃいました^^。

この怒り、私にはぜんぜんわかんないんですね。

その人曰く「同好会とかそういうところで打てば、続けて2、3局は打つだろう!」と。

え、そうなんですか? いやみでもなんでもなく、私はそういうのを全然知らなかった。

確かに、高田馬場の碁会所は標準が三番碁になってる。一度行って「うひゃ~、最低二局は打たなくちゃいけないのか」とびっくりした。

そういえば八重洲囲碁センターでも、私が一局だけ打って「ありがとうございました」と退席しようとするとびっくりしてる人がいたな。

でも渋谷とか、、、え~と、他、あまり行ったことがないな^^、少なくとも日本棋院二階の対局場は「2番は打つ」なんてキメは全くなかった。

普通は2、3局打つものなんですか?

実は私。あまり続けて打てないんですよ。ただでさえ気もそぞろなじじーだから、1局打つとそれなりに休憩しないとダメ。ネット碁でもシタテの人に「ちょっと失敗だったからもう一局」と言われれば受けるけど、互先の碁とかだと続けて打ちたくない(翌日覚えていない深夜の酔っぱらい状態のときは結構続けて打ってるみたい…)。

# そもそも打つのがあまり好きじゃねーんだものな^^

碁会所って、人が少ないからという理由で連続対局が一般的だったりするのかな。あるいはみんな「お友達」になってて、ひねもす打つのが楽しいひとばかりとか。

ちょっとした異文化体験でした(^^)。

2007年02月25日

面白かったエース交易ゴールデンレディース

いや~。遅れて気付いて、メンツを見るとお世話になった先生ばかり。「こりゃやべえ」と締め切り後に手配したエース交易ゴールデンレディース。

面白かったなあ。

まず驚いたのが入り口で配られた袋。エース交易の案内パンフレットなんかに混ざって『覚のサバキ』が入ってるじゃないですか! こりゃやりすぎだろ、エース交易^^。内緒にしてたんだけど、まだ買ってなかったんだよなあ。同行した友人のひとりは「俺、持ってるんだけど…」(笑)。

対局者は青木喜久代八段(ゴールデンレディースは前年度勝者が勝ち残り)と矢代久美子五段。解説が小林千寿先生で聞き手が大沢奈留美三段。そして大盤碁石並べは大沢奈留美三段弟の大沢君でした。スーツ着てたから誰だかわかんなかったよ^^。

秒読み・記録は巻幡多栄子三段と中島美絵子初段。

あのさ。プロの付けた棋譜ってなんか興味があるでしょう? ない? 私、ずっと前から「棋聖戦の棋譜なんかオークションしたら結構値が付くぜ」とか言ってたんですよね^^。封じ手の封筒なんかもさ、今は知らないけど昔は捨ててたらしい。

game record written by makihata taeko 3p
エース交易はわかってるなあ。イベント終了後、巻幡多栄子三段直筆棋譜のコピーを配布してた。これ、結構嬉しいぜ!

さら対局中にも「次の一手」クイズがあって、ヒント提示者は特別ゲストの高梨聖健八段。

本当は、山下敬吾棋聖の義理の兄である高梨聖健八段と、小林覚九段の実姉である二人で盛り上がろうという狙いだったらしいんだけど、残念ながら棋聖戦は前日にて終了。狙いはちとはずれてしまいましたね^^。

但しこの「次の一手」クイズ。囲碁についてはともかく強運を持つ私。正解の上に抽選にもあたって十三路盤マグネットボードを頂きました。

抽選をして下さったのは矢代久美子女流本因坊。「箱から紙を引き出したらとりさんの名前があったから戻そうと思ったんですけどね」。会場でたまたま出会った昔たくさん教えて頂いた高段者も「君はほんと運だけで碁界を渡っているな」(笑)。

さらにさらに。

私は指導碁の抽選にもあたって指導碁が受けられることに^^。いえ、まあ「う~ん、まああたるんじゃないかな」と予想してはいたんですが。

その指導碁の話は別に書きます^^。

あ、ちなみにこの対局の勝者は矢代久美子女流本因坊。賞金100万円をその場で授与されていました。鳳凰杯も一時はその場で100万円を渡していたらしいですけど、なんか面白いですね~。

千寿五段にハガされる?!

playing with kobayashi chizu 5p
で、指導碁ですよ。

抽選の結果、実は私、巻幡多栄子三段に指導して頂けることになったんです。でも私、巻幡先生とは教室で打つ機会が結構あるんですね。

小林千寿先生にはたくさんお世話になりましたが、ここしばらく打つ機会がない。先生に私の成長も見て貰いたい。

幸い、友人のT君が小林千寿五段との指導碁を引き当てていました。「あのさ、君。交代してくれない?」。T君に取ってみれば私は一応のシショースジ。私が言えば断れない(すまん(笑))。そんなわけで私が千寿先生と打つことになったのでした。

最近の私の先生方との手合は五子。「千寿先生、見てみて下さい!」の思いで五子置きます。

気合い充分な私。千寿先生が初手カカリを打ってワンテンポ置いてウケを打ちました。そこで千寿先生。

「あれ、シショー(千寿先生が私を呼ぶ渾名です)、五子なの? 四子にしなさいよ」。

i'm losing badly against kobayashi chizu 5p
千寿先生は徐ろに天元の石を私の碁笥にしまいます^^。ぐお。千寿先生はもちろん私にとってシショースジ。私も全く抵抗できません。「で~、四子ですか~。こうなると勝負云々じゃなくて、私がどう打つようになったのかを見て頂くしかないなあ」。

小考。

五子の構想から四子の構想に切り換え。先に書いたようにもはや勝負にならないことは明らかなので、「勉強したこと」を見て頂くしかありません。そこで私は「あれ、いってみるか」。

地取りで陰険なのが私の棋風。しかし勝負にならないのであれば大きく構えて、それをどう打ちこなすか見て頂くのも良い経験だろう。構想を立て直して、集中力を高めます。

「ところでシショー、次回のハンス・ピーチ杯はね…」。

げ~ん(笑)。千寿先生、旧交を温めようとして下さってる^^。それはそれでむちゃんこ嬉しい。しかしただでさえ集中力を欠く私。「俺は真剣に碁を打っているんだぜ」のポーズも崩れればもはや尊敬する先生の前で碁になりません^^。写真の通りボロ負け(苦笑)。

「シショー、今三段くらいで打ってるの?」。「ええ、一応教室では三段で…」。「そう、三段は絶対あるわね」。

一応救いの言葉^^。

まあ千寿先生は、どんな相手と打つときもほぼ持碁になることを目指して打つ先生。常に余力を持って打っていらっしゃる。そんな相手に「勝負だ~」と熱くなりかけた私も何か間違えていた。でも先生、また「成長の跡」を見て頂けるよう、精進致しますからね(^^)。

自分から希望して千寿先生との対局に変更して貰っておいてなんだけど。なんかえれー緊張したみたい(笑)。家に戻って高尾-金秀俊戦のネット中継を見ているうちに爆睡モードに移ってしまいましたとさ^^。

人の言う通り「ラッキー過ぎる」私ですが、ラッキーはラッキーなりに疲れもするものです(笑)。

指導碁こぼれ話

先の記事に書いたように、小林千寿五段にご指導頂いた私。

千寿先生に打って頂けるようになった私は考えました。「うん、先生のご指示通り、あれから棋譜を百局覚えました」と主張して、「では先生昨日の棋聖戦を並べましょうか」と提案してみたらどうだろう。

ご存じのように小林覚九段は小林千寿先生の弟。「では私が山下敬吾棋聖役をやります」。

「おー良いアイデアじゃね?」とひとり盛り上がる私。そこに友人から冷たいひと言。小林挑戦者投了後から「ではここから打ちましょうか」と言われたらどうすんの?

げ~ん。確かにそうだ。確か王銘エン九段が「盤面勝負」と言っていたよなあ。かつ「僕ならもうちょっと打つ」とも言っていたよなあ。ならば私は負けるに違いない^^。

と、いうわけで普通の対局になったのでした。

また、対局中もいろいろとお話を頂いたんですけどね。

隣の人曰く「プロの先生と打って貰う機会なんてほとんどありませんので」。それを受けた千寿先生。「ほらシショー、それが普通なのよ!」。隣の人、私のことを(ちょっと)尊敬モードで見つめます。「はあ、関係者の方なのですか」。

私が答える前にさらに千寿先生が答えて下さいます。「この人は日本棋院に出入り、、、じゃなくて、日本棋院に住んでるのよね。私なんかよりよっぽどたくさんの時間棋院にいます」とかなんとか。

隣の方はちょっと驚きつつ私の盤面をじっと見る。で~。恥ずかしいからやめてくれっての^^。

千寿先生はご存じのように、ずっと国際普及の仕事をされている棋士ですね。で、来年からもまた一層国際普及に力を注ぐことが決まったところでもあります。「ハンス君がね」とそういう話がたくさん出てきました。

良い機会を頂きましてありがとうございました>小林千寿先生並びにエース交易。良い一日でした。

■ きのうゲットしたもの


  • 『覚のサバキ』
  • 十三路盤マグネット碁盤
  • 巻幡多栄子三段直筆棋譜のコピー
  • 小林千寿五段との指導碁
  • いろんな思い出… priceless

2007年02月28日

日経新聞に小林千寿五段の記事

碁を打つ人って、結構日経新聞読者率が高いかなとなんとなく思ってたんだけど。でも考えてみればリタイア組の方も多いわけで、実はさほど率は高くないのかなあ。

そんな話はともかく。

本日の日経朝刊。文化欄に結構長い小林千寿五段の記事が掲載されています。文化交流使の話から、国際交流の話が主ですね。

ところでこの文化交流使。週刊碁でタイトルだけ見ていたんですよね。で、これは日本棋院が任命したのかと思ったら文化庁の任命なんですね。文化庁のサイトにちゃんと文化交流使というものについてまとめられていました。

そういえばね。

アマチュアのペア碁国際戦にも世界各国の棋士が参加します。面白い衣装で参加してた南アフリカ代表ペア。彼らは現地の囲碁協会(?)関係者みたいなんだけど、南アにはぜんぜんプロが来てくれないなんて話もしてたな。まあ南アは国際舞台に復帰したのがそんなに遠い昔ではないので仕方ないのかもしれないけれど。

「じゃあ俺がやってやる」なんて個人の気合いで海外にいったりすると、「協会」とは名ばかりで、特定個人の知り合いばかり集まって、なかなか「普及」という目的に合致しないこともあるのだとか。

小林千寿五段は既に海外普及に長い経験と実績をお持ちの方。そういう方を慕って日本に来る外国人と碁が打てたりするのは、かなり楽しいことですよね(^^)。

# もうちょっと強くならないと日本が舐められるか^^。

2007年03月02日

いろんなことを知らないプロ棋士^^?

「対局日誌」というブログの記事に「定石知らずの棋聖?」って記事があった。

記事が参照している朝日新聞は読んでないんだけど、

最近タイトル戦で不利とされる変化に踏み込んだのも、案外読みに任せて踏み入ってみたら、思わぬ森の中に迷い込んでいただけという面もあったのかも?(対局日誌)
これはないと思うな。山下棋聖が打ったのはあまりに有名な形だし、またその後も「こう打った以上は全面戦争しかない」という態度が明確だったし。

ところで「プロの知らない」。これに結構騙されたり、あるいは逆に驚いたり、いろいろありますね^^。

私の最初の大失敗は小林覚九段。覚先生はしばしば「詰碁は苦手」とおっしゃってました。ところがある日、連続でたくさんの詰碁問題を出してくださったんですよね。「先生、詰碁は苦手とおっしゃってたじゃないですか!」と主張した私。

となりで見ていた高段者が驚いて私を叱りましたよ。「君、先生のおっしゃる苦手と君の言う苦手の間にどれだけの距離があると思ってるんだ!」^^。いや、まあ私の「先生も苦手」もある意味シャレだったんだけど、確かに失礼な話だった^^。

ハネにはサガリあと三々の変化ね。これはちょっと名前を出したくないんだけど、とある女流棋士。一間に挟んだ後の三々フリカワリ定石。アマはみんな相手がハネればサガリってのを知ってる。

プロはそもそも跳ねませんね。私の Kombilo だと、白のハイまでが 1847 ヒット。そこから黒がハネル図は6件しかない。それらにしても「周囲の状況」があるときの話で、単独のハネを試したのは趙治勲大先生ただひとりと言ってもいいくらい。

こういう状況で「ここ跳ねられたらどう打つのがベストか知ってますか?」と、とある棋士が問いました。「サガリでしょ」の即答に棋士は結構びっくり。「なんでそんなもん即答できるんですか?」。そりゃ私たちはそういう「変な碁」をたくさん打ってるからね(苦笑)。

あと、これは名前を出しても良いんだけど、矢代女流本因坊。ちょっと形を忘れちゃったんだけど「たまにこういう変な手を打たれてしまいます。その手は知らないんだけど、それにはこう応じます」。

矢代先生の「変な手」は確かにアマしか打たないような変ちょこりんな手。プロが打つわけのないところだったんで問うてみたんですよ。「先生それは指導碁のときに打たれて、それで勉強したんですか」。

矢代先生曰く「いえ、一見してこれが一番相手からの利きが少ないですから、わからなくてもそう打つのが正解に近いと判断します」と。

かっこいいなと思いましたね^^。

なんかそんな経験を積んで、プロの「知らない」に眉唾するようになりました^^。ちなみに「最近タイトル戦で不利とされる変化に踏み込んだ」話。

孔令文五段とここの変化について立ち話したとき。彼も遺憾ながら(?)格好良かったな。「プロとしてそんなところで碁が決まると思いたくない意図もあります」。

なんだ、このやろ~。格好良いじゃないか(^^)。

2007年03月04日

マイブームな言葉 ~ タネ石

最近マイブームの言葉。それは「タネ石」。

タネ石のある碁なんて嫌いだ

と、いう風に使います^^。

私ね~。何度も言ってますけど「面倒くさい碁が嫌い」。もちろん面倒くささ自体嫌いなんだけど、私ごときのレベルだと、面倒くさい碁になると絶対に「大チョンボ」がある。そういう大チョンボのある碁って勝っても負けても楽しくない…

# それでもそれを楽しいという人がいるということは、碁を始めて3年くらいして
# ようやく学びました^^。

「タネ石」ってのができそうになったら引くところから読む。引いて打てないなら捨てるところから読む。

でも。「がんがんやり合う人の方が成長は早い」というのが通説ですから、そんな打ち方は真似をしない方が良いのだとは思います(^^)。

2007年03月05日

華麗な趙善津

そういえば昨日のNHK杯。

王銘エン九段が「誰も言わないんですが」と強調しつつ(笑)、趙善津九段の打ち回しを「華麗」と評価されてましたね。趙善津九段については、有名なわりになぜかあまり棋譜を並べたことがほとんどないので「華麗」については意見できません。

ただ「誰も言わないんですが」に関係して。

昔、これも名前出せないんだろうなあ、ある先生に対して、「趙善津先生って歴代本因坊の中で一番お優しい感じの顔つきをされた先生ですね」と言ったことがあります。

某先生曰く「ほ~、アマの方はそう思ってるんですか」。

む? なんかちょっとその言い方怖いんですけど^^。そういえば趙善津先生にはお目にかかったこともない。でも昨日のNHK杯での検討の様子など見ていると、「優しそう」に大きな間違いはないように見えるんですけどねえ。

但し。やはり番組の中で王銘エン九段もおっしゃってましたね。「プライベートでは言いたいことはきっちり言います」とかなんとか。

結構怖い先生なんでしょうかね^^?

