« 2007年05月 | メイン | 2007年07月 »

2007年06月 アーカイブ

2007年06月02日

アキ三角を打つとき。

ちょっと前の話になるんだけど。

ある教室のアルバイト・インストラクターと碁を打っていたとき。ギャラリーには元ハッピー・マンデーインストラクターのT先生もいた。

私の先番で、やや私の形勢が上回っているとき。相手のやや無理そうな打ち込みがやってきた。「む~」と考えた。

「この打ち込みを無傷で許しては形勢がわからなくなる。こちらが痛んでも、ともかく相手にも傷を負わせることが必要な場面ではないだろうか」。

そう考えた私に呼びかけてきた私の記憶は「最強行ってみるか!」の声。「そうだね」と脳内会話後に私が打った手はグズミ。

「え~、ノータイムでアキ三角かよ!」とT先生。いや、でもその後をやや打ち損じたとは言え、検討してみたらその手は確かに「最強」で、私の「状況判断」には合致してた。

「何言ってんだよ。ノータイムじゃねーっつーんだよ。ちゃんと30秒くらい考えただろ!」という私に、「確かに『最強で行こう』という状況の読みはあったかもしれないけれど、『手の読み」があったとは思えないなあ」とT先生。

だっはっは。さすがだな>T先生。確かに手の読みは省いた(爆)。ただ、「簡明に」、相手も傷つける手と言うとその手しか見えなかったんだよな。

この「最強の手」ってのは、実は火曜日のヤッシー&マッキー教室で結構学んだ手。一度加藤啓子先生が代打でやってきたときも、彼女のアキ三角譜について教えを請うたところ「それが形です!」と言っていたしな。

取り敢ず。「状況」だけの読みではあっても、「アキ三角」が「ワザ」のひとつとなりつつある自分。まあそれなりに、満足に感じていたりもするのでした^^。

2007年06月05日

囲碁Tシャツ第二弾(as far as i know)

t-shirt for world amateur go championship
「ふぉとぷれす」っていう最近作ったブログにも書いたんだけど。

顔、こええだろうよ。

Tシャツの値段が 1,995 円ってのはちょっとどうかなと思うけど、この「後ろの人」(女の人のことじゃないよ)が付いてくるなら、1,995 円でもいいかもしれないなあ…。

はっ。

例の日本棋院で打ってる武宮Tシャツ。あれもこういう人形つけようよ~。結構オークションで「イッチャウ」かもしれないよ^^。

日本棋院さ。

たまに「スゴイコト」やらかしてくれるけど、こういう「ツボ」を外さずにいてくれるところもあるよな~。応援してるぜ(笑)。

あ、ちなみにTシャツは世界アマの記念Tシャツね。危うくすっとばすところだった^^。

2007年06月07日

初めての棋譜

碁を始めて1年くらいのときの対局。相手は梅木英八段。

当時からウワテには脅えまくっていて、最初に碁を見て頂いたときあまりにぼろぼろだった。それで「一度打とうか」と誘って頂いて後日打って頂いたのでした。

打ち終えた後の梅木先生の最初のひと言は「なんだ、強いじゃないか」。

持ってた扇子をプレゼントして下さるとともに(頂いた扇子は使いすぎてぼろぼろになっちゃった)、売店の人から碁罫紙と記録用のボールペンを借りて手ずから棋譜をつけて頂いたのでした。

「そっか~、俺強かったか」と思って並べてみたらウルトラよえぇ~(苦笑)。まあまだ置碁をどう打つのか全くわかっていないらしいという言い訳はあるにしても、やっぱりフツーに弱い^^。

ま、「成長したんだな」ということで納得しておきましょうかね(^^)。

それにしても碁を始めた頃に、こういうたくさんの思い出をくださった諸先生方にはいくら感謝しても足りませんです。

2007年06月11日

聖健先生は中国流に一間ウラガカリ。

中国流って、人に打たれても別に嫌じゃないけれど、自分が打てば(まあ打たないんだけど)「最強」な感じがしませんか(笑)。

今日の授業に中国流が出てきた。だから後で高梨聖健八段に尋ねてみた。

「先生さ。中国流打たれたら星ガカリ派、それともウラガカリ派?」。

聖健先生。「ぼくはウラガカリ派です」と。「へ~。二間?」と問えば「二間は挟まれて良くなる図がよくわかりません」。「だからぼくは高いか低いかはありますが、一間です」。

「ところでとりさんは?」。

高梨聖健が問うた。先生さ。自分で「二間はだめ」とか「ぼくは一間」と言っておいて尋ねられるとオレサマでも緊張するんだけどな(笑)。

「え~、ぼくは二間に低くウラガカリます」。

叱られるかと思った。でも先生は「また難しいのを打ちますねえ」。もちろん、二間低のウラガカリは50局くらい並べてみた(^^)。自分なりに自信はある。

でも、高梨聖健八段に「難しいの」と言われると、何かこう、根本で間違ってるんじゃないかと不安になるんだよなあ^^。

2007年06月12日

誰にもわからない話。

ごめん。どうしても言いたいから、こんな公にしてるブログだけど言わせてっ。

いっち~、ちょっと太った…(><)。

うさぎに食われる囲碁本

rabbit rhein has eaten igo book as always...
またうさぎに食われました(笑)。

これ、『NHK 囲碁講座』の付録。「星に強くなろう」というシリーズで4月5月6月とシリーズが続いています。

すっごく基本的なことが書いてあるんだけどね。でも「どうなるのが双方の権利なのか」ということが非常によくわかる冊子で、そのうちに誰かにあげようと思ってたんですよ。ま、取り敢えず食われたのは1ページだけだから、まだ大丈夫かな^^。

