ところで、オトナになってから碁を覚えようとした人は、ほとんどすべての人が石倉先生のお世話になっていると思うんですよね。もちろん私もそう。まだ見ぬ石倉先生に憧れを持っている方も多いのではないでしょうか。
「先生あのね」。
「失礼したらマブダチ」理論を持つ私ですから、当然石倉先生にも「お願い」してきました。「先生、私は初心者教室に通っています。そして教室には先生の本を見て碁を覚えたという人もたくさんいます。一度『いしくらだぁ』と教室に乱入してはいただけないでしょうか」。
お互いに酒の席の話だから続きは書きません。書きませんが、石倉先生がのぞきに来て下さったりしたら大喜びしちゃいますよね(^^)。
で、本題の「石倉伝説」です。先の投稿に書いた「伝説」を、直接石倉先生にぶつけてみたという話でした。
「先生、あの話は本当なんでしょうか」と問えば「ああ、河野臨くんとの碁の話ですね」とあっさりおっしゃいます。うご、本当なのか…。
「ぼくが『ここが何目…』と一所懸命打ってたときの話ですよ」と石倉先生が話して下さいました。「ぼくがそうやって一所懸命打ってたらね。いきなり河野臨くんがわけわかんない手を打つんですよ。わけわかんないけど良い手。だけどそんな手が計算から出てくるとは思えない。その手を打たれたこともあって、ぼくは負けちゃったんですよねえ」。
「先生、泣いちゃったと言うのは?」とはナシが続きます。「ええ、悔しいというか、ぼくにはこういう手は打てないなあと思ったらなんだか泣けてきちゃったんですよねえ」と石倉先生。
ほへ~。石倉伝説は本当だったんだ!
「後日談の方は」と問えば先生。「ああ、小林光一先生ですね」とこれまたあっさり名前を挙げられます。「いろいろとお世話になってる先生なんですが、その小林光一先生が『石倉が泣いた』話を耳にされたそうなんですね。そのときに『泣ける石倉は捨てたもんじゃない』とおっしゃったんですよ」。
ふわ~、「石倉伝説」はまるっきり本当の話だったんですね。囲碁界にはこういう面白い話がまだまだたくさん埋まっています^^。
「ところで先生。ぼくは囲碁ブログをやっていますが、今のお話は…」。「こんな話書いていいの?」と思う方もいらっしゃるだろうから注記しておきます^^。問うた私に石倉先生。「だって本当の話ですもの」。
酒の席とは言え、言質は取らせて頂きました。もちろん「酒の席故」の、他のへんてこな話を書かないバーターであったかもしれません(笑)。