2007年03月06日

海外で稼いで国内でばらまけ。

日本棋院のネット対局場での話。

むか~しの記事にも書いたんだけど、あるとき変態碁の練習ばかりしていました。お気に入りは「天元ジマリ」。初手で天元脇に打ち、次の着手で天元を挟んで一間に締まります。

これね。結構「イケル」と思うんですよね~。わりとまじめな対局で打ったこともあります。

他には五の5とか七の7とか、大目外し(?)とかいろいろ試したな。国内で試していると友人をなくすかもと恐れた私。主に韓国のサーバで試してたんですよね。

まあ不慣れな手を打つと負けが先行するわけですよ。負け始めると面白くなって、主に十秒碁で変態布石を試してみる^^。最高で十ランクくらい落ちたかなあ。

で、十ランクも下がれば普通に打てば絶対に負けないようになりますね。で、「せっかく普通に打つんなら」と日本サーバに戻ってしまう(苦笑)。「韓国で損したもの、韓国で取り返せばいいじゃん」と思うんだけど、どうも韓国サーバにいると「変なこと」がしてみたくなる^^。

でも、日本棋院ネット対局場の著名人に言われましたよ。「海外で稼いで国内でばらまけよ!」。

確かになあ。好みで変態碁を打って、それで失ったポイントを日本サーバで取り戻すのはなんかアジが悪い。「どうしたもんかな」と考えてた。

最近ね。それに解決策ができたんです。

最近日本サーバでは「酔っぱらい」のときにしか打たない。すると面白いように負けるわけですよ。で、まあ酔っぱらってはいるんだけど、今度は韓国に行って「普通の布石」で打つんですね。すると今度は愉快になるくらいに勝つ(笑)。

なんか趣旨が変わっているような気もするんだけど、最近の私。「海外で稼いで国内でばらまく」を実践できているようです(^^)。

2007年03月08日

週刊碁で「囲碁ちょっといい話」募集中

なかなか紙面と連動してくれない(笑)週刊碁ブログですが、珍しく紙面で募集している投稿に関する記事がありました。

募集しているのは「囲碁 ちょっといい話」。紙面から引用します。

本誌一五〇〇号(四月二日発売)で「囲碁 ちょっといい話」(仮)をご紹介する予定です。皆様の体験や思い出に残っている“笑顔こぼれる話”や“ホロリときてしまう話”などをお寄せ下さい。

う~んと、募集要項や応募方法も書こうかと思ったんだけど…。週刊碁ブログの方で「詳細は週刊碁3月12日号(現在発売中)の16面参照」と言っているから、書いてしまうと営業妨害かもしれない(笑)。週刊碁をご参照下さい^^。

ちなみに締切りは3月24日。げ。4月2日発売の紙面なのにやけに遅い締切りだ。仕事してんだな>週刊碁(笑)。

2007年03月10日

学生囲碁王座戦の記事

igo news from nikkei
【 世界学生囲碁王座戦 from 日経新聞 】
photo from flickr.
「あれ、週刊碁を読んでたんだっけな?」と勘違いしそうになった、日経の囲碁記事。

土曜日だとはいえ、さらに学生囲碁の話だとはいえ、囲碁の話が大きく載るとちょっと嬉しい^^。大会の結果は日本にとって嬉しいものじゃなかったみたいだけど。

尚、記事からよくわからなかったのは韓国のこと。これまで優勝経験のなかった韓国が「明知大」から二人を送り出してきたという文章。「この大学では囲碁を専門に勉強し、実力の高さでは定評がある」。

明知大が囲碁専門大学?

気になって Google ってみると最初にヒットするのは提携する大商大のページ。そこに明知大の説明があって、

キリスト教福音教会派の理念に基づき1948年に創設されました。現在では6つのカレッジに34学科と分科会、大学院、8つの研究科に74,000人を擁する、幼児教育からコンピュータ科学に至る分野までの教育機関です。キャンパスはソウル市内と郊外のヨンジン(Yongjin)にあり、韓国でも有数の私立の高等教育機関です。
とのこと。

ふむ。明知大が囲碁専門の大学というわけじゃなく、参加した二人が囲碁学科(?)みたいなところにいるってことなんですね、たぶん。

日本の囲碁には強くなって欲しいけど、大学の囲碁学部なんてものはできて欲しくないな^^。

2007年03月12日

囲碁大会全勝賞(re:貰って嬉しくないプレゼント)

日本棋院の全勝賞さて。昨日は以前の記事に書いた「オールアマ囲碁団体戦」でした。

結果は2勝1敗で、決勝トーナメント出場はならなかったものの、敢闘賞ってのを頂きました(^^)。敢闘賞の賞品は、趙治勲先生の扇子で、これは嬉しかった。

でもね。

うちのチーム、1人(T君)全勝者(と、言っても3局ですが)がいたんですよ。で、「全勝賞」を頂いた。私が受け取ってきたわけですが、受け取ったしゅんかん、手に「ずしっ」とくる。「おお、なんか良いものに違いない!」。T君をごまかして、自分で貰って帰ろうかとおもっちゃいました^^。

まあそういうわけにも行かず、T君に渡したんですが「凄い賞品ですよ」とT君。開けてみたら掲載写真の Bath Time Set(笑)。いや、資生堂は好きなブランドだけどさ。そういう問題じゃないよな。囲碁大会で全勝して、んでなぜ Bath Time Set なんか脈絡が見えん^^。

T君曰く。「賞品は、日本棋院の文字が入っていれば取り敢ずなんでも嬉しかったんですが…」。

そりゃそうだよな^^。

頂いておいてなんですが、日本棋院様におかれましては、何卒ファン心理というものに、いま少しの読みを入れて頂ければと思う次第ではございます(^^)。

囲碁を打つのにかかる時間は?

昨日の大会。すっごく驚いたこと。

私は「当然に」ハンデ戦に出ていますから、棋力によって石を置いたり置かせたり。で、二局目の相手の方に聞いたわけですよ。

「え~と、ランクは?」。

相手の方、答えて曰く「8級です」。

が~ん。もう自分のランクを言う必要もありませんでしたよ^^。「え~と…」と、こちらの棋力を尋ねようとする相手の方。「ええ。その。九子、置いて下さい」。

確かにハンデ戦にしか出られない自分の実力がナニだけど(悲しい)、大会で九子は疲れるよな~^^。

大会で九子ってのにもまあ驚いたんだけど、もっと驚いたのは終局後。

大会だから当然時計を使います。相手の方の時計はほぼ切れそうになってたんだけど、こちらの時計がなんと5分しか進んでない(笑)。

いつも自分で「読んでないなあ、俺」と思ってたんだけど、まさにそれが証明されてしまいましたとさ(苦笑)。一応作り碁だったんですけどね。作り碁で5分ってのはちょっとなんですよねえ^^。

2007年03月13日

成長著しい少年との九子局

囲碁ってね。初心者のうちは整地してみないと勝敗がわからないんだけど、ある程度になるとみんな「目算」ってのをするようになります。

なんか「目算」とか言うテクニカルタームを使うと難しそうだけど、要するに相互の地を数えるって作業のこと。昔「目算ってどうやるんですか?」と尋ねると「ん? 地を数えればいいだけだよ」と言われて「なるほど~」と開眼した(笑)。

そんなわけで私、目算にはかなり自信があるんですけどね。

昨日は一流中学に通う少年と九子局。まだ碁を始めたばかりで、これまでに4回くらい打ったかなあ。たださすが一流中学生ってわけなのか、毎回毎回どこかで成長を見せてくれるのがむちゃ嬉しい。

「あれ、この形、前は打たなかったね? どこかで勉強したのかな?」と問えば「以前打って頂いたときに、そこはそう打つものだとおっしゃってましたよ」と、ちゃんとこっちの「指導」を覚えていてくれる。う~、かわいい^^。

で、昨日はさらに進化して、部分的に見ると私なんかとさほど変わらない「形」を打つ。3手、感動した手があったなあ。

途中目算しながら打ってたんだけど、ヨセでかなり得をしても若干黒に残りそうな塩梅。コヨセになって目算してもやっぱり黒が数目残ってる。「おお、やったなこの野郎!」と思ったですよ。「すごいじゃん、君!」。F先生にも「この子、俺に九子で勝ったよ~」と報告。

でね。

作ってみると黒が数目足りないんですよ^^。え~、そりゃおかしいだろ~。俺の立場もないし~。

もしかするとね。彼の「手」に感動しちゃったので、どこかその影響で(?)目算が狂ってたのかもしれない。でももっと疑わしいこと。それは「彼が整地を間違えたんじゃないか」という疑い^^。

囲碁では整地をするとき、お互いに相手の地を作ります。黒を作り終えて見ると、なんか白の整地に戸惑って、地の境界線がわからない状態になってるところがあった。「うん? そこはなに?」と問えば彼は「え、えっと白地ですっ!」と、さっと囲ってしまったんだけど、そこが間違えていたんではなかろうか…。

本当に気になるなら並べ返してあげれば良いんだけど、九子局とか絶対に並べ返せないしな。

結局私の勝ちってことで終局してしまったけど。

でもたぶん次は勝てるね!>中学生。言ったことを次々消化して、石の形なんかがみるみる良くなってくるシタテを見るのはウワテ冥利に尽きるとしたものです。いや~、彼の存在はとっても嬉しい。

嬉しすぎて5、6千円もするバスケットの本をあげたり(もう10年ほど前に買って、私は熟読済み)、なんかのイベントで貰った扇子をあげたりしたんだけど、、、。そういう面で誤解されないよう気を付けて、末永いお付き合いを願う次第です(笑)。

2007年03月14日

M田定石の日々。

M田定石最近、「M田定石」を打つことが多いですね。

これ、私の持っていた小目の定石本で、長い定石としては初めて出てたもの。「最初に覚えた」というか、最初に「覚えて嬉しくなった」定石なんですよ(^^)。「この定石面白い」と書いたら、当時変化形など全く知らない私が面白がることを揶揄して「M田定石」と一部で呼ばれるようになったのでした(苦笑)。

昨日はさっき書いた少年との碁でも、二カ所でM田定石ヴァリエーションが出てきた。ひとつはツケを打たずにコスミで打つ変化。もうひとつは図の形になるべきところを、彼が手順前後にしてしまった。

二子なんだからそういう相手のミスがあれば勝てよと思うわけなんだけど、なんか「それは定石と違うぞ」という思いが強くて、「咎めようっ」と思ううちにヤリスギちゃったみたい。

また、昨日は帰宅後恒例の「酔っぱらい碁」でも、この定石が出てきた。

相手の方のシチョウがよくて、定石通り曲がったところ。普通シチョウが悪いと外を動いて収拾に行くんだけど、なんか酔っぱらいには隅を動いて打てるような気がしてたらしい(あまり覚えてない)。

今度は相手の方が「咎めようっ!」と思いすぎて大石ツブレ^^。

あいや~。きちんと定石を打った人に大損をさせてしまう碁は、個人的にアジ悪いっす。失礼しました>相手の方。酔っぱらいのすることでご容赦を。

今日になって棋譜を見て。「普通に中央を制せられたら終わってるじゃん」と気付きました^^。

2007年03月15日

レーティング打つ人と打たない人

ネット対局場にはたいてい、「レーティング対局」と「自由対局」があります。

レーティング対局ってのは打つと自分のランクが上下する(可能性のある)対局。ネット対局場3級だとするとレーティングで10連敗くらいすると5級だか6級だとかに下がる。逆に10連勝くらいすると1級くらいになるのかな。

自由対局ってのは勝っても負けてもランクには影響しない対局。日本棋院のネット対局場は置き石は自動的に全て自由対局になりますね。

で、個人の好きずきだし、事情も様々だから一概には言えないんだけど、どちらかと言えばレーティングを打ってる人の方が「信頼できる感じ」がしたりしませんか^^。私、そうなんですよ。自分でそう感じることに気付いて、それで酔っぱらいでもレーティングを打つように心懸けてる^^<それはそれでいい迷惑かもしれないが。

シタテの方と打たせて頂くときにね。

「え~、あきらかに棋力とランクがマッチしてないんですけど」と思う方もいらっしゃいますよね。まあその場合でも感じ方は様々なんですが、いきなり申し込まれて、それで棋力とレートがまったく一致してないと、ちょっとガッカリしちゃいます。レートを偽って、それでウワテの油断に付け込んで(?)勝とうという気持ちなのかなあと邪推したり(繰り返しますがケースバイケースです^^)。

私がイジケやすい性格だから、私のような考え方は少数派かもしれません。でも、少数かもしれないけれど、そういう人もいます。

なので、ウワテと打って指導して貰いたいと思うような場合、自分なりに一所懸命レーティングを打って、それで棋力に応じたレートを身につけた方が、ウワテの方も受けてくれやすくなるかもしれません。

# いや、全然的はずれかもしれないけどね^^。

2007年03月19日

本当に20級になりやがりました(笑)。

こばぴ、ネット碁で本当に20級にまで墜ちていきました(笑)。中学生じゃねえんだから、今更『堕落論』でもねえんだがな(苦笑)。

20級まで墜ちていった理由のひとつは、むろんヘボだから。いろんな人に教わったことが何一つできなくなっちゃあ負けるわなあ。

もうひとつ、これは私から受け継いでいるんだけど「想定外」の手を打たれると、ほんとぼろぼろになる。先生たちウワテの方と打つと、相手の石の「おかげで」自分の石の形も「それなり」になる。でもそれなしに「自由に」打ってるとほんと見るに堪えないことになる。

これでなんだよ。ネット対局場ランクで俺と十七子かよ(笑)。あ、でも俺一度勝ったことがあるんだっけ^^?

まあ抜け出すためには。

きちんと「考えて」打つことだよなあ。「ああ、もうっ。こんな碁に負けるのっ!?」とか言いながら、自分でよりひどい形を打ってどんどん負けていくんだものなあ。

ま、俺も、ネット碁の「独創的」な打ち方に負け続けた時代はあったけどさ。なんかでも今のこばぴの碁は「頭を使いましょう」としか反省できなくね^^?

俺の弟子ではなく、誰かの弟子だと名乗りたいらしいが、もうちょっと努力しねえとなあ。

2007年03月20日

趙治勲クラウド

日本棋院から、獲得タイトルが70になった趙治勲大先生に関するプレスリリースが出てた。なかなか興味深い記事ですね。取り敢ずGJ>日本棋院。


プロ十傑戦 三星火災 八強争覇戦 十段 名人 天元 富士通杯 新鋭トーナメント 早碁選手権 本因坊 棋聖 王座 碁聖 竜星 阿含桐山杯 鶴聖 JALスーパー JT杯星座 NEC杯 NHK杯 

んで、日本棋院だけGJだと悔しいので、自分でもGJやってみようと思った。

…。

だめ^^? 結構面白くないですか。それにしてもタイトルでここまで遊べる先生って趙治勲先生くらいかもしれないなあ。

尚、クラウドの中にある「JT杯星座」ってのは昔あった星座毎の棋戦。全然知らなかったんだけど、Kogo's Joseki Dictionary を訳してるときに出てきました。なんのことやらわからなくて日本棋院関係者に尋ねたりしたな^^。

早碁選手権7回優勝、NHK杯4回優勝を見てもわかる通り、早碁にも強い先生。最初はどんな碁でも序盤で時間を使い切る様子を見て「なんでこれで早碁が強いんだろう?」なんて思ってしまった。いくらでも時間がないと打てない人なのかと。

でもこの前のNHK杯解説でも言っていましたね。「むしろ2秒碁くらいの方が良い」と治勲先生がおっしゃっていたとか。

「ぼくは序盤で『こんな塩梅』というような感じで石を置いたことはない。全て読み切ってから打つ」ということをおっしゃったとも聞いています。

時間があればヨミキリで、なければ反射神経でも打てる。30秒+1分*10回ってのは結構半端で、それがためにしょっちゅう秒を読まれて「あ、そっか!」というぼやきが出てくるのでしょう^^。

趙治勲クラウド ~ 2

先の記事で、治勲先生の獲得タイトルをタグクラウド化しました。

今度は「タイトル戦で治勲先生にタイトルを献上してしまった棋士クラウド」です^^。

いやしかし。見るにつけ、趙治勲先生は本当に凄い棋士なんですね。

日本棋院がGJやってくれたんで遊べました。どうもありがとう>日本棋院。

三村智保 中小野田智己 依田紀基 加藤正夫 坂田栄男 大竹英雄 小林光一 小林覚 山下敬吾 山城宏 張栩 時本壱 朴永訓 林海峯 柳時熏 片岡聡 王立誠 石田芳夫 結城聡 羽根泰正 苑田勇一 藤沢秀行 銭宇平 
趙治勲にタイトル戦で二度以上敗れた棋士
小林光一12
大竹英雄9
加藤正夫8
王立誠6
小林覚3
林海峯3
依田紀基3
石田芳夫2
藤沢秀行2
柳時熏2
結城聡2
※ 元ネタは日本棋院のプレスリリース

2007年03月21日

古力と李昌鎬の碁ですよ!