寝る前に読んでいて、床に落としてしまったのが敗着でした。

2007年06月13日

宮崎龍太郎六段について語ってみるぜっ。

む~ん。

最初の出会いはとある火曜日の夕刻。おいらとへぼつんで悩んでいた。「あのさ。俺たち、今日から火曜日のヤシマキ教室(矢代先生&巻幡先生)に通うじゃん? で、その教室の名前って、『火曜進級』だっけ? 『火曜上級』だっけ?」。

そこにしらないニーチャンがやってきた。手にはカフェドクリエのコーヒーを持ってる。「え~、たぶん上級かと思われます」。

ん?

あんた、誰だ? かつ、なんでそんな日本棋院の内情に通じている?

「火曜進級コースというのは、最強初段くらいまででやっております」と、アンチャンが言う。「あ、そうなんですか」。

俺とへぼつんは「このアンチャン、ちょっとやばいかもしんないんで、話流そうぜ」という暗黙の了解ができる。でもそのアンチャン、さらに話を続ける。

「え~、私、講師やっておりますので、機会がありましたらよろしくおねがいいたします」とアンチャンは言って去っていく。

「で~、講師やってんの? ああ? 誰だよ、今のっ!?」とへぼつんと私。む~。もしかして。たぶんあり得ないことだけど、俺たち(主に俺)の態度に失礼はなかったかと思い返してみる。

… 失礼ありまくりだから …

思い起こせばそれが宮崎龍太郎六段との出会いだった。

え~。なぜ、宮崎龍太郎六段を語るのか。その後、何かお互いの関係に進展があったのか。生意気ではございますが、連載形式で(笑)書いていきたいと存じます^^。

2007年06月14日

宮崎龍太郎六段について語ってみるぜっ(その2)。

え~と、前回の記事の続き。

「で~、講師やってんの? ああ? 誰だよ、今のっ!?」とへぼつんと私。む~。もしかして。たぶんあり得ないことだけど、俺たち(主に俺)の態度に失礼はなかったかと思い返してみる。

えっと。自分への言い訳じゃないんだけど。「棋士」が「棋士」と認識されないことによる悲喜劇ってのは、結構数の多いものですよね^^。

たとえば高梨聖健八段の「夢」は「囲碁と関係のない場所で『棋士の高梨聖健さんですね?』と問いかけられてみたい」というもの。すっごくささやかな夢にも思えるけれど、むしろ逆に「棋士の高梨聖健」と認識されていないんだなということが私たちの胸に響きます^^。

話は戻るけれど。

立ち話の中、私からビシビシ投射されていた「あんた誰?」光線。優しい宮崎先生は気付かないふりをして去っていってくれました。気付かないふりをしてくださったけれど「私、講師やっております」のひとことにはきっと、宮崎先生の「意地」もあったに違いない(?)。

もちろんその出会いの後、帰ってすぐに宮崎龍太郎六段のプロフィールをチェックした。「よし、これで宮崎六段のこと、ちゃんと認識できるようになったぞ!」「次にあったらちゃんと挨拶するぞ!」と思っていた私。

だけど次にお会いする機会というのが、思わぬ早さでやってきてしまった。しかも場所は居酒屋。宮崎六段は、彼の教室の生徒たちを連れている。「ちゃんと挨拶するぞ」と思っていた私ではあったけど、場の雰囲気なんかが私に「関西人の血」を思い出させてしまった。

「前回の失礼をなんとか挽回するんだぞ」。私の本当の目的はそこにあった。でも口をついて出てきた言葉。

あ、宮崎先生~。この前はすみません。でもさ~、言って下さいよ~。ぼく、お姉様の宮崎志摩子四段のことは存じ上げております。

自分で発声しつつ「俺はむちゃくちゃ失礼なことを言うぞ」と若干青ざめるところもあります。でも「関西人の血」に騒がされる自分をおさえることはできない。「志摩子先生、最近調子が良いみたいじゃないですか。あ、そういえば先生はどんな調子ですか?」なんて追い打ち。

怒りを通り越して呆れていたに違いない宮崎龍太郎六段。「最近姉とは会ってないんですよね」と。

私は思いましたね。「親しき仲にも礼儀あり」と言われるのに、俺のこの親しいわけじゃない先生に対する態度はひどすぎる」。こんな失礼な態度を見れば疑わしく思われちゃうんだけど、実は根本的に棋士を尊敬している私^^。宮崎龍太郎六段への失礼な態度について、なにか「オチ」を付けないと落ち着かない。

焦る私の脳裏に「関西人の知恵」が浮かんできました。

「俺の態度は、ほぼ初対面に近い先生に対してあまりに失礼だ。こういう態度はよっぽど親しくないとあり得ないことだろう」。

ふっとヒラキめきました。そうか、逆転の発想だ、と。

うむ。親しくない人に対して失礼過ぎる態度だったというなら、いっそのこと「実はとっても親しい間柄」になっちゃえばいいんだ。ってか、「最初から親しかったんですよ」で押し通してしまえば良いんだ!