そういえば昨日の碁

矢代先生がこの譜を打った数ヶ月後、甲級リーグで古力と李世石が途中まで同じ形を打っているんですよ(棋譜でーたべーすで棋譜を見る)。

もちろん途中から違う碁になっているんだけど、その「違った点」を矢代先生がうまく突いているのが、教室で扱った棋譜だったと評価したわけですよ。

「矢代先生、この碁が打たれたしばらく後、李世石と古力が同じような布石を打っているのはご存じでしたか?」。

先生答えて曰く。「残念ながらよくある布石ですね、これ」と(笑)。

でもそういう「似た譜」を見るのは勉強になります。「どう打っても」という局面で「相手がここに打ってこなかったのだからここは逃せない」という「プロの感覚」を見ることができますね。

弱いうちは「どう打っても一局」を「どう打ったって良いんだ」と勘違いしてしまうんだけど、「どう打っても」とは、「こちらに打てばあそこが必争点」というような意味なのだと理解できます。

2007年03月26日

日本棋院?!>山下棋聖トークライブ

日本棋院のネット対局場では、たまに旬の棋士による「トークライブ」というイベントが開催されます。

本人が本名で待合室にやってきて、いろんな話を聞かせてくれるイベント。これまで矢代女流本因坊も登場して、その時の中島初段のツッコミが笑えたな…。

そして今度。山下棋聖のトークライブが開催されることになったんですよね。って言ってももう明日のことなんですが。

最初は「ちっ、なんでぇ。火曜日かよ」と無視してたんですよ。火曜日は矢代・巻幡教室があるからネットに入れない。いくら山下棋聖のファン(彼が棋聖を獲った頃に碁を始めた影響もあります)だからと言っても、さすがに教室を休むのはアジが悪い。「月~水はやめて欲しいんですけど」と、冗談めかして知人に愚痴るくらい。

ところが。

本日予定を再度確認すると、開始予定時刻がなんと 16:00 じゃないですか(大笑)。こういうイベント、普通は19時くらいからなんですよね。それが 16 時。

なんかまた「引退したじじーとガキしか相手にしてねーのか」という批判が聞こえてきそうではあるけれど、個人的には大歓迎^^。

しかし想定される批判もものともせず、頑張ってくれるな(笑)>日本棋院。

2007年04月08日

碁打ちのダサイ・ダサクナイ

まずリアル碁の話から。

私、強いのにあまり囲碁界のことを知らない人って、めちゃ格好良いと思うんですよね^^。七段くらいの人が「覚先生って鳳凰杯優勝したことあんの?」とか聞いてると「ありますよっ!」と即答しつつ、「ああ、この人、超強いのにあまり碁界のことは知らないんだなあ」と「格好良く」思っちゃう。

逆はもちろん私のような立場。弱い癖にいろんなこと知ってて、かつ棋士にも結構顔見知りがいて…。なんか格好悪いの権化っぽい。まあだから自分なりには頑張ってるつもりなんですけどね^^。

そういえばとあるプロ棋士。「碁笥ってなんだっけ」と素で言ってるのが超格好良かったな(笑)。揶揄してると思われるに違いないから名前は出さないけどさ。

ネット碁。

こっちはやっぱり「挨拶なし」が、個人的には格好悪いと思うなあ…。対局前の挨拶は、まあしない人がいれば即投了して退出しちゃえばいい。何らかの事情で挨拶ができないだけかもしれないけど、でもそうでないケースの方が多いと思うから。

タチの悪いのは終局後。もう対局が終わってるからとくにどうすることもできないしな。

でも最初に挨拶をして、それで終局後、とくに自分が負けた碁で挨拶しないってのは「超格好悪い」と思うんだけどどうなんでしょうね。ひどい碁を打った人に挨拶なし退室が多いのも格好悪さに輪をかけてる感じ。

ま、そうだからと言って。

対局後に会話室みたいなところで「○○さん、挨拶しましょうよっ!」なんて言ってるのも個人的にはダサく感じます。ついでに「だからネット碁というところは」と妙な一般化で云々して「日本人の心意気はどうなったんだ」とかわけわかんない結論に結びつける人^^。冗談みたいだけど結構いらっしゃいますよねえ。

まあネット碁会所の待合室ってのは、よく言われるように「中二病」と「じじい(ぼくはこっち)」の天下らしいから、そんなところの話を云々してもしょうがないんだろうけど。

それにしても全く。日本人の心意気はどうなったんだ(大笑)。

2007年04月12日

ゼミナール形式の囲碁教室。

たいてい、大学には「ゼミ」と呼ばれる授業形態がありますね。Wikipedia から引用すれば

教室で少人数で対話や一緒にテキストを読んだ上で議論・報告したり、場合によっては合宿・旅行を行って親睦を図ったりするなど、コミュニケートしながら教員、そして学生同士から何かを学び取る時間である。

学生時代、このゼミが大好きだった私。教授にお願いしていろんなゼミに参加させて頂きました。

私。この「ゼミ」形式の囲碁教室があればむちゃくちゃ幸せだろうと思うんですよね。

テーマは簡単なのは棋譜でしょうね。棋譜を徹底的に研究してきてそれについて議論する。背景知識として採譜当時の囲碁に関する背景的知識なんかも得られそう。

定石も当然研究対象になるよな。当該の定石を用いて有利・不利と分かれた局面があれば、とても分かりやすい授業になりそうだし。

今、ほとんどの(あらゆる?)教室は、授業と生徒同士の対局の二本立てってところが多いみたい。私の通う教室もそうです。でもその「生徒同士の対局」ってのは、ほとんど無駄な時間としか思えないことが多い。指導碁ならまだしも、個人的には私レベルの互先の碁から学びうることなんてほとんどありません。

どうしても生徒同士の対局を行うのなら、大盤で二人に対局させて、あとはその碁を見ながら疑問点なんかをメモしておいて、局後に徹底検討を行ったりする方がよっぽど有益に思える。

以前、火曜教室にN原さんという方が通っていた頃。毎週二人で決めた棋譜を覚えて行ったんですよね。それを授業前に二人で並べてみる。その時間は有意義だったなあ。並べながら二人で感想なんかを言い合うのもすごく楽しかった。N原さんが忙しくなっちゃってやめちゃったんだけど。あれをそのまま授業でやっても相当に楽しいんだよなあ。

当然、普段打つ機会がなくて、教室という場でしか打てないって人もいる。そういう人にはそういう場があってもいいと思う。

でも今。ほとんど全ての教室で「授業と実戦と宿題の答え合わせ」という画一的な形式を採用しているのは疑問だなあ。

もちろん、私と私の友人だけでそういう「研究」もできるけど、ただレベルが低くなるしなれ合いになっちゃう。どこかにそういう形式で運営している教室などないものでしょうかね。

2007年04月19日

わき起こる拍手。

月曜日は富士通杯を見に行きました。

別に「デマチ」をしてたわけじゃないんだけど、日本棋院の出口で見た帰宅途中の張栩九段。

「張先生っ。ありがとうございました。ぜひ勝って帰ってきてください」。へろへろに疲れた張栩九段を見て、話しかけることも躊躇うのが「フツー」のはずだけど、どうしても「ありがとう」が言いたくて話しかけてしまった^^。

そのとき。その場に十数人の人がいたんだけど、いつの間にか自然と拍手がわき起こったんですよね。「張栩先生ありがとう」な気持ちの拍手。

なんか。

こうやってブログに書くと「ダサイ」かもしれないんだけど。私。「良い場面に遭遇したなあ」と、つい涙ぐみそうになってしまったのでした^^。

2007年04月21日

理由があるなら応援させて頂きましょう。

「依田九段、本因坊戦への抱負は?」。

問われた依田九段。「高尾君には申し訳ないけれど、取らなくちゃならない理由があるので取ります」@BS 囲碁将棋ジャーナル。

どちらも好きな棋士だけに、ちょっと困ったことになるんじゃないかと思っていた次の本因坊戦。ふむ。理由があるなら応援させて頂こうじゃないですか、依田九段(^^)。

一気に富士通杯との二冠とまいりますか。

2007年04月22日

流行定石@日本棋院ネット対局場

「最初に習う定石」は「ツケノビ定石である」とよく言われます。そういえば先週のヤッシー&陽光講座でもそんなことを言っていたかな。

それには同意できないんだよな~。最初に覚えるのって、星に小ゲイマガカリ&小ゲイマウケ、そしてスベリに三々ウケ、そしてかかった側の二間開きってやつじゃないですか? 少なくとも私の周辺ではそれを最初に覚えた人が多い。あるいはそのシーケンスは当たり前すぎて「定石」と認めて貰ってないのかもしれないけれど^^。

ところで最近。日本棋院のネット対局場で、人の対局(10級前後)を見ていて気付いたこと。なんかツケノビを途中省略するのが流行ってますね^^。かかった側がカケツギなんかで備えても、かかられた側が放置したりしてる。なんか目論見があるのかと思ってみていると、後でデギられて結構困ってる^^。

む~。

打った人はたぶん「定石」と思って打っているらしいんですよね。でも備えずにデギリを打たれて困った人、その後の対局でも延々と備えずに打って、そして延々とデギリを打たれてる^^。そういう方にここ数日だけで3名出会いました。

確かにツケノビって、言われてるほど簡単な定石じゃないですよね。選択シーンも悩むし、変化も多い。でも「相手の備えには備える」ってのはすごく根本のところ。機械的に覚える善し悪しってのはもちろんあるんだろうけれど、「定石のはずなのに一方的に悪くなる」と思えばちょっと調べてみた方が良いですよね^^。

尚、プロの先生との対局のとき。知らない定石を打ってみて潰れるのは結構損です(^^)。なぜなら局後の検討がその定石に終始してしまうから。知らない定石形になりそうだったらちょっと緩んで見て、潰れない程度に打っておけば「やや損でしたね」くらいで他のところも検討してもらえるから^^。

まあ思い切って潰れてみた方が印象に残るという説にも捨てがたい魅力はあるんですけどね(^^)。

2007年04月23日

講座や教室の面白さ。

日本棋院の教室で碁を覚え、そして教室に通い続け、さらにテレビの囲碁講座やNHK杯を見続けているわけですが。

「理解のきっかけ」というのは本当に面白い。たとえば自分が「碁が打てるようになった」と思ったのは、ハンス・ピーチ六段に「生きている石の近くは小さいですから大場に打ちましょう」と言われたとき。

これ、誰もが言う当たり前過ぎることなんだけど、言われた瞬間に大いに感じるモノがあり、そして「当社比」でいっきに八目強くなっちゃった。これは何度も書いたけど。

でも、この言葉で初心者全員が一気に強くなるのかというとそういうわけでもない。「ちょうどとりさんがその言葉に対する受け入れ態勢ができていたってことなんでしょうねえ」と孔令文六段。

火曜日の教室なんかでも矢代先生の隅のツケバネを見て「何か」(うまく言葉にできない^^)を感じたり、巻幡先生の「ウケさせてから三々」や「二間(バサミ)以上は両ガカリを考えてみれば?」の言葉で打ち碁の幅が広がったり。

昨日のNHK杯でしたっけ。「白はツケヒキ」というレドモンド九段の解説がありました。一時ツケヒキしか打たなかったくせに最近なぜかツケヒキを避けていた私。今日はさっそくひさしぶりのツケヒキを打って「お~」とか納得してみたり(笑)。

「知るべきことは知ってしまった」レベルの人にはもうこういうサプライズはきっとないんでしょうね^^。私もいつかそういうレベルに行ってみたい。ただ私たちのレベルだとそういうサプライズがまだまだ山ほどある。

そんな理由もあって、シタテの前では多弁であろうと心懸けたり、あるいは初心者教室での先生の言葉なんかも聞き漏らすまいと注意しているのでした。いつか「あのひと言で五子くらいは強くなりましたよ」と言われてみたいじゃありませんか(笑)。

きっと来週のヤッシー&陽光教室の、初心者打ち碁解説も勉強になるに違いありません… と、自分の棋譜が使われるから宣伝したりなんかして(大笑)。

# 実は昨日だったかと思っていて、何らかの事情でナシになったのかとびびっていた(苦笑)

2007年04月29日

冷静になるなよ>自分!

今、日本棋院では「目指せ!対局三冠王」というイベントをやっています。

昨日から5月6日までのイベントで、対局数・勝ち星数・勝率上位を表彰しようと言うイベント。

これ、イベントは良いですよね。そういえばパンダネットも「月例大会」やってたよね(あまり打たない私は参加したことがありませんが)。

私は「日本棋院応援倶楽部」の幹事として(笑)、これは参加せねばと思って一応参加申し込みしました(実は覚えがないんだけど、たぶん酔っぱらって申し込んだんだと思う^^)。そして昨日1局打って勝ち。「うん、今日も打とうかな」と統計情報を見ると…

が~ん。

昨日の15時に始まったのにもう既に 50 局くらい打ってる人がいる^^。約24時間で50局って…。私の狙いは「対局数」ジャンルだったので、ここで一気に冷静になってしまった(笑)。

「あ~、そういえば賞品はなんだったかな」とページを見た私。各部門のトップが『囲碁年鑑』(定価3,000円)で2~8位が1,000円相当の日本棋院書籍。

う~。ちゃさい…。

「やべ~、これじゃあ対局数分野でも上位は狙えないじゃん」と冷静になりかけたところ、再度気持ちを盛り上げようと思って確認した行為がさらに自分を盛り下げることになってしまった^^。

だいたい囲碁年鑑って、あれ、並べるために買うんですよね? 囲碁系の本や雑誌は手に取るまで落ち着かない私だけど、囲碁年鑑だけは人に見せて貰って「ああ、これは買わなくていいや」と思った本。棋譜並べするなら年鑑はいらないし…。

いや、そんな冷静に成りすぎるな>自分。「ちょっと頑張ろう」と(久しぶりに)思った自分の気持ちを大事にするんだ!

# でも賞品が…(爆)。
# 但し、勝率部門。これ、10局以上対戦した人の現時点でのトップが
# 54%。これは意外に狙い目か?

NHK講座の碁 ~ 感想&こぼれ話

NHK講座の碁本日のNHK講座、七子白番の私の碁でした^^。

本局。

諸事情で私は採譜現場に遅れて行ったんですよね。「あ、どもども」と入っていっていざ打ち始めると隣に矢代先生。「げ、ずっと見られるのかな」と思ったら、なんと碁罫紙を持っていらっしゃる。

「えっ。先生が棋譜を採るんですか!」と尋ねると矢代先生。「大丈夫ですよ。私、棋譜採れますから」。

ち、ちげーよ、矢代先生。そういうことを不安に感じているんじゃねーっつーの。そんな大層なことしてもらって良いのか悩んじゃうっつってんだよ^^。

ちょっとだけ碁の話をすると、上辺掲載した図の打ち方は当時私が試していた打ち方。武宮陽光先生が講座で何度もおっしゃってたけど、白が上辺星と備えたときに下辺に先着されるのがどうも不満だった。それに備えたときに打ち込みがむしろ厳しく、というか効果的になる意味があるし。

実戦のように狭く挟んでくれるとむしろ調子でさばくことのできる意味があるように思いました。でも講座でも言っていたように上辺星あたりに広く構えられるとそれはそれで白苦しい。両方を三々フリカワリで打つようならむしろ打たない方が良いくらいなもので、最近は図の打ち方をあまりしません。

尚、いろいろありましたが結果は白8目だったかな。相手の子とは一時「五子が適当」ということになったけれど、今は再度九子からやり直させているところ(採譜当時は七子でした)。授業に使われた七子局は、私よりもむしろ相手の子の「入魂の一作」。確かにヌルイところはたくさんあったんだけど、致命傷を負わずに最後までしっかり戦い抜いた碁だったと思ってます。

対局前に思ったことは「勝つなら勝て。こちらは基本通りに打つからしっかり潰してみろ」。その目的は達成できたように思ったんだけど、後で自分で笑ってしまったのは終局後。8目まで詰められた私、しばらくプルプルと震えが止まらなかった(苦笑)。

「この碁についての感想は?」とライターの方に尋ねられて絞り出したひと言は「黒の子がこんなにうまく打つとは思っていませんでした」^^。なんだかんだ言って、それなりに悔しがっていたようですね(笑)。

陽光先生。「感心しました」とおっしゃってました。ありがとう>陽光先生。収録前に何度かすれ違う機会があったんですよね。「俺、貶されたら碁やめちゃうかもしれない」と伝えておいたのが奏効したのかどうか(苦笑)。

記念になりました。

2007年05月02日

ネット碁のランクがカライと思う前に。

ある方が「ネット碁始めました」とおっしゃいます。そして「ネットのレートってカライんですねえ」と。

そういう風に感じている方は多いみたい。ただ、私の経験からすると、ネット碁は「カライ」というよりも、より「癖のある場所」と認識するべきかとも思うのです。

ネット碁で勝てないとき。そういうときは

・相手の一間めちゃくちゃな打ち筋に惑わされていないか
・碁盤が小さいせいで、なんだか手がよく見えるような気がして、何でも
 勝負に行ってしまっていないか
・集中力を欠いた手が多く、投げやりになっていないか
・ネットはカライということで、最初から「やられる」意識になっていないか
・ネット碁にありがちな「なんでもヤル」手に悪影響を受けていないか

そんなことを考えてみても良いのかもしれません。

私の場合。打つのが好きでないことに加え、さらに集中力に欠けやすいという欠点を持ってます^^。そういう欠点がネット碁ではより増幅される傾向にあります。

ちょっとタチが悪いんだけど、そんなとき

・いくらいい加減に打っても負けることのないランクを認識する
・持碁狙いなどで集中力を切らさないようにする
・序盤に苦手な布石を打って、やはり集中力を切らさないようにする

なんていう方法で「ネット碁に慣れる」のもありかな。

もちろん、たとえば日本棋院二階対局場での旧ランク初段だと、私に九子の人がいらしたりしました。それは確かに「初段」というランクがちょっとおかしい。他にもそういうインフレレートでやってるところもあるでしょうから、そういう人の場合はネットと生碁のランク差が10ランクあっても不思議じゃない。

でも、個人的な認識ではありますが、プロに言われる自分のランクと、ネット上でのランクには、さほど大きな差はないかと思います。きちんと集中して、清く正しく(笑)打つならば、せいぜいランク差は1、2ランク程度じゃないかとも思うのです。

それ以上の差がある場合。ある程度の棋力になるまでは

・上手に打って貰う碁は精進の場
・シタテと打つのは、上手に教わったことを実証する場
・ヘボ同士で打つ碁は遊び場
・ネット碁はゲームの場

なんて感じで、意識を切り換えてしまうのも良いのかもしれません。

ほぼノータイムで打つこと。

碁を打つとき、「対局時計」を使うことがあります。大会ではほぼ必須。私くらいの弱いレベルでは、たいてい 40 分切れ負けの時間がセットされます。日本棋院の教室でも、生徒同士の対局に時計を採用しているクラスが結構あるみたい。

時計を導入すると、相手の無駄な「悩み時間」をなくしてくれるメリットもありますが、それ以上に自分の「長考」がやりやすくなりますね。時計がなければ2分の長考というのは相当相手を苛つかせる(ちなみに麻雀では20秒長考すれば、次から仲間に入れてもらいにくくなる^^)。でも時計があれば、どこで時間を使おうが自分の「権利」になるんですよね。

ただ、私の場合、初級者の頃の私を知る人には考えられないことかもしれませんが、たいていノータイムで着手してしまいます。これは「棋譜並べ」の効用もあるのかな。先日の大会では九子局白番で10分くらいしか使ってなかった。

でもね。

シタテの方を相手にするとき。ほぼ全てを「ノータイム」で打つのは、あまり良いことではなさそうですね…。「時間内で長考するのは権利ですからお気になさらず」と言っていても、こちらがすべてノータイムだとやはりシタテは緊張してしまうことが多いみたい。ただでさえ実力を発揮できないシタテを、時間でも追いつめているようでアジワルだな~。

かといって。

「ならプレッシャーを与えないようにこちらも時間を使おう」なんてことを考えると、ペースが乱れてあっという間に負けにしたりもするんですよね^^。

2007年05月04日

古碁があまり好きでないひとつの理由。

秀和と若かりし頃の秀甫の碁を覚えてみました(棋譜)。

この碁を並べて、古碁があまり好きでない理由のひとつに思い当たりました。それはすなわちコミがないこと。

以前大手合を集中的に並べたことがあって(白番の打ち方を研究しようかななんて思った)、その時にも思ったんだけど、やはり白のガンバリが目立つんですよね。まあプロの碁だから「ガンバリ」の中に「すげー」と感心する「読み」が入っていることが普通。その「読み」に感心することも多いんだけど、コミ碁になれた感覚からすると「なんでそこまでやらなあかんねんっ!」と思ってしまうことも多い。

今回並べた碁も秀和が序盤からがんがんに仕掛けるんですよね。結果は持碁だから奏効している部分もあるわけなんだけど、「得してねえじゃんよ、それ」みたいなシーンもあったり(もちろんそう簡単に奏効するわけはない)。

現在は「互先」と言えば六目半のコミがあります。コミなしで打つとき、それは「ハンディキャップ」なわけで、白もさほどムキになる必要もない。そもそも相手にハンディを与えているんだから、白が負けたって構わない。また、段位で手合を変えて打つわけじゃないから、「公式」な手合は「常に」互先。

昔は「先」とか「先相先」とかが「公式」な手合だった感じだから、コミがなくてもきちんと結果を残さなくちゃいけない。そういう意味で白に無理をさせる時代だった感じ。

一時、坂田先生の碁を並べて大嫌いになったことは何度か書きました。この秀和の碁を並べていて思ったんですが、坂田先生は(相対的に)「昔に近い」棋士だったのかもしれないな、と。

もちろん昔の碁には味わうべきところもたくさんあって、大好きな棋譜も多くあります。でもそういえば、持碁になったりする碁には、好きな棋譜があまりないような気がします(^^)。

2007年05月07日

日本棋院ウェブリニューアル雑感

日本棋院のウェブがリニューアルされました。

故きを温めて新しきを忌避してきた日本棋院ウェブですが、RSSにも一部対応して、「ちょっと」前向きの姿勢が見えますね! 個人的に一番インパクトがあったのは棋士情報のページ。これまでは執念のある人しか見る気がおきない情報構造だったけど、今回のはずいぶん見やすいでしょう。リニューアルが「ここだけ」だったらもっと感心してたかも(苦笑)。

RSS 対応はきっと今回の目玉。但し、ざっと見たところでは情報自体の構造化がきちんと見直されておらず、現状 RSS 対応もちょっと「やってみました感」がありますね。但しきっと日本棋院内部でも RSS リーダによる情報閲覧が主流になるはずですから、そんな中、情報自体の構造化も進んでいくものと思われます。

尚、どんどん中に入っていくとまだオールドファッションのページが多くあります。これらはせっかくですから新フォーマットで扱えるようにきちんと整理して、しかる後にきちんと統合リニューアルして欲しいですね。「古い情報なんてどうせそのうち誰もみなくなる」とは考えて欲しくない^^。

ところで。ざっと表面を見て最も気に入らないことも書いておきましょう。これは前からそうだったと思うんだけど、トップのタイトル。「囲碁のポータルサイト 日本棋院」。

これ、フレーズとしてもおかしいし、気持ち悪いっしょ。「日本棋院」という組織が「ポータル」なのかどうか疑問だし、また日本棋院のサイトも「ポータル」であることを意識してデザインされているのかどうか大いに疑問。大昔に流行した「ポータル」という用語を無反省に使ってしまっている気がしますね。

取り敢ず。「衣」ができてきたので、内容にも大いに期待しちゃいますよ(笑)。いや、笑うところかどうか、びみょーなところなんだけどね^^。

級位者の頃を覚えていますか?

一般的なプロの返答:
う~ん、気付いたらだいたい五段くらいで打っていました。

優しいプロの返答:
え~と、あったには違いないんですけどね。

ちょっととぼけたプロの返答:
それはプロになってからですか?

# プロに級位はないはずなんですが…

2007年05月15日

ヒラキを数えたことはありますか?

二間とか三間を数えますか?左は先日日本棋院のネット対局場で中継された矢代先生と新海五段の序盤。

この碁とは直接関係ないんだけど。

みなさん、ヒラキとかハサミを打つとき、路数を数えたことはありますか^^? 私、最近ますます老いてしまったということなのか、しばしば路数を数えてしまうんですよ。「ふむ、こういう場面では二間だよな」とか「ここはちょっと三間を試してみよう」なんて思って、それから碁盤を見て「いち、にぃ、さん」と路数を数えて着手する。

これ。絶対にいけないことだと思うんですよ。なんとなれば碁というのは碁盤上に展開される石の形を見て打つわけですよね。自分の石がどこにあるのが「形」なのかを判断して、その「形」になるところに着手する。「いち、にぃ」とか数えるのは、そういう「盤面の表現」が理解できていない証拠。

まあ私には私なりの言い分があるけれど…。

私の言い分なんか面白くないので、プロに尋ねてみましたよ。昨日尋ねたのでやっぱり相手は高梨聖健八段。「先生、二間ないし三間に打つとき、碁盤を見てイチニイサンと数えたことありますか?」。やっぱり聖健先生。そんな質問の意図がわからないらしい^^。「いえ、ぼくは数えたことありませんけれども…」と不思議そう。

そりゃそうだわな。私が自分で考えても「阿呆」なことなんだから、本職がやるわけがない^^。でもね。こういう「ふと疑問に思ったこと」を先生に尋ねることができるのは結構幸せです(^^)。

2007年05月19日

碁ワールドの使い方

え~、碁ワールドが届きます。届いた瞬間に読み物をまず全部読みます(もちろん最初は「幽玄WALKER」^^)。

で、事前に覚えている棋譜が解説される場合、その棋譜解説を読みます。そしてしばらく放置^^。

なぜ放置かと言えば、棋譜解説を読む際にはその棋譜を覚えてないとよくわからないから。私などの棋力ではリアルタイムで紙面を追ってもあまり勉強にならないと感じているのです。

しばらくして無気力のときが碁ワールドを開くチャンス。なんとなれば、私の「棋譜覚えタイム」は「他に何もする気力がないとき」なのです^^。そんなときつらつらと紙面を追って棋譜を並べ(たまによそからひっぱってくることもあります)、その棋譜をまず覚える。そして覚えてから、おもむろに棋譜解説を読むのでした。

では気力が充実しているときはどうか。

え~、碁の勉強ができません^^。

時は今五月(残り少ないけど)。五月病の時期を経て、きっと私はもうちょっと、強くなるかな^^。今月は取り敢ず「サトルの目」に出てくる依田紀基九段と李捷アマの譜を覚えました。私は白48になかなか目がいかないんですよね~。こういう「形が決まった風」のところの打ち方がまだまだよくわかっていないようです。

2007年05月20日

ニギリの方法

今日のNHK講座で「ニギリの方法」が説明されてましたね。

ニギリはもちろん互先のときなんですが、基本的に目上の人にニギリ(白石を持ってじゃらんと石を出す)をしてもらいます。囲碁って石を打ち合って勝敗を決めるだけの「ゲーム」じゃなく、ある意味「文化」なところもありますよね。だからこういう「決め事」がさらりとできるとそれなりに格好良い^^。

「ニギリを行うのは目上」を知らなくても叱られることはないと思いますが、ただ周囲の人に「ああ、知らないんだな、あの人」と思われちゃう。逆に「いえ、握ってください」とウワテに白石を渡していると「お、わかってんじゃねーかよ」と思われる(^^)。

たまに私は冗談で「おや、席が逆でした」と変わって貰うことがあります。これは単なるオヤジギャグで、囲碁にこういう文化はない。だから相手はきょとんとするわけですよ。でもこちらが自信満々に「逆でした」と言うものだから一応席は替わってくれる。替わったあとに「なぜ席を替わったんですか?」と問うてくるんですね。そのときに「いえ、そちらが上座でしたから」。

まあこれで笑ってくれる相手じゃないと冗談をしかけても「うぜーんだよ、おめえはよ!」で終わってしまうんですけどね^^。

ところで囲碁講座。ニギリで突っ込みたくなったところ。

(目上が白を握るんですね、という流れの中で)
ヤッシー:あ、ところでタイトル戦で握るときはどうなんでしたっけ?
ヨーコー:え、ぼく、その、まだ…
ヤッシー:あ、失礼しました。タイトル戦ではタイトルホルダーが云々。

でもこれ。NHKでやったら矢代先生出禁かもしれないな^^。さらには苦情のお便りがたくさん届いてしまうことになるのでしょう^^。

2007年05月21日

王唯任先生から仕入れた言葉

先日、王唯任先生に打って頂いて、かついろいろとお話を伺う機会がありました。

「先生、私、タケフを取られるのが大嫌いなんですよ」。これは打って頂いているときに、情けなくも私の石がダメ詰まりになったときに言った言葉。王唯任先生答えて曰く「ああ、私も嫌いなんですよ」^^。な~いす。この回答で取り敢ず一方的認識による「お友達」決定(笑)。

ところで先生。「大手合白番でも負けると悔しいのでしょうか?」。

これはね。たとえば向こう先のときって、別に負けてもそんなに悔しくないじゃないですか。まあできれば6目以内で負けたい気持ちはあるけれど、15目負けても「それはそれ」と思う。逆にこちらが先で打っていて10目差で勝っても「それなら互先でも勝てる」とは思わない。

「そうですね、悔しいですね。白番のときは最初から仕掛けますね」。

そっか~、やっぱり悔しいのか。ちなみに私なんかの場合、向こう先でも別に打ち方を変えません。まあ「変えて打つ知恵」がないというのが真相なんですけどね^^。「変えて打つ知恵」がないから余計に悔しくないのかもしれませんね…。確かに大手合の棋譜を並べると、ほとんどの場合「白、やってるな!」の感じがしますものね。

そう、そう言えば一時「白番で遅れないためにはどうすれば良いのだろう」と、大手合を結構並べたことがありましたっけね。

# ちなみに今はもう「大手合」という制度はありません。

棋譜と言えば。

「先生方は勝敗以外にも棋譜の善し悪しみたいなことは意識されますか?」。

この質問と回答は誤解を招くかもしれないな。あくまで弱い私の主観でねじまげられた回答として読んで下さいね。

「そうですね。やはり良い棋譜を残したいということは意識します」。

そう言えば孔令文六段。

別の時にちょっと話をしていたんですけどね。「私、今誰とやっても勝てる気がしません」と言うわけですよ。「へ~。ちなみにアマの場合はそういう時期を経れば必ず好調期がやってくるんですが、プロにはそういうことはないですか?」。そんな話をしました。

「私はもともと地に辛いタイプだったけれど、敢えて地を取らなくなったりして、そして次に不調になったときに『あれ、こんなに地を取ってなけりゃそりゃ負けるよな』と気付いたりして、そこからまたちょっとレベルが上がったりするんですよ」なんて話。

孔令文六段の話がちょっとおしゃれに感じた。「私たちの場合は打ち方を変えてみると言っても棋譜が残るわけですからね」。

なかなか含蓄ある言葉で、「プロ意識」を感じてしまったりします。えと、最近孔令文六段をちょっと持ち上げすぎかもしれないな(苦笑)。

王唯任先生の話に戻って「ハウツー」話。

「キリチガイ一方をノビよと言いますが、どれを伸びれば良いんですかね」と先生。「単純に考えればそのとき一番弱い石を伸びれば良いんですね」。キリチガイにはいろんな「場合」がありますが、これは最も分かりやすい部類の「チャート」になりますね。

最後に自慢話(苦笑)。

「とりさんは、集中して打てば五段か六段ありそうですね」。ぶわっはっはっは。ウワテと打てば優勢になって震えるし、シタテと打てば優勢になって緩む。そういう集中力のなさは確かに私の大問題と認識しております。年に3度くらいは終局まで集中して打てるんですけどねえ…(;_;)。

もろもろと。ありがとうございました>王唯任先生。

NHK 囲碁講座こぼれ話

私、矢代先生と巻幡先生が交代で担当する囲碁教室に通っていることは何度か書きました。

そこで矢代先生。

「三々は打ち込みでしょうか?」とおっしゃる。「なんで?」と問えば「NHKの囲碁講座で三々入りを扱うときに、三々入りを打ち込みと言うか否か、陽光さんと議論になったんです」と。

どうも矢代先生は三々入りを「打ち込み」とは呼びたくないタイプのようです。まあ確かに私も「三々入り」とは言うけれど「三々への打ち込み」とは言わないな。

でも矢代先生には言いました。「でも先生。ぼくなんかの棋力にとってはバイブルみたいな『打ち込み読本』。あの本の前半は延々と三々入りからの変化でしたね」。

矢代先生怒っちゃったかな? 「じゃああなたは三々入りを打ち込みと呼びますか!?」と。まあ本当はもっと和やかな雰囲気なんですけどね^^。

「いえ、その。個人的には呼びません」(笑)。

そう言えば思い出したんですけどね。

最初に『打ち込み読本』を読んだとき、「え、なんで三々ばかりなんだろう?」と、ややがっかりした記憶があります。「俺は打ち込みの勉強がしたいのになんで三々なんじゃ~」と。確かしばらく放置したんだったかな。

話は流れるけれどこの『打ち込み読本』。三々入りが打ち込みかどうかは別として、すばらしい好著ですよね。甘い基準で初段を名乗り始めた人は絶対に読んでなくちゃいけない感じの本。この本に載っている手が「打てる」かどうかは別として、「知っている」ことは必須と思われます。二・三段を名乗るならもちろん打てなくちゃいけませんね(^^)。

2007年05月22日

知りたくなかった男の約束…

週刊碁、2007年5月28日号。

あなたが本因坊を獲ったら、ボクは総理大臣になることを約束する
(民主党・小沢代表)

こんなブログで政治のことを云々したくない。それに尊敬する依田先生がどんな約束をしようともそれはそれ。依田ファンである自分に変化はない。

但し…。小沢代表の総理就任は勘弁。

あれだ。小沢代表って、テレビの党CMに出て船に乗ってた人でしょ? 民主党のみんなが舵から手を放した途端に船が正しい進路に進み始めたってCMをした人でしょ?

手を放して正しい進路に進む人を総理にするってのもおかしな話じゃん(笑)。

何か理由があるのなら一層依田先生を応援させて頂くと記事に書いた。でも、依田先生が約束しただけなんじゃなくて、小沢代表も約束しているのなら御免被る。

依田先生、高尾本因坊ともに大好きな棋士。でも、高尾先生に本因坊をぜひに、防衛して頂きたい。

しかし週刊碁。この話、載せるかなあ…。あまりにマージナルな話だと思わなかったんだろうか…。ちょっとこんなごたごたで、本因坊戦への興味が一気に薄れてしまいました。

2007年05月24日

日本棋院の二階売店には。

igo book with Kobayashi Satoru 9p's autograph
これ、ずいぶん前に棋院で購入した『はじめての基本手筋』。この本で「シチョウは6本」って言葉を覚えたんでした。

ところでこれ、サインありますね。

これ、どういうきっかけでだったのかな。多分先生にお会いする予定があったんだと思います。と、いうのも私、このとき「マイ筆ペン」を持参してたから(笑)。先生にお会いできるので、ぜひともサインをいただこうと、途中の Office Depot で筆ペンを買っていったんです。

でもね。皆さん、ご存じでしたか。日本棋院の二階売店には「貸し出し用筆ペン」が常備されているんですよ(大笑)。私のようにサインをねだる厚かましいファンがたくさんいるんでしょう^^。覚先生は最初、売店常備の筆ペンでサインをして下さろうとしていたんですが、私が買ったばかりの筆ペンを出すと「おお、それはそちらで書いた方が良いですね」と。

買ったばかりのカートリッジ式筆ペンなので、最初はインク(墨?)が出ないわけですよ。すごく申し訳なくなりました。「先生、もうそちらのペンで結構ですから」と言うところを「せっかく買ってこられたのですから」と気遣って頂いたんですよね(;_;)。

で、この話には「ものごとのバランス」を示す裏話がありまして。

先生がたくさんの「優しい気遣い」を示して下さる中、「ああ、なんて優しい先生だ。ならばきっと大丈夫」と、さらに2冊の本を出して、合計3冊の本に先生のサインをいただいてしまった…

なんでそんなことができたんだろうな>私。今思い出せば汗顔の至りです。

ところでこの本。購入した当初は前半の説明部分だけを読んでいたんですよね。後半の問題は難しく感じたものもあって、最後までは読み切っていませんでした^^。それから2年ほど経つんですかね。久しぶりに紐解いて問題をやってみました。

全部1秒以内にヨミキリでした(^~^)。

棋譜並べばかりを楽しむおたく的囲碁ファンになりつつあるところ、昔に比べれば一応の進歩はしているんですね^^。ちょっと安心しました(笑)。

2007年05月27日

なぜかむっとする布石

なぜかむっとする布石え~、なぜかむっとする布石ってありませんか^^?