これは福音でした^^。その日を境に、私は「宮崎龍太郎六段ととても親しい間柄(無論、一方通行^^)」になったのではあります(ナンヤソレ)。

と、言うわけで、宮崎龍太郎六段の話は続きます。

趣旨はわからねど。

a poster announces a igo class for beginners at tokyo university
東京大学で囲碁に関する「何か」があるみたい。

長期にわたって東京大学・駒場博物館で行われるのは「展示」なのかなあ? でも「囲碁を体験んしよう」とかあるから囲碁部かなんかが常駐してくれてたりするのかなあ。

ちょっとよくわかんないけど。とにかく「東大」で「囲碁」があります^^。

2007年06月16日

宮崎龍太郎六段について語ってみるぜっ(その3)。

前回の話で、「逆転の発想」で棋士と(一方的に)親しくなるという話を書きました。

宮崎龍太郎先生の話とはちょっとずれるんだけど、この技(?)、結構使えます。

たとえば武宮陽光先生との最初の出会いは、小林覚先生が日本棋院市ヶ谷本院で挑戦者決定戦を打っていたとき。この対局、中継もなくて、情報がなかなか入ってこない。苛立った私は「行ってみればなんとかなる」と日本棋院まで出かけてみたんですよね。

で、日本棋院に着いてはみたけれど、「関係者」なんかじゃない私はむろん対局室に入れたりするわけじゃない。もちろんそんなことは分かって行ってるわけで、作戦は「出待ち」。

「ふ~」と棋院入り口に到着するとさっそく棋士の集団が歩いてくる。見てみると残念ながら直接話したことのある棋士はいない様子。かつ、実力的に拮抗した先生方のグループで、誰に声をかければ良いのかわからない。そんなときは「縁者」にまで視野を広げて判断の法則。するってえと武宮陽光先生が一番メジャーな棋士。

なんでこうしてメジャー棋士を見分けるのかってぇと、メジャー棋士は即ち「ファンの扱い」に慣れているはずだから。こちらが少々失礼な態度をとっても「有名税」と諦めてくれるから。

「陽光先生っ!」。

呼んでみましたよ。こちらを見た陽光先生だけど、むろん面識はない。「果たして俺を呼んだのはあそこのおやじだろうか?」と訝しく思う陽光先生。ここで「実はわたし、、、」とか自己紹介を初めてしまうと「すみません、ちょっと急いでいて」なんて逃してしまうことになる(爆)。速攻で本題に入るが吉。

「覚先生はいかがだったでしょうかっ!?」。

文脈なく本題(笑)。「えと、なぜこいつが、おれに、覚先生のことを…?」と考えるけどわけわかんない陽光先生。もちろん「必然性」ないわけだから、陽光先生にはわからない。でも「メジャー棋士」の陽光先生だけに「ファンを放置プレイするのは悪いこと」という先入観もある^^。

「え、え~と、覚先生が厚い感じのようです」。

いえ~すっ。「ああ、どうもありがとうございましたっ」。お礼を言って立ち去る私。

「あのさぁ」と後刻私に突っ込む友人達。「知らない先生に、いきなりその人本人のことじゃないことを尋ねるのは失礼なんじゃないの?」。

お~、いえす。言われてみなくてもその通りだ(笑)。よって発動するのは「失礼なことやっちゃったらまぶだち」の法則。

次に出会った陽光先生は市ヶ谷駅で携帯電話中。「わ~い、(まぶだちの)陽光先生だ~」と手を振る私。焦る陽光先生。

「あ、ちょっと待ってね」と携帯電話に会話。「なんか今、その、、、ひ、ひとが用事が…」と携帯電話を切る先生。

「陽光先生っ。応援してます。さようなら」。

「え、あ、その。ありがとうございます」と、再度携帯を握る先生。「うん、終わった。いやその(わけわかんないやつでさ)」と会話してる。

む~。ぼく、「陽光先生以外のこと尋ねたから失礼したよな」という意味で、今度は「他の棋士じゃなくあなたを(も)応援してますよ」ということを伝えたかったんだよな。

「おめ~、なにやってんだ」とさらに突っ込む友人達。「携帯で話してるときに強引に話しかけるんじゃねえよっ」。

あれ~。失礼に輪をかけちゃったのか(苦笑)。ならば発動するのは…(以下無限ループ)。

そうこうして「まぶだち度」を高めた私。「ヤッシー&陽光」講座で、棋譜も検討して貰えることになったのでした(違うだろ(大笑))。

えと。「今村俊也先生版」、「山田規三生先生版」も書こうと思ってたのに、どえりゃ~長くなってしまったので、また機会がありましたらm(..)m。

宮崎龍太郎六段について語ってみるぜっ(その4)~完。

そんなわけで(?)いろいろあって。その後も居酒屋でなんどか顔を合わせた(まぶだち)宮崎龍太郎六段の囲碁教室に通ってみることにしました^^。

宮崎先生は日本棋院市ヶ谷教室では火曜日の18時半くらいから「火曜進級教室」という名前の教室を担当されてます。対象棋力は10級くらいから初段くらいまでなのかな~(今、日本棋院の案内を見てみたら 13級~3級だって。でも二段の人もいらっしゃる教室です)。