理由はわかんないんですけどね、私、図の布石がなぜか「むっと」するんですよ。黒番でこの布石を打たれると「絶対勝ってやろう」と思う。白番だと、なんとなく相手の態度が気に入らないとか、常日頃から気に入らない人だったというときに2、3回打ったことがある感じ^^。

先日。巻幡多栄子先生の教室で扱った棋譜で、この布石が出てきたんですよね。「先生、これを打ちますか?」の質問には「いいえ」と。「その布石の意図はなんですか?」と問えば「う~ん…」としばし絶句。

ならばと簡明な質問を心懸けてみました。「あの。私、白にこれを打たれるとなぜだかむか~っとくるんですけれども…」。

この質問に対しては巻幡先生。「ああ、それはあまり間違った対応ではないかもしれません」。

おおっ。間違ってないのか! でも間違ってないだけに「実は白を持てば、これまで大嫌いな人に数回打ったことがあります」という告白はできなかった^^。

この布石、基本的にはどういう意味があるんでしょうね?

2007年05月29日

世界アマチュア囲碁選手権戦のポスター

how could the stupid moves appear :) ?
携帯で撮った写真だからアレなんだけど。

む~ん。この碁盤。視覚的に美しいとも思えないし、囲碁的に言えば「ぼろぼろ」。この絵を見せられて「決め手はココ」とか言われても困るよね。明らかにモチコミだし、白、もう負けてるし^^。

誰かこの写真を「世界アマチュア囲碁選手権戦」のポスターにした理由を教えてくれい^^。「アマならこんな程度からありますよ」の主張^^? いや~。さすがにこの形は見ることはないでしょう^^。

# え~と。日本地図と東京を意識した図だそうです^^。
# 気付かなかったなあ。

# それだけ「囲碁そのもの」に目が行っていると自己満足^^

2007年05月31日

ウワテ同士の検討を通訳する馬鹿。

今。世界アマやってますね。

私は別件で日本棋院にいたんだけど、そのときに「とり、ちょっときて通訳してみんかい」というベリウワテがいたんですよ。「え。俺が通訳かよ。まさかオフィシャルじゃねえよな?」とびびってみた。「いや、ちょっと碁を教えてるから、通訳したらあんたの勉強にもなるぜ」と。

む~。

一緒に話したのはすごく楽しかった。なんかヒドイ負け方をしたらしい人の検討をやってたんだけど、「だって俺この石が怖かったんだしさあ」とか私によく似た言い訳。

でもね。

「ほら、これでどうなるんだ」と、日本語のウワテ。私が通訳しようとすると「oh, it's SEKI」とか言ってる。え、ちょっとまてよ。俺はまだ読んでねえんだっつーの。SEKI なのか KO なのか、無条件なのかわかんねーっつーんだよ。

しかし盤面で進む手段。

てや~。やつら、やっぱ碁が強いんだなあ。で、碁が強くて碁の話をしてるときには、英語のできる俺なんてやつらには必要ねえんだ^^。それが碁の楽しさのひとつなんだろうなあ。

日本語を話すウワテがさ。「とり、今の発言言えよ」とか言うわけ。でもそれってもしかしてひとりだけ碁の弱い俺に対する「思いやり」かと思ったくらい。それくらいやつらの会話は「石と板」で為されてた。

やつら。

格好良いね(^^)。

2007年06月02日

アキ三角を打つとき。

ちょっと前の話になるんだけど。

ある教室のアルバイト・インストラクターと碁を打っていたとき。ギャラリーには元ハッピー・マンデーインストラクターのT先生もいた。

私の先番で、やや私の形勢が上回っているとき。相手のやや無理そうな打ち込みがやってきた。「む~」と考えた。

「この打ち込みを無傷で許しては形勢がわからなくなる。こちらが痛んでも、ともかく相手にも傷を負わせることが必要な場面ではないだろうか」。

そう考えた私に呼びかけてきた私の記憶は「最強行ってみるか!」の声。「そうだね」と脳内会話後に私が打った手はグズミ。

「え~、ノータイムでアキ三角かよ!」とT先生。いや、でもその後をやや打ち損じたとは言え、検討してみたらその手は確かに「最強」で、私の「状況判断」には合致してた。

「何言ってんだよ。ノータイムじゃねーっつーんだよ。ちゃんと30秒くらい考えただろ!」という私に、「確かに『最強で行こう』という状況の読みはあったかもしれないけれど、『手の読み」があったとは思えないなあ」とT先生。

だっはっは。さすがだな>T先生。確かに手の読みは省いた(爆)。ただ、「簡明に」、相手も傷つける手と言うとその手しか見えなかったんだよな。

この「最強の手」ってのは、実は火曜日のヤッシー&マッキー教室で結構学んだ手。一度加藤啓子先生が代打でやってきたときも、彼女のアキ三角譜について教えを請うたところ「それが形です!」と言っていたしな。

取り敢ず。「状況」だけの読みではあっても、「アキ三角」が「ワザ」のひとつとなりつつある自分。まあそれなりに、満足に感じていたりもするのでした^^。

2007年06月07日

初めての棋譜

碁を始めて1年くらいのときの対局。相手は梅木英八段。

当時からウワテには脅えまくっていて、最初に碁を見て頂いたときあまりにぼろぼろだった。それで「一度打とうか」と誘って頂いて後日打って頂いたのでした。

打ち終えた後の梅木先生の最初のひと言は「なんだ、強いじゃないか」。

持ってた扇子をプレゼントして下さるとともに(頂いた扇子は使いすぎてぼろぼろになっちゃった)、売店の人から碁罫紙と記録用のボールペンを借りて手ずから棋譜をつけて頂いたのでした。

「そっか~、俺強かったか」と思って並べてみたらウルトラよえぇ~(苦笑)。まあまだ置碁をどう打つのか全くわかっていないらしいという言い訳はあるにしても、やっぱりフツーに弱い^^。

ま、「成長したんだな」ということで納得しておきましょうかね(^^)。

それにしても碁を始めた頃に、こういうたくさんの思い出をくださった諸先生方にはいくら感謝しても足りませんです。

2007年06月14日

宮崎龍太郎六段について語ってみるぜっ(その2)。

え~と、前回の記事の続き。

「で~、講師やってんの? ああ? 誰だよ、今のっ!?」とへぼつんと私。む~。もしかして。たぶんあり得ないことだけど、俺たち(主に俺)の態度に失礼はなかったかと思い返してみる。

えっと。自分への言い訳じゃないんだけど。「棋士」が「棋士」と認識されないことによる悲喜劇ってのは、結構数の多いものですよね^^。

たとえば高梨聖健八段の「夢」は「囲碁と関係のない場所で『棋士の高梨聖健さんですね?』と問いかけられてみたい」というもの。すっごくささやかな夢にも思えるけれど、むしろ逆に「棋士の高梨聖健」と認識されていないんだなということが私たちの胸に響きます^^。

話は戻るけれど。

立ち話の中、私からビシビシ投射されていた「あんた誰?」光線。優しい宮崎先生は気付かないふりをして去っていってくれました。気付かないふりをしてくださったけれど「私、講師やっております」のひとことにはきっと、宮崎先生の「意地」もあったに違いない(?)。

もちろんその出会いの後、帰ってすぐに宮崎龍太郎六段のプロフィールをチェックした。「よし、これで宮崎六段のこと、ちゃんと認識できるようになったぞ!」「次にあったらちゃんと挨拶するぞ!」と思っていた私。

だけど次にお会いする機会というのが、思わぬ早さでやってきてしまった。しかも場所は居酒屋。宮崎六段は、彼の教室の生徒たちを連れている。「ちゃんと挨拶するぞ」と思っていた私ではあったけど、場の雰囲気なんかが私に「関西人の血」を思い出させてしまった。

「前回の失礼をなんとか挽回するんだぞ」。私の本当の目的はそこにあった。でも口をついて出てきた言葉。

あ、宮崎先生~。この前はすみません。でもさ~、言って下さいよ~。ぼく、お姉様の宮崎志摩子四段のことは存じ上げております。

自分で発声しつつ「俺はむちゃくちゃ失礼なことを言うぞ」と若干青ざめるところもあります。でも「関西人の血」に騒がされる自分をおさえることはできない。「志摩子先生、最近調子が良いみたいじゃないですか。あ、そういえば先生はどんな調子ですか?」なんて追い打ち。

怒りを通り越して呆れていたに違いない宮崎龍太郎六段。「最近姉とは会ってないんですよね」と。

私は思いましたね。「親しき仲にも礼儀あり」と言われるのに、俺のこの親しいわけじゃない先生に対する態度はひどすぎる」。こんな失礼な態度を見れば疑わしく思われちゃうんだけど、実は根本的に棋士を尊敬している私^^。宮崎龍太郎六段への失礼な態度について、なにか「オチ」を付けないと落ち着かない。

焦る私の脳裏に「関西人の知恵」が浮かんできました。

「俺の態度は、ほぼ初対面に近い先生に対してあまりに失礼だ。こういう態度はよっぽど親しくないとあり得ないことだろう」。

ふっとヒラキめきました。そうか、逆転の発想だ、と。

うむ。親しくない人に対して失礼過ぎる態度だったというなら、いっそのこと「実はとっても親しい間柄」になっちゃえばいいんだ。ってか、「最初から親しかったんですよ」で押し通してしまえば良いんだ!

これは福音でした^^。その日を境に、私は「宮崎龍太郎六段ととても親しい間柄(無論、一方通行^^)」になったのではあります(ナンヤソレ)。

と、言うわけで、宮崎龍太郎六段の話は続きます。

趣旨はわからねど。

a poster announces a igo class for beginners at tokyo university
東京大学で囲碁に関する「何か」があるみたい。

長期にわたって東京大学・駒場博物館で行われるのは「展示」なのかなあ? でも「囲碁を体験んしよう」とかあるから囲碁部かなんかが常駐してくれてたりするのかなあ。

ちょっとよくわかんないけど。とにかく「東大」で「囲碁」があります^^。

2007年06月19日

最近(ちょっとだけ)強くなったかと思うこと(当社比)

  • 地とか模様とか考えなくなった
    陰険なくらいに地に辛いがウリだったのに、一時やけに地に甘くなって、そして今「」とか「模様」というより「主導権」を考えて碁が打てるようになった
  • コウが使えるようになった
    確か直近の記憶では「意識的にコウを使うようになんてなれねえな」と思ってた。それがいつの間にかいかにもシタテがいやがりそうなコウを使って碁を作るようになってきた
  • 着手の前に「打つことによるデメリット」を考えられるようになった
    ちょっと前まで「打つことによる利益」は考えていたんだけど、最近はまず「打つことによる」から考えるようになった
  • 「石の効率」にちょっと敏感になった
    相手にデカ地を作られたとき、その「地の大きさ」で形勢判断するのではなく、その地を作るための「石の効率」で形勢が判断できるようになってきた

はい。当社比ではございます、もちろん^^。ただ、「打つこと」が、以前より「ちょっとだけ」楽しくなりました^^。

2007年06月21日

日本棋院棋士誕生日カレンダー

既にあるのかもしれないけれど、日本棋院棋士の誕生日を Google Calendar に載せて公開しておきました。

この前ね。宮崎龍太郎六段に「土曜日が誕生日だったんです」と言われてちょっとショックだったのさ(笑)。「あなたたち、ひとことも触れませんでしたね」と言われてるようで(大笑)。個人的に棋士の誕生日は DB に入れて管理していたんだけど、最近ちょっと見てなかったんだよな~。

うちのブログにだけ掲載しておこうかとも思ったんだけど(それならすぐできる)、せっかくだから API も備えている Google Calendar に載せてしまおうかと。

引退棋士の誕生日などもそのうちに追加しておきます。
関西棋院は… どうするかわかりません^^。

たぶん、下のボタンをクリックすると棋士誕生日カレンダーにアクセスできるんじゃないのかな。仕組みがちょっとわかってないので、不具合があればまた訂正してまいります。

尚、たまに棋士は本当の誕生日じゃない日を誕生日として公開してることがあります。基本的に日本棋院のサイトにある情報に基づいて、カレンダーデータを構築しております。

あ、今やってみたんだけど。Google のアカウント(無料だけど)がないとダメなのかな? まあ便利なので Google アカウント取って貰えば良いと思うんだけど^^、

http://www.google.com/calendar/embed?src=9kfuukotgajn1rn9hrfmjtmnok%40group.calendar.google.com

この URL に直接アクセスすれば Google アカウントがなくても閲覧はできるようです。Google アカウント持ってると、自分の Google カレンダーに、この棋士誕生日カレンダーを表示させることとかできて便利ですよ。無料で登録できるし、登録して頂いたところで私には一銭も入りませんからご安心を(?)。

2007年06月22日

囲碁とビジネス、囲碁と頭。

多くの人と見解が相違しているように思うんですが、個人的に「囲碁で頭が良くなる!」とか「囲碁は仕事に役立つ!」という主張は、無意味で無駄なものだと思ってます^^。

確かにね。囲碁を打っていて学問や仕事の進め方と類似点を考えることはある。実際仕事のプレゼンなんかですら囲碁の話を出すことだってないわけじゃない。

でも、それって「囲碁だからこそ」じゃないんですよね。例えば私の場合なら「ラグビー観戦」が、囲碁と同じくらい「頭に刺激を与える」とか「仕事の考え方に役立つ」という話を続けることができる^^。あるいは自転車ツーリングの話も「そっち系」に結びつけて無理なく話を進めることができる。もっと直接的に「読書こそ先人の思想を学び仕事に役立ちますっ」とか?

とくに「囲碁で頭が良くなる」という主張でもって囲碁普及の方向に役立てようというのはすごく違和感を感じるんですよ。「こういうときに囲碁の考えが役立った」なんていうのは、それだけ囲碁を知っていたから役立っただけであって、それが例えば他のこと、たとえば「相撲をやっていたときの駆け引きが役立ちました」と言っても「同じコト」なんだと思う。

なんでそんな話を書いているかと言えば日経BPのサイトに「囲碁上手は仕事名人」という記事が掲載されていたから。

記事の内容に別に文句はありません^^。ただ「囲碁上手は仕事名人」だから囲碁を打ちましょうという論理展開には決してならないですね(^^)。タイトルを分かりやすくリライトすれば「この仕事名人は囲碁上手」ってな話。こういう話を引いて強引に囲碁普及に話を進める方もいますが、そういうのは見ていてちょっと痛々しくすら感じてしまう。そんなことよりも、囲碁が好きならもっとピュアな囲碁の話をすればいいと思う。

閑話休題。

先の日経BPの記事の中にある「一石碁」。前から何度も書いてることなんですが、私の場合は相手が一石になって負けることがほとんどありません^^。自分が一石碁になればほぼ勝っているはずなんですけどね…。

そこから引き出せる結論は?