「あれ?」と顔を見て怪しむ宮崎先生。「えへへ~、来ちゃった」と私。宮崎先生は私が同じ時間の別教室にも通っていたことをご存じです。

「あの~」と宮崎先生。「あっちの教室にはなんと言って来たんですか?」。

むむ。実は通っていたもうひとつの教室の方がレベルが高く、低いレベルの教室から高いレベルに移るのは無問題だけど、逆行するのは味が悪い(笑)。

「え、マッキーに言われたら宮崎先生がどうしても~って言うからさあって言えばいい?」。
「はあ、ではそういうことでよろしくおねがいします」。

ま、逆行コースを辿ったのにはいろんな理由があるわけだけど、全部説明するのはメンチャイしアジも悪い。

「ではこれからよろしくお願いしますね」と宮崎先生。「ところで対局とかもしますよねえ。何段ですか」。

「教室段ならたぶん三段+くらいかと思われます。ウワテと勝負してみたいって人がいらっしゃらないようなら対局は結構ですが…」なんて話。

「いや、大丈夫ですよ。二段の方もいらっしゃいますしね。ところで上のクラスから来たのは言わない方がよろしいですか?」。

宮崎先生さ~。気を遣って下さってるわけですよ。こちらの理由はよくわかんないけど「クラスを落として」来た奴にはいろいろ先入観を持ってしまったりしますよね。「勝ちまくりたいヤな奴なんじゃねえか」とか、あるいは逆に「オチこぼれ」て来た馬鹿なんじゃないかとか。教室で対局するときにそういう先入観もたれたら打ちにくい(勝ちにくい)んじゃないかと。

「いえ、(こっちも変なコース辿ってきてますから)勝敗とかはとくに良いので、チャレンジしてみたいって人がいたら好きな置き石で打って頂くような手合いを組んで頂ければ」と。

そうこうして、「微妙な気遣い」の中で「宮崎教室体験」が始まったのでした。ここに行き着きたくて宮崎先生ネタをいくつか書いてみた^^。

「宮崎教室の様子」については、また別記事で書きたいと思います。

2007年06月17日

驚きの宮崎教室

で。宮崎教室(火曜進級教室)に通い始めた私。

授業はね、フツーなんですよ。今月はちょうど「小目への低いカカリ」がテーマの様子。む~。私も「周囲の状況」がなければ、喧嘩小目のとき以外は低いカカリを打ちませんね~。喧嘩小目でも高いカカリが打たれることのある昨今。また、NHK杯の解説なんかでも「ここは低くかかって頑張りたいところ」なんてのを聞くと「俺、頑張るチカラ、持ってないしなあ」とか思ってしまう。

まあそんなことはともかく。授業では2~4の変化を示して、そのそれぞれについての質問を受けるという形式。その後に生徒同士の対局という進行。

ここまでは本当に「どの教室も同じ」感じ。だけどこの教室、授業後がずいぶん違う。

ってのもね。局後に生徒同士の実戦を全局、先生が解説してくれるんですよ(笑)。生徒達が打っている間に「いつの間にか」棋譜を付けていらっしゃるんですね~。対局が終わった生徒は先生が回ってくるのを待って、そこで初手から序盤を並べ直しつつ先生からのポイント解説を聞いたり、あるいは自分が気になったところを質問したりする。

む~、これはスゴイ。こんなことやってる教室があるとは想像だにしなかった。

「でもさ。並べ直しとかできない人もいるんじゃないの?」と思った私。うん、やっぱりそういう人もいらっしゃる。そういう場合は先生がささっと「形」を作って、その形からのポイント解説をしてくれる。

それなりに碁の勉強をしていて、どういう形だの発想がいけないのかということを学んだことのある人は、自分の実践の中にそういう「きまり」みたいなことを学ぶことができますね。碁を「勉強」してみようかなと思ってる人/思ったことのある人なら、ランクを問わず役立つ教室のように思えます(^^)。

2007年06月19日

最近(ちょっとだけ)強くなったかと思うこと(当社比)

  • 地とか模様とか考えなくなった
    陰険なくらいに地に辛いがウリだったのに、一時やけに地に甘くなって、そして今「」とか「模様」というより「主導権」を考えて碁が打てるようになった
  • コウが使えるようになった
    確か直近の記憶では「意識的にコウを使うようになんてなれねえな」と思ってた。それがいつの間にかいかにもシタテがいやがりそうなコウを使って碁を作るようになってきた
  • 着手の前に「打つことによるデメリット」を考えられるようになった
    ちょっと前まで「打つことによる利益」は考えていたんだけど、最近はまず「打つことによる」から考えるようになった
  • 「石の効率」にちょっと敏感になった
    相手にデカ地を作られたとき、その「地の大きさ」で形勢判断するのではなく、その地を作るための「石の効率」で形勢が判断できるようになってきた

はい。当社比ではございます、もちろん^^。ただ、「打つこと」が、以前より「ちょっとだけ」楽しくなりました^^。

2007年06月20日

宮崎教室の秘密。

memo written by miyazaki ryutaro 6p「驚きの宮崎教室」の記事にも書いたんだけど、宮崎教室(火曜進級教室)では、生徒同士の対局後に宮崎先生がひとつひとつの碁を検討してくださいます。

前回までは誰が棋譜を付けているのかとか、ちょっと見逃してたんですよね。全員分の棋譜を付けるなんて無理っぽいからアシスタントも手伝っているのかな~と。で、昨日は対局中、宮崎先生の動きに注目してみました(笑)。

載せてるのが私の碁で二子局白番(左上、白は初手小目に相手の星打ちを見てやっぱりしまっています^^。棋譜はクリックすれば拡大して見ることができます)。相手が中学生くらいだったこともあって、手がぽんぽん進んでいくわけですよ。で、私は「考えない碁」を打つ奴だから(苦笑)、やっぱり手がはやい。どんどん局面が進んでいくのに誰も棋譜を付けにこないんですね。

「あれ~、おっかしいなあ。もしかしてイジメ?」とか思いつつ打ち進めてたんですよ。

そしておおかたの形勢が決まった頃、ようやく宮崎先生がちょっと距離を置いてちらちらとこちらを見てる。「あ、ようやく俺も相手にしてもらえたぞ」と思いつつ、「でもこんな局面から見始めても検討できないよなあ。俺のことだからきっと覚えてるから俺に並べ替えさせれば良いやとか思ってるんだろうか?」とか。

で、局後検討のとき。先生の書かれた棋譜を見てようやく秘密がわかりました。

そう、先生のつける棋譜には番号がないんだ(^^)。白石と黒石の「配置」だけをメモしておくんですね。確かに「配置」が明らかになっていれば、2、3級の人でも「手順」は思い出せると思う。よしんば思い出せなくてもとにかく「配置」を再現しておけば、それなりに検討はできる。

なるほどなあ。あったまいいなあ(笑)。確かにこの方法ならある程度カタチの決まったところで書いておけばいいんですよねえ。

私は結構愚直なところがあるんで「棋譜とはすなわち手順を記すものである」と思いこんでしまってた。「手順を記さない」というコロンブスの卵を発見して嬉しくなり「それ、くださいっ!」とお願いして、棋譜をいただいてきたのでありました。

# みんな「くれっ」って言わないみたいだけど、こんな風にプロにつけてもら
# った棋譜とか欲しくないんだろうか? それとも「相手もいるんだし、自分
# だけ欲しいなんて言ったら失礼だと遠慮してるのかな^^。

# 多分遠慮なんだろうな。俺もちょっと「遠慮」を勉強しようっと^^。

本因坊戦第四局 ~「現在」と「未来」

「現在」の仕掛け
【 依田九段、「現在」の仕掛け 】
Click で拡大

えと。

今回の本因坊戦に興味のないフリをしていた私ではございます。ただ、この第四局、渋くなかったですか~。いかにも高尾本因坊の「らしさ」が出ていたようで。

例えば左の図ですよ。上は序盤早々の趣向。右上隅って、確かに黒からの「打ち方」が難しいところ。コスミじゃあ馬鹿みたいだし、トビ下がったりするのもなんか屈服感満点だし、だからと言ってツケるわけにもいかない。

だからこのハザマに飛んだ手は面白い趣向で「へ~、さすが依田先生」みたいな感じ。実戦のように白に一回押させて黒引いておけば黒はオサマリ形で、右辺にも好形に(まだ誰も打ってないから好形ってのはなんだけど)なる。「白のオシは黒の注文かなあ」と。

でも(^^)。

こういう「現在」を目的にする「注文」は、どんどんきいちゃうのが高尾本因坊の「らしさ」。「押して引いて黒の注文?」と思っても「そんな相場」なら「注文を外そう」とかせずに「そもそもこんなもんだったじゃない」と言い切ってしまう。私は高尾本因坊のそういうところが大好きなのでした。

下の図も。

今度は左下隅で黒が趣向を見せたところ。方向的には「ここしかない」ところで、私はたいていA。相手のことが嫌いで(笑)、「それでまとめてみろよ、おらっ」という気分のときはB^^。でもどう打ってもこの後の進行ってのは決まり切ってる感じで、「現在」、すぐに黒が良くなったりしない。

そこで見せてくれたのが依田先生のオオゲイマという趣向。

でもこの趣向は、結局下辺を白地にして、左下隅では一手手を戻さなくちゃいけないという結果になった。詳細は棋譜を見てもらいたいんですけど、ここでの黒の一手手戻しと、白が84で継ぎに戻った手。これって似ているようでぜんぜん意味の違う「戻り」ですよね。

即ち黒の手戻しは「そこにないと打てない」という、「現在」の趣向に引きずられてしまった「現在」の処置。一方白84の継ぎは「ここからどうなるにしてもここを継いでおけばいずれご馳走は自分の前に並べられるのだ」という「未来」への投資。

こういうのがね。ほんと、好きなんです。

さらには。上の図で、「現在」的に黒が満足した「趣向」。ここもこの後中央のせめぎ合いになったときに「ほら、注文に乗って並んでおいたのが、今になって白に役だっていませんか?」って展開になってくる。