「てめえのレベルではまだ『囲碁』ではないんだな」? ふむ。その結論には反論のしようもございません^^。

2007年06月25日

趙治勲 on GoBase

趙治勲先生の獲得タイトルが 70 になったときに、日本棋院がサイトで GJ をやってくれて、それを参考に私は趙治勲タイトルクラウドを作成しました。

で、今回は、私が Kombilo に出会う前に非常にお世話になった GoBase にて、趙治勲70タイトル獲得の歩み(っぽい)ページができています。

GoBase ってのは膨大な棋譜を管理していて、オンラインで「石の形」からいろんな棋譜を検索できるのが魅力でした(今は Kombilo に置き換えています)。ですので今回の特集ページでも治勲先生のタイトル獲得の歩みを棋譜を見ながら追うことができるのがすごく便利ですね(^^)。

但し GoBase も全ての棋譜を把握しているわけではなく、「59 titles out of 89 title matches」ということにはなっているようです。「Kombilo だとか棋譜でーたべーすだとかよくわかんねーんだよ」って方は、ここが最も手軽に使えるかもしれませんね(って、英語だけど^^)。

2007年06月26日

本因坊戦第五局の聞き手は木下かおりアマ。

「ふむ。勝敗はわからないけれど、ともかく白がここを無傷でおさめるのなら私は投了しましょう」。

黒で石をいくつも置いている癖に偉そうに言ったうつけ者はもちろん私。木下かおりさんに打って頂いているときのこと。初段くらいを名乗っている時だったかな。

勝負はね。既に細かい感じになってた。ただ、黒も「それなりの言い分」を主張している感じがあった。でもその言い分がスルーされるようならもう細かかろうが何だろうが負け。

木下かおりさん小考。

「だろ。考えるよな。でも無傷はやっぱり無理だよな。あそこ打たれたらこう打って…」と読み進める私。で、小考後の木下かおりさんが着手。

その着手を見ること 1.2 秒。あれ。なんか無傷で脱出することになってる(笑)。んでもって「ああ、負けました」。後ろで見てた友人が「だっはっは、自信満々で言って一着だけで逃げられたらダメだろう」と(苦笑)。

「まあ、ああいう風に言われればこちらも慎重に読みますから」と局後の木下かおりさん。いや、本音はたぶん違うと見た。本当は一目で白脱出の手筋が見えてたんだけど、私があまりに偉そうなので「こいつ、泣いちゃうんじゃないか」とか心配してた時間に違いない(笑)。優しいインストラクターです^^。

そんな木下かおりさんが今回の本因坊戦BS中継の聞き手。声質は良いし、プロの先生へのフリもきびきびしていて良いですね(^^)。プロ同士だとちょっと遠慮があるように見えることもあるんだけど、木下さんのアシスタントはいいなあ。

# いや、褒めたからまた指導碁打ってくれとかじゃなく…^^。

P.S.
と、書き終えて表示される関連サイトを見たら、木下かおりさん、ブログをお持ちで^^。
ご自身のブログにも今回のお仕事の記事が掲載されていました。

2007年06月29日

高尾本因坊の就位式に行きたい。

第五局。白10の白番中国流と、白12の打ち込みへの下ツケを見て「これは依田挑戦者が一局返すのか」とも思ったんですよ。

第四局は、依田挑戦者が「やった」ところ、そこが後に本因坊側に利するような形になっちゃった。普通は「注文が通る」のは「良いこと」とされてるけど、どうも高尾本因坊に「注文を通す」ことは、そのまま良いこととはならない感じ。

白番中国流は「右辺の打ち方がないから」。打ち込みへの下ツケは「おさまっちゃえば良いから」。この発想は「白からの注文」じゃあないですよね。第四局を踏まえたこの序盤、これは白がいけるかななんて思った。

そこから黒25までは一本道。だけど白26で「これは本因坊防衛」と信じました。すなわち右上隅小目+シマリへのボウシ…

「角番ということもあっての気合いでしょうね。善悪は言えないと思います」と、あるプロ棋士。しかし左辺中国流じゃないか。中国流に構えた以上、右上方面に関しては打つ「タイミング」というのがあるんじゃないか。しかも右上は「生きるだけ」ならいつでも打てる。

「しかしあの稼ぎ方は『最も稼いでいる』打ち方ですからねえ…」と前出のプロ棋士。とある別の棋士は「この碁で驚いた手が3つありました」と言いながら「右上のボウシを評価できる(認める)棋士はほとんどいないんじゃないでしょうか」。ちなみにこの棋士が驚いた3点とは、このボウシと、左上白オオゲイマへの黒からの詰めの手と、それから下辺の「捨て石」。

この碁。左上への「スニークイン」が「勢い」なのか「計算」なのかで見方が異なるんじゃないかと前の記事に書きました。左上を決めてしまったので、碁は細かく見えたけれど、私の主張ではそれは「高尾本因坊の計算」。なので細かくなってもそれが「勝つ道」と高尾本因坊が思っていたのなら、この碁は終始本因坊優勢だったんじゃないかと感じる。そしてそのきっかけは右上のボウシだと思ってる。。。

ところで前出「3つ驚いた」棋士が驚いた2つ目の手。それは黒51。この手は見ている誰もが感じる「高尾の手」。

これを見た瞬間に私は就位式に行きたくてたまらなくなったのです^^。そして高尾本因坊に尋ねてみたい。即ち対局中の高尾本因坊、いったい自分の打つ手が「高尾らしい手」だということを意識して打つことがあるのかどうか^^。「む~、これ打つとまた高尾とか言われるかな~」なんて。

どなたか高尾本因坊の身近な方。尋ねてみては頂けませんか^^。

2007年07月02日

本因坊雅号の一般公募…

週刊碁ブログの記事

つきましては「週刊碁読者の皆さんにもお知恵を」とのことで募集することになりました。

え~(苦笑)。「名前募集」と言えば記憶に新しいのが四天王ニックネーム。大々的に募集したにも関わらず、少なくとも私の印象によれば「惨敗」(笑)。単なるニックネームで惨敗したにも関わらず「由緒正しい」本因坊の号でまた再チャレンジとは…^^。

本因坊の号なんかが一般公募されて欲しくないって気持ちもあるし、記憶に新しい「惨敗」からも「それだけはやめておいてくれ」と思ったことが実現してしまいました^^。

2007年07月08日

かわいくない依田先生(><)

かわいい囲碁教室に続いては「かわいくない依田先生」。

igo books

日本棋院二階売店富士通杯特集^^より。

こんな本があるのは知らなかったなあ。食指が動きましたが、依田先生の本、まだ並べていないのもあるので我慢しておきました。でも月曜日も売店に並んでるんだろうなあ。不安(?)だなあ…

溝上知親先生のこと。

溝上知親先生。日本棋院二階売店でお会いする確率がもっとも高い先生じゃないかと思ってるんですよね^^。何かイベントがあって日本棋院にいくと、必ず売店で本を眺めていらっしゃる^^。

昨日しばらく手にとって眺めた末に購入されたのは左の本。『石田章 詰碁傑作選』。私のことだからきっと溝上先生に何か言ったと思うでしょ?

「先生なんてこうのに載ってる詰め碁はみんなご存じなんじゃないんですか?」。

うん、やっぱり話しかけちゃいましたよ(苦笑)。先生曰く「いえいえ。日々勉強ですよ」。く。私が書くと別になんてことない台詞だけど、溝上先生がそうおっしゃった瞬間、結構格好良かったでえすよ^^。

で、溝上先生が立ち去ってしばらく後。「本当に先生は『基本手筋の反復』なんて書いてある本が勉強になると思って買ったんだろうか?」。そんな疑問にとらわれて本を開いてみました。

え~と。

私ごときがぱらぱらめくって解ける問題ではございませんでした(苦笑)。

2007年07月09日

広いヒラキとミニ中の両方を打つ!

両方打つ先日の富士通杯準決勝、依田先生と同じカタチから。ちなみにこの譜は小林覚先生とチャンハオ。

「これ、面白いね。両方打てるんだね」という私の感想に、速攻でとある高段者のツッコミ。「へ~、君ほど棋譜を並べてる人がそういうこと言うんだね~。しかも小林覚先生が打ってるのに、それでも言うんだね~」。

くく。そいつぁ俺が悪かったさ。悪かったけどちょっと言い訳もさせてくれよぉ。

あまりに低レベルなことを言うけれど、実は私、「カカリ」からの「変則型」ってなかなか打てなかったんですよ。星にカカリを打って、相手のウケに辺の星に飛ぶという打ち方も日本棋院初段を名乗る頃まではあまり打ってないんじゃないかなあ…。

「そんなに一般的なカタチを変則と呼ぶな」と叱られそうなんだけど、自分では「後の打ち方」がぜんぜんわかんなかったんですよね。その後の相場みたいなものが分からずに打つのは「勢いだけ」みたいな気がして、そういうのが一番嫌いだったし…。知らずに打って勝った負けた言うのって、なんか碁じゃないみたいな気がするんですよねえ。それが故に手が縮こまってしまう欠点もあるんだけど。

そんな私だから「ミニ中国流」ってのもずーっと放置してた布石だった。てか、そもそも「なるほどこう打つのか」とちょっと勉強したのが林海峯先生の本(『ミニ中国流の徹底解明―最速の方程式』)を読んでから。だからそれまでミニ中の棋譜はあまり並べなかったし、並べても意識してなかったかもしれない^^。

この布石。最初に左上のカカリ一本の意味を知ったときに感動するじゃないですか。「へ~、なるほど!」って。そして左下については手抜きがあったりカケツギの後、一間に受けないのがあったり、あるいはたまに黒から固く継ぐのもあったりとか、いろんな意味を知ることになる。

で、右上のカカリ一本に関してもいろいろなカタチがあるけれど、本図のようにミニ中を見て「なるほどっ」と思う。そして普通のカタチ通り相手が右辺にワリウツのを見てまたしても「ここはさまでに大きいのかっ」と、改めてミニ中布石の意味を考えるきっかけになったり。

ミニ中が右辺ワリウチと替わって、ある意味で「先手」なんであれば、今度は左辺の「カケツギから一路広く」のカタチが見えてくる。「おごっ。なんか習ったこと全部やってるぞ!?」な感じ。「全部入り布石」とでも呼びましょうか(誰も呼ばねえよ!)。

高段者。ちょっと待ってくれな。この「全部入り布石」をいくつか並べておくからさ^^。で、こういう布石になるのを嫌う場合の打ち方とか、受けて立つ打ち方とか。それを今週のテーマにいたしましょう。

2007年07月10日

石倉都市伝説を斬る。

嘘です、斬りません^^。すみません^^。

ただ、昨日。昨日は石倉先生としばらくの時をご一緒させて頂きました。で、石倉昇九段と言えばぜひ問うてみたいのが「とある手を見て泣き出した」という「石倉伝説」。

ご存じない方のために書いておきます。

石倉昇九段と言うと東大出身。東大出身でかつ一度は大企業に就職された先生。だけど棋士への夢捨てられず棋士になられた異色の経歴を持つ方です。そういう経歴を持つ先生なので、アマの気持ちがよくわかると言われ、「ヒカルの碁」に出てくる「白川道夫」先生のモデルでもあります。

こういう出自ですから、「幼少の頃から囲碁一本」の棋士とは「碁自体」に違いがあるんじゃないかと思われていたりして、それがために生まれたのかと思っていたのが「石倉伝説」。

伝説とはこういう話。

ある日、石倉昇九段が女流棋士相手に誰かの碁を検討していました。そしてある着手を見たときに石倉九段が突然泣き出してしまったのです。どうしたのかと見ている人がおろおろしていると石倉先生。「ぼくにはこういう手は打てない」とおっしゃるのです。「ぼくはいつも、どうしてこの手が必然なのか、その手にどれだけの大きさなのか、計算しながら打っている」。

うん、石倉先生ならさもありなん。でも石倉伝説の先生は、ある手を示しながら続けて言います。

「この手だよ。この手は凄い。こういう手は計算からは出てこない。ぼくにはこういう手が打てないんだ。計算でしか打てないぼくにはこういう手がどうしても打てないんだ」。

そう言って先生が泣いたと言うのです。伝説はまだ終わりません。

石倉先生がそうやって、ある「手」を見て泣いた後日。とある偉い先生がその話を耳にしたらしいのです。その「偉い先生」は、その「泣いた石倉先生」の話を聞いてなんと言ったと思います?

「そうやって泣けるってことは石倉くんもまだ捨てたもんじゃない」。

すごくよくできた話でしょう? 石倉先生と他の棋士の「関係」をうまく表現している話だと思いました。まあうまく「できすぎて」いるから、私は都市伝説だと思ってた。

この石倉伝説自体良い話だし、そして話が長くなっちゃったので、私が「先生っ。石倉伝説の真相はっ?!」と突っ込んだ話はまた別の記事とさせて頂きます^^。

石倉都市伝説を斬る(2)

だから「斬る」ってのは嘘なんだけど、先の投稿のタイトルを「斬る」にしちゃったから^^。

ところで、オトナになってから碁を覚えようとした人は、ほとんどすべての人が石倉先生のお世話になっていると思うんですよね。もちろん私もそう。まだ見ぬ石倉先生に憧れを持っている方も多いのではないでしょうか。

「先生あのね」。

失礼したらマブダチ」理論を持つ私ですから、当然石倉先生にも「お願い」してきました。「先生、私は初心者教室に通っています。そして教室には先生の本を見て碁を覚えたという人もたくさんいます。一度『いしくらだぁ』と教室に乱入してはいただけないでしょうか」。

お互いに酒の席の話だから続きは書きません。書きませんが、石倉先生がのぞきに来て下さったりしたら大喜びしちゃいますよね(^^)。

で、本題の「石倉伝説」です。先の投稿に書いた「伝説」を、直接石倉先生にぶつけてみたという話でした。

「先生、あの話は本当なんでしょうか」と問えば「ああ、河野臨くんとの碁の話ですね」とあっさりおっしゃいます。うご、本当なのか…。

「ぼくが『ここが何目…』と一所懸命打ってたときの話ですよ」と石倉先生が話して下さいました。「ぼくがそうやって一所懸命打ってたらね。いきなり河野臨くんがわけわかんない手を打つんですよ。わけわかんないけど良い手。だけどそんな手が計算から出てくるとは思えない。その手を打たれたこともあって、ぼくは負けちゃったんですよねえ」。

「先生、泣いちゃったと言うのは?」とはナシが続きます。「ええ、悔しいというか、ぼくにはこういう手は打てないなあと思ったらなんだか泣けてきちゃったんですよねえ」と石倉先生。

ほへ~。石倉伝説は本当だったんだ!

「後日談の方は」と問えば先生。「ああ、小林光一先生ですね」とこれまたあっさり名前を挙げられます。「いろいろとお世話になってる先生なんですが、その小林光一先生が『石倉が泣いた』話を耳にされたそうなんですね。そのときに『泣ける石倉は捨てたもんじゃない』とおっしゃったんですよ」。

ふわ~、「石倉伝説」はまるっきり本当の話だったんですね。囲碁界にはこういう面白い話がまだまだたくさん埋まっています^^。

「ところで先生。ぼくは囲碁ブログをやっていますが、今のお話は…」。「こんな話書いていいの?」と思う方もいらっしゃるだろうから注記しておきます^^。問うた私に石倉先生。「だって本当の話ですもの」。

酒の席とは言え、言質は取らせて頂きました。もちろん「酒の席故」の、他のへんてこな話を書かないバーターであったかもしれません(笑)。

2007年07月11日

全部入り布石 一杯目

全部入り布石 一杯目依田先生の富士通杯準決勝(棋譜でーたべーすで棋譜を見る)にインスパイアされて並べはじめているのが「全部入り布石」(初出記事)。

まず一杯目として並べたのが小林覚先生と常昊九段の碁。2002年の富士通杯です(棋譜でーたべーすで棋譜を見る)。

既に知っている人にとっては「当たり前」の布石なんだろうけど、ミニ中をちょっとしか勉強していない私にとって、左辺の広いヒラキと上辺のミニ中を双方打つ「全部入り」の打ち方は興味深いものなのです(^^)。

改めて小林覚-常昊を並べて「調べなきゃ」と思ったこと。

  1. ミニ中に対するワリウチはかくまで大きい
  2. 遅れて来たカケツギ(左辺・黒13)に対しても、白はとくに「反発」しないで碁が打てる
  3. ミニ中の制限「しそう」にも感じられる隅のトビサガリ(白16)は何度か見たことがある気がするけれど、これは「落ち着いている」のか「相場」なのか
  4. 左上のトビサガリ(白16)を放置して右辺を打つ「ぴったり」した手はないのか。それともカタツキを打たれるまでがある意味「セット」なのか
  5. 黒25に対する白26(右下方面)はあまりに固く、黒からのコスミツケ(黒27)があまりに「ピッタリ」なのではないか

まずはそんなところを理解しなくてはと考えています。

それにしても私。碁のことを本当に知らないんですねえ^^。「おおっ」とか言ってるうちは「調べるぞ~」と盛り上がってとても楽しいんだけど、そういうのがあまりにたくさんあると「これまで何やってたんだろ」とちょっと悲しくなったりもします(苦笑)。

2007年07月17日

母さん、星に強くなったよ!

気分は「母さん、刑事になったよ!」(参照:「刑事くん」 on Wikipedia)。

今、「囲碁講座」に「星に強くなろう」という練習問題小冊子が付録でついてきていることは前にも書きました。一部、うさぎに食われてしまったけれど。

でね。今回はシリーズ第五弾「三々入り編」。三々入りに関してはね~、『打ち込み読本―即効上達シリーズ〈5〉』を徹底的に潰して自信もある(^^)。んでやってみたらノータイム全問正解でした~(^^)。

いや、まあさ。「囲碁講座」の主対象レベルは、私より若干低いところにあるんだろうとは思うんですよ。でもさ。問題集をやってすらすら全問正解って嬉しいじゃないですか。集中力ない私なのにケアレスミスもなく^^。

ちょっと嬉しくなって自慢してみました<カワイイ(馬鹿)。

2007年07月20日

碁ワールド7月号小冊子からの名言

この前8月号が届いたのになんで7月号やねん、と。そう思いますよね^^?

実は昨日、積み上げた雑誌類を整理していたら未開封の碁ワールド7月号が出てきたのでした(苦笑)。「ごめんね碁ワールド」ってことで、付録小冊子「身近な布石」を丁寧にやってみたのでした。ま、詰碁だと面倒なんですけど、布石だったら気楽にできるからたいていきちんとやってみるんですけどね^^。

で、気に入った言葉。

  • なぜ危ない戦いを挑むのか。蛮勇が身に付くと進歩を止めてしまいます。
  • 五段同士。このレベルになれば、大場より眼形の急所が優先することは百も承知です。
  • 広いのは薄いと考えがちですが、本来は柔軟で包容力があるものなのです。

私を知る人には「またとりの「いつものやつ」が出たよ」なんて思われてしまうかな^^。

「戦いを嫌がっては碁は上達しない」って言葉はよく耳にするんだけど、多くの人が「蛮勇」と「戦い」を混同してるんじゃないかと思うんですよ(当社比)。「やってみたらうまくいくかも」と思うときもないではないけど、ちゃんと上達したら碁に「かも」が介在することはほとんどない。「蛮勇」に頼ることなくきちんと上達していきたい><。

2番目の言葉についてはその昔。「こんなに広いのにもう読まなくちゃいけないのっ?!」なんて質問を高段者にしたことがあります^^。広かろうがなんだろうが、読まなくちゃいけないのは当然。質問当時はそんなこともわかってなかった。

3番目。この言葉が実感としてわかってきたのは最近のこと。まあ怖くてなかなか広げられないんだけど^^。ただ、たとえばチキリなんかで構えることができるようになってきたのも(ちょっと遠いけど)この3番目の言葉に繋がる感触。

え~と、放置していてごめんね>7月号。「なんか一号飛んだ気がするな」とは思っていたんだよなあ。先生が矢代先生ってこともあって「囲碁講座」も購読してて、ちょっとわけわかんなくことがあるんです^^。

2007年07月24日

洪マルグンセムさんのこと。

今週の週間碁。最終面が「旬の人」という記事で、洪マルグンセムさんが取り上げられていました。

これ、結構良い記事じゃありませんでしたか^^? 洪さんと直接話したことがあったりするから(別に知り合いとかじゃないけど)、思い入れ分、記事も良く見えるのかな? 読まれた方、如何でしたか? 洪さんの囲碁への思いがとてもよく出ているように感じました。

尚、洪さんとの最初の出会いは鳳凰杯(今年も楽しみですね!)のとき。当時の私は洪さんのこと、全く知りませんでした。

で、準々決勝だったかで、洪さんは小林覚九段と対戦したんですよね。洪さんのことなんて全く知らない囲碁初心者な私だったから、対戦後に「小林覚九段なんかと打ったりして凄いですね!」なんて声をかけてしまったわけですよ(苦笑)。もちろん洪さんを知ってる今ならもっと違う話しかけ方があるはずなんですけどね^^。

洪さん、答えて曰く。「覚先生と打つことができたのは僕の栄光です」。どうも韓国にはそういう言い回しがあるようですね。不勉強でそんなこと知らない私は「何言ってんだよっ。光栄だろーが」とツッコミ入れてしまった…。

ま、結局。私が「恥ずかしい奴」だという記事でした。

2007年07月25日

本コウなら問題にしません! ~ 知らない言葉。

本コウなら問題にしません!今更こんなこと言うのも何なんですけどね。

あ、左図の問題は碁ワールド 2005 年7月号付録小冊子「ステップアップ詰碁」からの転載。

ちょっとこれ問題タイトルは誤植なのかもしれないな。「無条件」というのがタイトル。そして問題にはこう書いてある。

本コウにするならわざわざ問題として出すこともありません。

実は問題に続きがあるんだけど、私はここまでしか読まなかった。で、第一感はツケなんだけど、どうもうまくいかないらしい。そして第二感(?)から読んでみたんだけど、どうもコウになる。で、なんか変なコウになる。

わかんないな、と諦めて回答を見たら合ってた。私の回答の「変なコウ」は「一手ヨセコウ」。「え~、問題に「無条件」って書いてあるじゃんと思ったら、先に引用した問題の後に「一手ヨセコウ」と書いてある。

ふ~ん。まあタイトルが誤植なのね。それはそれで良いけれど、面白い。「本コウなら問題にしません」と言って、そして回答が「一手ヨセコウ」というケースがあるんですね。その言い回しが面白い。

まあ。棋譜は馬鹿みたいに並べてるけど、それに比して詰碁経験はあまりに少ない私。詰碁集なんかを見ると、本問のような言い回しが結構あるのかもしれません。「今更こんなことに感心するのもなあ」と反省しつつ、でも「なるほどっ!」な気付き体験でした^^。

2007年07月26日

弱~い碁好きの棋譜並べ

「本コウなら問題にしません!」という記事に skypia さんからコメント頂きました(^^)。再掲すると

とりさんの書いてた「棋譜並べ」の話。早く並べて強くなろう、だったかな?
出ていましたね。碁ワールドに。
あれはいつ頃から始まったのでしょうか? なんでまた始めたのでしょうか? 棋譜を早く並べることはホントに有力なのでしょうか? 番号を追うことに終止して、盤面全体を見るなど出来ないのでは?

いただいたコメントをじ~っと見て考えました。棋譜並べって、プロもよくやる勉強法だから「いけない」わけはない。また、「碁ワールド」にも「並べてごらん」って棋譜が載ってる。あるいは「囲碁未来」にすら、並べるための棋譜が掲載されてる。

すなわちここから導くことのできる結論は、「棋譜並べがお勧めの勉強法である」ということ。

だけど。棋譜並べってやらない人も結構いますよね。棋譜並べに疑問を持つ人もいる。専門家たちが「棋譜並べは良い」って言ってるのになぜか。

気付いたんですけどね。たぶん「専門家が言うからこそ」疑問なのかもしれませんね! 専門家や強い人たちは、私の言葉で言えば結構な「囲碁語遣い」。そういう「囲碁語遣い」が棋譜を並べると、総譜を見て盤上に石を置いて行ってるだけなのに、それだけでだいたい棋譜を覚えてしまう。

「はん。どーせてめーら囲碁語が理解できてるから棋譜並べってのが勉強になるんだろうよ。てめーらみたいな棋力だからこそ棋譜並べが勉強になるんだろーよ」。

そんな風にも思ってしまいますよね。しかしこの認識は、驚くべきことに「正しくない」んです(^^)。

skypia さんのコメントを見て「強い人が実践し、私のような弱い奴が憧憬する棋譜並べ」と、それからもうひとつ「私のような弱い奴が実践する棋譜並べ」の2つがあるのではないかと言うことに思い至りました。

棋譜並べにも2種類(内容の違いで形式に違いがあるわけではありませんが)あることを知れば、もっと「棋譜並べ愛好家」が増えるのかもしれない。

すなわち「弱い奴の棋譜並べ」とは…

ブログって、記事が長いと読む気が失せますね。そして「弱い奴の棋譜並べ」を説明するとすっごく長くなる。どうしたもんかな、と考え中です。

2007年07月29日

ウワテと打つときに普通に受けられてショックを受ける自分への慰め。

いつも拝読している「碁盤を囲んで」というブログの記事

『強い人はここが違う 利き筋発見法』なんていう本があったっけ。
ということが書いてあった。

前々から「利き筋」を丁寧に説明した本が欲しいなと言ってる私。不勉強にして知らなかった。ずっとそう言ってる私に「碁盤を囲んで」の中の人が教えてくれなかったのは多分意地悪(いや、そんなことないですよね^^)。

かるくチェックしてみると『碁敵に勝つ秘訣〈4〉強くなる人はここが違う―利き筋発見法』という本。アマゾンのページにあるレビューでも「数少ない『利き筋関連本』」というレビューが載ってた。

む~。今度棋院でチェックしておきますです。

ところでタイトルの件。ウワテと打って知らぬ利き筋を利かされて驚くってのが「碁盤を囲んで」の記事の趣旨。それ、とてもよくありますよね。相手の着手をよーく読んで、利いてるのが読めた自分を褒めてあげたい気持ちもあるんだけど、でも「そこが利いてるようならもう碁は終わりだろう」みたいな(苦笑)。

あと、ウワテと打つとき、相手に「普通のウケ」を打たれてびっくりすることがあります。それはたぶん。普段の自分より「形/読み」バランスが「読み」の方に傾いてるから(自分なりに一所懸命なわけですよ)。だから普段なら「こう打てばこう返される」という「形」からの判断力が著しく衰えてしまっているらしい。

「まあさ。俺もウワテと打つってことで一所懸命読んでるんだね。かわいいもんじゃないか」なんて慰めてるんですよね^^。

2007年07月31日

第8回鳳凰杯トーナメント 2日目

下のトーナメント表のような進行です(写真はクリックすれば大きく、というか flickr に飛びます)。

igo - phoenix cup tournament

「我らが」山田拓自七段は勝ち。小西和子八段はここまで圧倒的な力を見せて勝ち上がっています。レドモンド九段とホンさんの碁は人だかりで見るのを断念。結城聡九段は「本命」の感じですね。

いよいよ明日、準決勝・決勝及び三位決定戦が行われます。

で。

山田拓自七段の碁を見て喫煙所でほっとしていたところ。ガラスの向こうを宮崎龍太郎先生が通りかかりました。声を出しても聞こえなさそうなので懸命に手を振る私(ちょっとカワイイ(笑))。宮崎先生、次の仕事が押していて大急ぎだったにもかかわらず、無理矢理気付かされてちょっと話をさせられることになってしまいましたとさ。連日言いますがプロ棋士は大変でございますねえ…。

尚、どういう販路を取るのか知りませんが、宮崎先生と稲葉さんの囲碁講座を収録したビデオが出る/出たそうです。喫煙所のモニタではずっとこのビデオが流れているんですが、なかなか面白いビデオでしたよ。おそらく私よりちょっと下くらいの人向けなのかなという感じ。

詳細、宮崎先生にまた伺っておきます。と、あ、そうそう。個人的なことですが、取り敢えず来月一ヶ月は宮崎先生のクラスに通うこととしました。来月はわからない、と伝えていた人にご報告まで。

第8回鳳凰杯トーナメント結果

代々木ユーキャンビルで行われておりました第8回鳳凰杯、下の写真のような結果となりました。順位は右から左。

igo tournament awarding ceremony

igo phoenix cup tournament 3rd place plate結局2日目からは山田拓自七段を追っかけていましたので、決勝の碁もほとんど見てません^^。準決勝で山田先生が負けるや、「こりゃ三位だな」と、置いてあった3位のプレートを速攻で撮影しておきました(笑)。

3位決定戦は山田拓自七段と小西和子八段の碁だったんですが、序盤早々右上の折衝(機会があれば図を掲載しますが…)で山田七段がポイントゲット。左辺より、一瞬シノギ勝負になるかと思われたところもあっさり凌いで始終山田七段がリードして、ヨセの最中での投了となりました。

尚、準優勝のレドモンド先生はこの代々木ユーキャンビルで教室を持っているそうな。昨日も教室があったらしいんだけど、大会出場のため宮崎龍太郎六段の代講。それを受けての生徒の発言がなかなかよかったな。

「レドモンド先生この前も手合いってことで代講だったわよね。でも先生がそうやって手合いをガンバっていてくれるのは生徒としても嬉しいわよね」。

知らないおばさまでしたが握手しそうになりました(笑)。今日帰りにレドモンド先生とすれ違ったので、その生徒の発言を僭越ながら伝えさせて頂きました(^^)。レドモンド先生も「そんな風に言って頂ければ嬉しいです」と。

えと。たぶんレドモンド先生も私がレドモンド先生の碁を全く見てなかったことをご存じだったので、それ以上は何も言わず早々に別れましたとさ^^。

レドモンド先生のボヤキは面白かったんですけどね。「どうするんですか」「わからないよっ」「そうか。そっか。そうか~」等。英語でぼやいた方が勝ちやすいかもしれませんよ(ボソリ)>レドモンド先生(笑)。

2007年08月02日

棋譜を付ける能力。

鳳凰杯関係のネタを引きずっていますが^^。

今回の鳳凰杯はほとんどの対局で棋譜を付けていた感じ(実は去年はさぼったので、いつからそういうシステムになったのか知りません)。それがね。テーブルの両端で2組(つまり4人)が対局していて、真ん中に記録者が着席して「両面」の棋譜を付けてたりするんですよ。

両方が「手前側が黒」とかなら結構わかりやすいかもしれないけれど、そんなことは「時の運」。そもそも両方同じ向きなら付けやすいのかどうかもよくわかんない。

「ほえ~。棋譜を付けてた人すごいね。どのくらい打つの?」

と、囲碁関係者&主催者関係者(変な言葉^^)に尋ねてみたんですよ。お二人の回答は

「女流アマなら都代表クラス」。

なるほどね~。そもそもやったことないから難しさがわかんないんだけど、やっぱ「凄い人」がやってるんだなあ。

そういうところに感動したりできるのも生観戦の面白さではあります。ま、強い人にはこういう「技」は当たり前のものなのかもしれませんけどね^^。

2007年08月03日

iza より「すがすがしかった小中学校囲碁団体戦」

iza というニュースサイトに「すがすがしかった小中学校囲碁団体戦」という記事が出てた。なんかこういう「一般」メディアに「囲碁」のことが載るとちょっと嬉しくなったり^^。

面白い、というか常々「囲碁の魅力のひとつ」と考えているのに合致する言葉。

勝っても「やった!」と喜ぶ子供はあまりおらず、素人にはどちらに軍配が上がったのか分からないこともたびたび。

思い出したのは。とあるバーのママ(なんか一気に記事の隠微度が増すな(笑))の疑問。

サッカーってゴールしたらダンス踊る人なんかもいるのに、ラグビーはなんでトライをとった人が黙々と自陣に帰っていくの?

そのときの自分の説明は未だに気に入ってる(笑)。

すなわち、サッカーのゴールというのは、最後の瞬間まである程度の「偶然」に影響を受ける。動いているボールを足で蹴るのである以上「当たり所」(柳沢のアウトサイド)とか、「たまたまキーパーの正面に」とか、「ちょっとしたずれ」でポストに阻まれるとか。そういう「偶然」を乗り越えてゴールを奪えば奪った本人に歓喜が訪れる。

一方ラグビーのトライというのは「トライの形」になればあとはもう必然であって、トライを「とること」が凄いんじゃなく、「トライの形」にすることが凄い。だからトライをした人自身の思いとは「やってやったぜ」ではなくて「やっぱりトライになるよな」という「確認」のような意味がある、と。

囲碁の勝敗も「確認」であるように思いませんか。相手の手が乱れれば「よ~し、やったぜ!」ではなく「なぜそんな風に打つんだろう?」と疑問に感じ、「それは即ちこちらの棋力が上回っているのだな」という「確認」。

負けるときも「うまくしてやられた」というよりも「そんな動きがあったのか」とか「相手の読みの能力に自分の読みが追いついていない」という「確認」。

「出会い頭の一発に沈んだ」なんて「ハプニング」がほとんど排されているのが囲碁の魅力だと思ってる。そして、参照元記事の「勝って大喜びする子が少ないという」現象も、この囲碁の魅力を表現していると感じるのです。

2007年08月05日

初心者時代から役立つ 16 の対局マナー

ま、どんな場合にも言えることですが、「マナー」とか「作法」は、基本的に「自然」なもの。なんか言葉にして列挙すると「うぜえ」感じがあるかもしれませんが、「丁寧」な気持ちを持っていれば細かいところで間違えても相手に不快感を与えたりすることはありません。

でも、回りの人が「当然」と考えていることに「違反」してしまうんじゃないかという恐怖心はありますよね。そういう「恐怖」で、十分に楽しむことができないのはとても残念なこと。

比較的一般的な「マナー」を、対局開始から終了の流れでまとめてみました。

尚、最近よく困るのが、私の石を私の碁笥にしまってくれる方が多いことです^^。そういう「作法」はありません。丁寧に見えても「作法」でなければ直してしまいましょう。

  1. 着席したら碁笥を動かす前にまず「お願いします」。
    半分洒落だけどウワテを上座に、の意識があっても良い
  2. ニギリで打つ場合、ウワテが白を握る。対等に見える場合は基本、相手に白を。
  3. 白を握ることになった場合、最低 10 子くらいは握る。
    尚、置き碁の場合の順番は下図(見にくい場合は、クリックで日本棋院の説明ページに飛びます)
    置き石の順番
  4. 石を交換することになった場合は、碁笥に蓋をしてから交換する。
  5. 初手着手前にもう一度「お願いします」
    もしかしたらクドイのかもしれないけど、まあ挨拶はあって困るものでもないし。
  6. 初手の着手は、何らかの意図(相手のことが大嫌いである、とか(笑))がある場合を除いて右上に打つ。小目に打つ場合は17の四。
  7. 初心者のうち、一手に1分というのはかなりの長考の部類。指導してもらっているときに長考になる場合「今、ここを読んでいる」と、長考になったことの説明をしても良い。
  8. 初心者のうちは「集中力の切れたとき」が基本的に投了のタイミング。五子以上の置き碁を打っているのならウワテに「投げた方が良いか」と尋ねるのもありだとは思う。
    互先の場合、白江治彦先生は「初段なら作って20目差というのは恥」とおっしゃってます。
  9. 最後まで打ったら整地する。「どうせ負けてるから整地は良いです」と言うのなら、最後まで打つ前に投了していないとおかしい。
  10. 投了時は「負けました」あるいは「ありません」。「投了します」とか「もういいです」という言葉はあり得ない
  11. 石を片付けるときは、基本的に相手の石を相手の右手側に集めるように片付ける。「礼儀」と考えて相手の石を碁笥に入れる人も多くいらっしゃいますが、そういう振る舞いにどう応えて良いのか困ります^^。
  12. 終局後は、石を全て碁笥に入れ、蓋をしてから碁盤の上に乗せながら「ありがとうございました」。
  13. 検討をする場合、検討を始める前に再度「おねがいします」。検討終了時はもちろん「ありがとうございました」。
  14. 検討を開始する場合、互先の場合は負けた側が検討開始の意思表示をする。置き碁の場合はウワテからで問題ないと思うが、シタテが「検討をお願いできますか」とお願いするのはもちろんあり。
  15. 検討中「黒がここに打てば…」という検討に対し「そう思ったんだ」は封印。なぜそこに打たなかったかの自己主張は許されるが「ああ、やっぱりね。そこだと思ったんだ」では検討にならない。また、基本的に「だって」「でも」も検討では封印しておいた方が良い。
  16. 遥かなウワテが検討に参加する場合、そのウワテが負け側を「本当はこう打てば勝っていたよね」と意見してくれることがある。血の気の多いシタテは「やっぱりねっ。このウワテ(対局相手)クズだ」という態度を示しがちだけど、所詮その手を打てないからシタテ。「ウワテ」に対しては常に謙虚であって間違いない。

尚、「石を交点に置く」「ハガシをしない」ってのは「ルール」ですから省いてあります。初心者時代にはよく見られる「違反」ですけどね^^。

2007年08月06日

昔作った、囲碁マナー検定

うう。自分でも4割8分ほど存在を忘れかけていました。前の記事を書いてから思い出しました。

昔、マナー検定を作ったこともあったんでしたねえ。今更ですが貼っておきます。問題文にちょっと言い回しが気に入らないものがあったりもしますが^^。

ちなみに「こばぴ」。

「Q6:着手した瞬間ヨミ間違いに気付いた時は?」に対して「相手に伺いを立てる」と回答しやがりました(笑)。まあ、明らかな間違いはそこでゲームが壊れてしまったりするから打ち直してもらいたくなることもある。でも取り敢えず、着手後の打ち直しはできないのが「ルール」でしたよね^^。

2007年08月07日

この手が打てない!