うう。痺れるなあ。

とくに名を秘すある棋士がね。「そのうち高尾さんが全部タイトル獲っちゃうんじゃないの?」なんてことを言ってました。

他にも好きな棋士がたくさんいるから、全部獲られちゃうとアレなんだけど^^。でもこういう「高尾の碁」を見せられると、ほんとに嬉しくなっちゃうんですよね。

# 弱い奴の感想ですから的はずれの場合があります(^^)。
# そういうときは「優しく」(笑)教えて頂けると嬉しいです(^~^)

2007年06月21日

この定石はどうなんだ。

joseki.gifこれ、昨日の宮崎教室でやった定石(画像クリックで拡大表示します)。最後、白18で二子を当然抜くんだけど、抜いたら図がわかりにくくなるので抜く直前にしておきました。

で、この定石は使ったことがないし、あまり記憶にもないんだけど、なんか黒が圧倒的に良く見えてしまうんですが^^。

白は14と下がらずに、右辺の石をシチョウに取っておきたい気がする(周囲の状況は関係ないモノとします)。白14なんて打ってしまったために後手で隅をこぢんまり治まることになってしまう。かつ、黒3にはアジがあり、右辺からはほとんどアジもない。

宮崎先生に聞いてみましたよ。「先生、それ、黒が良すぎるように見えるんですが」。「あ~。趣向です」。

ぶ~ぶ~(笑)。

私、この図になれば絶対にシチョウに抱え、かつ上辺を黒がワタリにきたらそのまま渡らせて他を打つはずです。

ええ。最近の私。「地に甘いとり」を標榜しつつ打っているのです^^。

囲碁教室の、人たち。

教室の人たち二題。

最近「勉強」が「実戦」に結びついてきて、私に五子で一度勝った人。その人が二度ほど教室に不参加だった。まあ囲碁教室に来るのかどうかなんてのは「勝手」の話で、私がとやかく言う問題じゃない。

でもやっぱり二度連続で休まれると気になる。もしかしてすごい不幸なことが起こってしまってるんじゃないのか?

てなわけで、携帯にメールを送った。くどくど書くと押しつけがましいから短いメール。タイトルは「あ、」。本文は「おす」。

しばらくすると彼から電話が入ってきて、教室不参加を丁寧に謝罪していた…。

いや、謝らなくていいんだから。俺、ちょっと不安になっただけなのに、謝られると偉そうにしちゃうじゃないか(苦笑)。

もうひとつは宮崎教室の人。「Sさん」という方がいらっしゃる。面白い方でたまに話をさせて頂くんだけど、あまり親しく話をしたことはない。その方がおっしゃる。

「とりさん、あのほら『定石』みたいなのやってたところは続けてるんですか?」。

ああ? もしかして「定石みたいなのやってたところ」ってここのことですか^^? Kogo's Joseki Dictionary を人に「騙されて」翻訳したんだっけ(笑)。

で、その方にはここの URL をお伝えした。で、今日もお会いしたんですけど「ああ、見つかりましたよ。ナイスですっ」とおっしゃる。

ぼくね。

生まれつきの「性格」もあるんだろうけど、こういう方々に乗せられちゃって「調子に乗ってる」部分もあると思うんですよ^^。けっして僕一人の罪じゃない…

日本棋院棋士誕生日カレンダー

既にあるのかもしれないけれど、日本棋院棋士の誕生日を Google Calendar に載せて公開しておきました。

この前ね。宮崎龍太郎六段に「土曜日が誕生日だったんです」と言われてちょっとショックだったのさ(笑)。「あなたたち、ひとことも触れませんでしたね」と言われてるようで(大笑)。個人的に棋士の誕生日は DB に入れて管理していたんだけど、最近ちょっと見てなかったんだよな~。

うちのブログにだけ掲載しておこうかとも思ったんだけど(それならすぐできる)、せっかくだから API も備えている Google Calendar に載せてしまおうかと。

引退棋士の誕生日などもそのうちに追加しておきます。
関西棋院は… どうするかわかりません^^。

たぶん、下のボタンをクリックすると棋士誕生日カレンダーにアクセスできるんじゃないのかな。仕組みがちょっとわかってないので、不具合があればまた訂正してまいります。

尚、たまに棋士は本当の誕生日じゃない日を誕生日として公開してることがあります。基本的に日本棋院のサイトにある情報に基づいて、カレンダーデータを構築しております。

あ、今やってみたんだけど。Google のアカウント(無料だけど)がないとダメなのかな? まあ便利なので Google アカウント取って貰えば良いと思うんだけど^^、

http://www.google.com/calendar/embed?src=9kfuukotgajn1rn9hrfmjtmnok%40group.calendar.google.com

この URL に直接アクセスすれば Google アカウントがなくても閲覧はできるようです。Google アカウント持ってると、自分の Google カレンダーに、この棋士誕生日カレンダーを表示させることとかできて便利ですよ。無料で登録できるし、登録して頂いたところで私には一銭も入りませんからご安心を(?)。

2007年06月22日

日本棋院教室お休み日程表

ついでなので、私たちのように休みの日に棋院に行ってしまう愚か者を増やさないためのカレンダーも作ってみました(笑)。

週末を重ねて表示しようと、表示しているのは月曜始まりのカレンダーになってるから注意してね。

囲碁とビジネス、囲碁と頭。

多くの人と見解が相違しているように思うんですが、個人的に「囲碁で頭が良くなる!」とか「囲碁は仕事に役立つ!」という主張は、無意味で無駄なものだと思ってます^^。

確かにね。囲碁を打っていて学問や仕事の進め方と類似点を考えることはある。実際仕事のプレゼンなんかですら囲碁の話を出すことだってないわけじゃない。

でも、それって「囲碁だからこそ」じゃないんですよね。例えば私の場合なら「ラグビー観戦」が、囲碁と同じくらい「頭に刺激を与える」とか「仕事の考え方に役立つ」という話を続けることができる^^。あるいは自転車ツーリングの話も「そっち系」に結びつけて無理なく話を進めることができる。もっと直接的に「読書こそ先人の思想を学び仕事に役立ちますっ」とか?