この手が打てない高梨聖健八段。授業時間が終わるとよく自らの実戦譜を並べてくれます。

これはちょっと古いけど7月23日号の週刊碁「これぞプロ!」に出た譜。ちなみに私、「これぞプロ!」はあまり見てません^^。「まあ部分的にそう打つよね」という細かなところが多くて、取り敢えず現時点の私の勉強にはならないのです。

ちなみに聖健先生の碁を紹介したのは山田規三生九段。「高梨さんとはよく飲みます。いいところを探してやろうと気合が入りました」。うん。そういえば二人の相合い傘も見たことがある(笑)。

で、図ですよ。今、聖健先生がツケを打ったところ。あ、相手は田原靖史六段。白の強いところで戦わず、調子のサバキを求める手という意味ですね。

ただ。この手はぼくたちも読んでみる。この局面、第一感が縦に二路上に寄った二間飛び。で、それだと味を消しそうな意味もあって、「それならば」と次に読んでみたくなるのはこのツケ。

# ま、どーせ私ゴトキには読み切れないんですけどね^^。

だから示されたこの手はわりと良いんだけれど、実はその前の手が打てない。前の手とは15の九のボウシ。一応「形」だからボウシは考える。だけど白が最強にツケで頑張ってきたとき、どうも良い流れが浮かばない。私ごときが流れを失えば、それはすなわちモチコミになりかねない。

だから私はハナヅケは打っても、その前のボウシは打たないわけですよ。しかしこの後の進行(週刊碁をご覧ください^^)ではボウシがあるからこその進行になるんですよね。

「先生、ツケは俺も打つかもしれん。しかしボウシ。あれが打てないんだよなあ」
「あはは。ツケよりもボウシが『素晴らしい手』だったかもしれませんね」。

むむ。まあそれくらいは認めるさ(笑)。

「でさ。何考えてボウシ打ったですか? 僕も打てるようになりたいんだけど」
「え? え~と、何も考えてません」。

くく。結構そうなんだよなあ。なんか自分の中で組み立てるストーリーが途切れるところ。そういうところへの着手について「なんで?」と食い下がると「そこには石があるものだと思いました」とかいう返事が戻ってくる(笑)。

「なんだよ~、それ~。考えてねえんじゃ~学びようがねえじゃねぇかよ~(;_;)」
「あはは。ぼくは子どもの頃からやってますからねえ」。

くそ~。確かに碁を論理「だけ」で打つのは、すごく遠回りだと思う。でもいつかそういう手、打ってやるからな~。

と、このところそんな思いもあり、若干対局数を増やしていたりするんですよね~(^^)。

2007年08月15日

超・短手数で気付くこと。

前にとあるインストラクタと打ってたとき。

どうも白が頑張りすぎていて、少なくとも白が無傷で場を治めることは不可能であるように思えた。そのときに「白が無傷で場を治めるなら投了しますよ」とエラソーなことを言って、そしてインストラクターのたった一手を見て「負けました」と投了した話は何度か書きました。

「ひ~、俺は一手も見えないのかよ」と大いに驚いたんですが、最近あった類似体験。

ある(超)高段者がネット碁を打っていたわけですよ。さすがにその(超)高段者、みるみるうちに形勢が良くなっていく。「こうなったら碁は終わりだね」とか他の観戦者と話してたりした。

するとその(超)高段者ですよ。「とり、今優勢だからちょっと代わってみ」とか言って交代。げっ。「いやその」とか言うと「うん、今かなり優勢だからさ」と。優勢は間違いなくて、しかも私の手番なんですよね。

「よし」と一手打ってみた。相手は「ここに受けるかなあ」と思ったところに受けてきた。でも「そこに受けられると細かくなっちゃうよなあ」と思ってたところでもあった。

で、次に打つところを探す。探すけど「良い場所」がなかなか見えない。しかたなく「こんな塩梅」ってところに打ったんだけど、打った瞬間に自分が非勢になったことに気付きました(苦笑)。

私、三手で必勝の碁を壊す奴、です。

いやあ、なんか驚いたな。きちんとした計算で、バランスを保っている碁ってのは崩れやすいものなんですね~♪

と、書いて、自分のヘボさは棚に上げておきたいと思う私なのでした。

2007年08月18日

進歩のない私 ~ 石の形

no_progress.png先ほどの記事に書いた矢代五段と池田五段の碁。

私をよく知って下さってるかたなら「またかよ」と思われるでしょうが、今、矢代先生の打った黒37が私には打てないのです。と、いうか、左下の定石。定石を打った後、黒からどう打てば良いのかいつもわからない。だからここは相手に「全部おまかせ」。

もうここの形については一年以上同じことを言ってる気がするなあ…

掲載図のように「打つことがある」のは知ってるし、こう打ったのをみても「ふむふむ」程度にしか思わない(思えない)。でもどういうタイミングで、何を狙って、そして何をケアして打てば良いのかよくわからない。よーく考えてみると、この手について「何がわからないか」も明確ではなくて、だから諸先生方にもあまり質問すらできません。

ここがもうちょっとちゃんと打てるようになれば、ちょっと強くなりそうなんだけどなあ(笑)。

ところで本譜。碁ワールドの9月号に掲載されている譜なんだけど、下辺の池田彩子五段は二立四析。二立四析を久しぶりに見ました。ツメと、右下へのカカリに対する上ツケ。「そんなもん」なんだけど、二立四析に対する「冷静な対処」は覚えておくべきですよね。

以前二立四析の棋譜をいくつか並べたんですが、私がやるとたいてい相手の方が打ち込んできちゃうんですよね^^。そんで結構な確率で相手の方が潰れてしまう…。つまんないので打たずにいて、それで結構二立四析の打ち方を忘れてしまいました。

また、左上は黒からツケバネ定石になります。私、ツケバネを意識して打つようになったのは矢代先生の棋譜を並べるようになってから。ちょっと不正確な話になっちゃいますが、矢代先生の棋譜って、ツケバネ頻度がえらく高い気がしませんか^^? 矢代先生の譜以前に並べた譜ではさほど出てこなかったように思うんだよなあ…。

2007年08月22日

宮崎先生にノセられる私 ~ 三子局の打ち方

三子局を打ちました。下の図は序盤。

三子局

私ね。初手はまあ必ず小目です。で、高ガカリはツケヒキを選びます。二子のときは初手小目で相手の空き隅星に対してはシマリを打つ私。それが不利だとは感じないんですよね。

でも三子で高ガカリにツケヒキが決まると、さすがにやや不利に思えます。でもハサミで打つと、相手の手も含めて「責任が持てない」。

「先生、これ、ツケヒキはさすがにダメとしたものですかねえ」。そう宮崎龍太郎六段に尋ねてみました。先生曰く「私は打ちません」。「でも石田先生はツケヒキを打って悠々と勝ちますね」。

お~っ。石田先生かよ。そう言えばシタテゴナシが得意という噂も聞いたことがあったかな。

で、ツケヒキが一段落したら右上にカカリを打ったんだけど、まあ打ちながら「これはさすがにゆっくり打ち過ぎなのかもしれないなあ」とか。

なんとか左下のカカリに回って、相手の一間低バサミに対して三々入り。

「とりさんは本格的ですね」。

宮崎先生の黄金の一発ですよ(笑)。へぼ碁打ちが「シブトイ碁」とか「厳しい碁」なんてのを目指すのは難しい^^。それもあって私は「本格的」を(一応^^。かつ、当社比^^)目指してる。先生に「本格的」なんて言って頂くとお腹いっぱい(^^)。

白からはAもあれば、今瞬間的にBのカカリも大きい。さらに黒「▲」が変なところにいるし、白「▲」には味がある。

「要するに手合いが違うんじゃねえの?」と言われるかもしれないけど。三子局に関してはこんな風に打ちたいんですよね…。

その昔は「置き碁なんだから」と薄く打ち、そしてウワテの方々にも「まあ置かせ碁は頑張らざるを得ませんからね…」なんて慰めを受けて「そんなもんだ」と思って打ってた。

でも身の回りに「そうでもないんですよ(そんなに無理をせずとも打てるんですよ)」と言葉や態度で示してくれるウワテの方が大勢いらしたんですよね。そして私レベルだと「ヨミが抜けた!」という碁よりも「そうか、そちらが大きかったか!」なんていうことの方が理解しやすい。

私もいつかシタテに「わかりやすかったです。ありがとう!」な~んて、言われてみたいのでした(笑)。

2007年08月27日

高尾解説@アマ本因坊大会

前日に「お友達」らしい潘善琪七段とNEC杯を打った高尾本因坊の大盤解説。絶対に飲んできているに違いないぞという噂が流れr中、いつもよりちょっと色黒モードで登場した本因坊(笑)。あれは「夏」による黒さなのかそれとも…^^。

左下は白が悪いでしょうまあともかく無事に大盤解説会。

「う~ん、左下は手順をを変えてみると、白が抜かれている分黒が明らかに良いということになるんでしょう」という解説から開始。

手がやや進んだ下辺での進行(棋譜は日本棋院ネット対局場にあります)。「う~ん、このツケは格好良いですね」と高尾本因坊。「ツケには伸びるくらいですから、それからAと出て行けば、石を裂いていることになりますね。こういう『調子』をぜひみなさんにも勉強して貰いたい」。

そう言ったあと、ちょっと考え込む本因坊。「う~ん、一緒かなあ」と。つまり黒Aには白Bくらい。それから付けても結局同じ形になる。「でも。ツケから行く方が絶対強そうですよね。相手にビビリが入ります。そういうのが大事なんですよ」。

そうそう。そういうの、大事だよな^^。

さらにこの下辺から中央一帯の一連の動き。黒39の並び(12の四)を「ここはこんなに力を溜めるところではないのでは?」と疑問を呈した本因坊。しかし白40のカカリ(17の十四)に手抜いて中央に襲いかかった黒を見て「なるほど、これなら先の並びは悪い手ではありません」。

「そもそも瀧澤さんはごつい人なんですよ」と本因坊。当然碁の話だと思って聞いていると「彼は対局中、2リットルのペットボトルを置いて打つんですよねえ」と身体の話。一度打ったことがあるらしいんだけど「実はそれしか覚えていません」。

そんな話をしているときに飛び出したのが洪さんのダブルツケコシ。

takaokai2.png「ツケコシ連打はちょっとまいりましたね。ここで白の注文にはまるのはいやですねえ」と検討する本因坊。実戦は結局白の注文に乗ったわけですが、なんとか打開する方法はないかと検討。

「Aに継ぐのはどうでしょうね? でもBが利いているところでAと継ぐのは変なんでしょうねえ」。

「ああ、そう言えば利いてるところを継ぐのは変だってよく言われるよなあ」と会場が納得しかけたその刹那。「ぼくはこういうところ馬鹿みたいに継いでいるのが好きなんですけどね」と本因坊。

ああ、そうだよ。高尾本因坊は絶対そうだよと客席はより強く納得^^。

まあ結局。ここで黒にうまい手がなく、白の注文通りの展開になって「これは白がうまくやったんでしょう」ということで会場全体が白モチ。そして白優勢のままヨセに入ると「ま、ぼくはヨセは嫌いですから」と言いながら大いに雑談モード。

「う~ん、雑談ばかりしててもなんですから数えてみましょう」と数えて「意外に細かいけどやっぱり白」。でも気になるからまた目算してみますと言って数えると「結構細かいですね」。「黒も結構頑張ったんですねえ」と言いつつ「では本気の目算をやってみます」と「ここは十二目と半目と三分の一目が」と言ってると聞き手の向井初段が「先生、もうわからなくなりました!」。

う~ん、向井さん、そうなんですか~。ところで王銘エン先生の『王銘〓これを伝えたい〈1〉ヨセ・絶対計算―あなたは「一目」を理解していますか? (MYCOM囲碁BOOKSシリーズ)』は読みましたかと話を振りつつ本因坊。

あの本ねえ、難しかったけど頭を痛めながら読破したんですよ、と。そして「これは素晴らしい」と、ヨセの問題を王銘エン先生に持っていって見た。

「先生。先生の理論ではこのヨセの大きさをどう判断するのでしょうか。どちらが大きいのでしょう?」と問うてみた。それに対する王銘エン先生の解答は「う~ん、見た目、右が大きい」。「ぼく、それを聞いてがっかりしちゃいました」^^。

そんな話を挟みつつ。何度目かの「本気の目算」を経て「半目みたいになってきてるけど、白かな」ムード。でも最後に0目計算していたところに黒地が付いてしまって「ああ、こんなところに地が付くのか。こんなところ見てなかったなんてなんて相当馬鹿です」ということで黒の逆転勝ち。

「なんかお二人ともぼくの何倍もヨセがうまいですね」と締めくくり(笑)。

この前も書いたけど、「一気に駆け上った」高尾名人・本因坊の解説をあまり聞いたことがない。でも先日の大和証券レディースでのゲスト出演時解説は結構面白かった。その再現を期待して解説を聞いていたのですが、期待が裏切られることはありませんでした^^。

終わってみれば「雑談会」の印象が強く残った人もいるかもしれないけど、手どころでの「解説」は面白かったですよね(^^)。

2008年01月28日

2月・日本棋院の指導碁予定

2月の日本棋院・指導碁予定が発表されていました。従来よりも多くの棋士が「指導碁」に参加するようになったのは、どうも日本棋院の、ファンに対する気持ちの様子?

taku.jpg

で、2月末の市谷本院ですよ。仲間内の思い入れで、非常な興味を抱いている棋士が指導碁番になりました。何度かお話させていただいたことはあるけれど、まだ打ったことがない。さっそく「おい、2月末日、○○先生だよ」とメール。

2月末は仲間総出で日本棋院二階にいるかもしれません。尚、名前がばれて予約殺到になると困るので、ちょっと名前をエッチにさせていただきました。

2008年05月08日

久しぶりの対局。

Do you rememberknow me ?

# コメントもらっちゃった。そうそう「know me」だった^^。つい勘違いして
# しまいましたm(..)m

と、この台詞だけで「ふっ」とか言えるのは結構おやぢ。

で、GWだってことで、土曜日と火曜日に碁を打ってきましたよ。打ったのは3ヶ月ぶり。これまでの数年からは考えられないほど、この3ヶ月は全く囲碁に触れず。

「伸びるのも早かった分(当社比)、抜けていくのもまたはやい」だったかなんだか。

それにしても本当に綺麗に抜けるものですね。土曜日の一局目は前からちょっと注目してた初段の人の先で打ってもらったんだけど、ほとんど負けそうになった。まあ相手の人、少なくとも日本棋院で言う初段ではないと思ってはいるんだけど、なんか舐めた地取り碁やってたらオワなくらい劣勢な碁になっちゃった。

火曜日は、まずこばぴと打って、それから以前九子やら逆コミ百目やらでやっつけてた相手。相手は結構碁の打てる環境にいるから成長してるんだろうなあとは想像した。で、上手の判断で三子局。

む~ん、これもかなり負けそうになった。ただ、土曜日の経験があったせいか、自分ではそれなりに納得する碁が打てた。

「一週間に一局しか打てない」なんて言う人を見て「もうちょっと時間のやりくりしなさいよ」な~んてこと言ってましたが、3ヶ月まーったく打てなかった私は大いに反省します^^。それに「打てないなら勉強すれば」とか言ってましたが、打たないとどんどん抜けていくことも実感しました^^。

三子局、最初小目に低くカカリを打たれて悩んじゃったものなあ。低いカカリへの対処は得意技(当社比)だったはずなのに(笑)。

# 大会、初段で出たいんですけど…

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