とくに「囲碁で頭が良くなる」という主張でもって囲碁普及の方向に役立てようというのはすごく違和感を感じるんですよ。「こういうときに囲碁の考えが役立った」なんていうのは、それだけ囲碁を知っていたから役立っただけであって、それが例えば他のこと、たとえば「相撲をやっていたときの駆け引きが役立ちました」と言っても「同じコト」なんだと思う。

なんでそんな話を書いているかと言えば日経BPのサイトに「囲碁上手は仕事名人」という記事が掲載されていたから。

記事の内容に別に文句はありません^^。ただ「囲碁上手は仕事名人」だから囲碁を打ちましょうという論理展開には決してならないですね(^^)。タイトルを分かりやすくリライトすれば「この仕事名人は囲碁上手」ってな話。こういう話を引いて強引に囲碁普及に話を進める方もいますが、そういうのは見ていてちょっと痛々しくすら感じてしまう。そんなことよりも、囲碁が好きならもっとピュアな囲碁の話をすればいいと思う。

閑話休題。

先の日経BPの記事の中にある「一石碁」。前から何度も書いてることなんですが、私の場合は相手が一石になって負けることがほとんどありません^^。自分が一石碁になればほぼ勝っているはずなんですけどね…。

そこから引き出せる結論は?

「てめえのレベルではまだ『囲碁』ではないんだな」? ふむ。その結論には反論のしようもございません^^。

2007年06月23日

小林千寿先生のウィーンレポート

playing with kobayashi chizu 5p
日本棋院のサイトに掲載されている小林千寿先生のウィーンレポート

本題と全く関係ないんですが、ページの右上、ゴールデンレディースのときの写真ですね。私が巻幡先生との指導碁を引き当てて、強引に千寿先生を引き当てた友達と席を交換して貰ったとき(笑)。

左の写真は私の友人が撮ってくれた写真なんですが、一番手前にいるのが私。「ウィーンレポート」の千寿先生も、ちょうど私との碁盤に石を置こうとしていらっしゃるときのようです(^^)。

え、いや。ちょっと嬉しいじゃない(笑)。

# ちなみに第2回のレポート、現在のところ FireFox 系ではレイアウトが
# 崩れているみたいっすね。

2007年06月25日

趙治勲 on GoBase

趙治勲先生の獲得タイトルが 70 になったときに、日本棋院がサイトで GJ をやってくれて、それを参考に私は趙治勲タイトルクラウドを作成しました。

で、今回は、私が Kombilo に出会う前に非常にお世話になった GoBase にて、趙治勲70タイトル獲得の歩み(っぽい)ページができています。

GoBase ってのは膨大な棋譜を管理していて、オンラインで「石の形」からいろんな棋譜を検索できるのが魅力でした(今は Kombilo に置き換えています)。ですので今回の特集ページでも治勲先生のタイトル獲得の歩みを棋譜を見ながら追うことができるのがすごく便利ですね(^^)。

但し GoBase も全ての棋譜を把握しているわけではなく、「59 titles out of 89 title matches」ということにはなっているようです。「Kombilo だとか棋譜でーたべーすだとかよくわかんねーんだよ」って方は、ここが最も手軽に使えるかもしれませんね(って、英語だけど^^)。

高尾本因坊に「気合い」はあるのか?

1日目が終わった本因坊戦第5局。とある先生とお話しさせて頂いたんですよ。

「先生はどちらもちですか?」の問いに「アマの方は黒持ちが多いんですかねえ」。「う~ん、多いかどうかはわからないんですが、私は黒持ちです」。

「しかし左上、あの生き方が良いとされることは滅多にないんですけどねえ」と先生。「ああ、あそこはね。でも、あれ、高尾先生が仕掛けたわけですよね?」と私。先生答えて曰く「あれは気合いもあるんですかね?」。

否。

そこは声を大にして答えた私^^。高尾先生が二線に潜って生きるなら、それは「気合い」云々よりも「計算」によるものだと思う。「気合い」ほど高尾先生に似合わない言葉はないんじゃないか。

「う~ん」と先生。

「それよりも先生」と私。「序盤のあの右上のボウシが絶対的に気に入らないんだけど」。「ああ、カラク打ちましたよねえ」と先生。「しかし生きるだけならいつでもあるところに、いきなりやっていくのはどうなのか」。

「まあしかし依田先生の気合いなので善し悪しは言えませんよねえ」。

なるほど。ふむ。まあ依田先生は「気合い」のある先生だからそれはわかる。「しかし四局目、依田先生の仕掛けを普通に受けられて失敗した流れが、まだ続いているように、弱い私には見える」。

その後もいろいろとお話を伺ったんですが、伝達ミスのある可能性もあるので書きません^^。

個人的には「左上隅の潜り」は「計算」かと思っているのです。そして右上隅白からのボウシは「白番中国流をむしろ難しくした打ち方だ」と評価しているのです。

そんなこんなで、明日の碁が楽しみです。

あ、ちなみに封じての話もしました。投票ページのヒントには載っていない手でした^^。

2007年06月26日

明日からは役満だわ(^^)

八連荘
ふふ。

自分なりにまあそれなりに納得いくランクで打っている某アカウント。八連勝来たわ~(^^)。左端の頃、やや不調かと思ってこのアカウントを放置しておいたんだけど、最近は負ける気がせずに打てる(^^)。明日からは何でも役満(^^)。

このアカウントで4つほどランクを上げたら(上げられたら)、とりさんアカウントの処遇も考えたいと思うのです^^。

本因坊戦第五局の聞き手は木下かおりアマ。

「ふむ。勝敗はわからないけれど、ともかく白がここを無傷でおさめるのなら私は投了しましょう」。

黒で石をいくつも置いている癖に偉そうに言ったうつけ者はもちろん私。木下かおりさんに打って頂いているときのこと。初段くらいを名乗っている時だったかな。

勝負はね。既に細かい感じになってた。ただ、黒も「それなりの言い分」を主張している感じがあった。でもその言い分がスルーされるようならもう細かかろうが何だろうが負け。

木下かおりさん小考。

「だろ。考えるよな。でも無傷はやっぱり無理だよな。あそこ打たれたらこう打って…」と読み進める私。で、小考後の木下かおりさんが着手。

その着手を見ること 1.2 秒。あれ。なんか無傷で脱出することになってる(笑)。んでもって「ああ、負けました」。後ろで見てた友人が「だっはっは、自信満々で言って一着だけで逃げられたらダメだろう」と(苦笑)。

「まあ、ああいう風に言われればこちらも慎重に読みますから」と局後の木下かおりさん。いや、本音はたぶん違うと見た。本当は一目で白脱出の手筋が見えてたんだけど、私があまりに偉そうなので「こいつ、泣いちゃうんじゃないか」とか心配してた時間に違いない(笑)。優しいインストラクターです^^。

そんな木下かおりさんが今回の本因坊戦BS中継の聞き手。声質は良いし、プロの先生へのフリもきびきびしていて良いですね(^^)。プロ同士だとちょっと遠慮があるように見えることもあるんだけど、木下さんのアシスタントはいいなあ。

# いや、褒めたからまた指導碁打ってくれとかじゃなく…^^。

P.S.
と、書き終えて表示される関連サイトを見たら、木下かおりさん、ブログをお持ちで^^。
ご自身のブログにも今回のお仕事の記事が掲載されていました。

2007年06月28日

四子置けば誰にでも勝てる…?!

私、二桁級(@日本棋院)の方と碁を打つことも多いんですけどね。「置き碁」というのをあまり打ったことのない方は「四子」を、ひとつの「必勝」の基準にされているらしいと感じます。

置き碁経験の少ない(ほとんどない)人に「いくつでも好きなだけ置いてください」と言うと、結構な確率で「では四子置かせて頂きます」と返ってきます。そして「でも四子でも負けちゃうのかもしれないなあ」と言いながら四つ石を置く。

相手の方としては「囲碁において隅は大きい。その隅を先に全部打って良いならそう簡単に負けはするまい」と考えているらしいんですね。

思い起こせば私の初置き碁。相手は孔令文六段。「いくつでも良いですよ」と言われて五子置いたわけですよ。四隅に加えて「プロへの敬意」(笑)で、さらにもうひとつ置いた。置き碁ってのをぜんぜん知らなかった私は「五子も置いたらどうやって勝負にすんのかなあ」なんて考え「こういう場合はマナーとして黒からネジリアイの勝負にしなくちゃいけないんだろうな」とか。

…。もちろんぼろぼろの惨敗でしたよ(笑)。「ここはそうまでやる必要はなかったのでは?」という検討に対して「五子だからこちらから仕掛けないと失礼なのかと思いました」(笑)。

四つ置いても五つ置いても、そして九つ置いても負けることがあるんだと知るのは結構良い勉強ですよね。そしていつか「絶対に負けない」手合いがあるんだということを知る。それは九子でも七子でも、あるいは十三子でもいい。とにかく「これだけあれば百回のうち93回は勝てる」(まだ「ちょんぼ」を皆無にすることなんてできませんからね^^)という手合いを発見する。そういう発見をした人は、絶対に強くなってます。「絶対の手合い」を発見すれば、あとはそこから石を減らすことができるよう努力すれば良いだけですね。

誰に対しても「いくつ置いても負けるように思う」と思っている時期と「あの相手になら九つで絶対に勝てる」と思う時期。そんなにギャップはないように思えるかもしれないけど、私にとっては結構乗り越えるのに苦労したギャップでした^^。

2007年06月29日

高尾本因坊の就位式に行きたい。

第五局。白10の白番中国流と、白12の打ち込みへの下ツケを見て「これは依田挑戦者が一局返すのか」とも思ったんですよ。

第四局は、依田挑戦者が「やった」ところ、そこが後に本因坊側に利するような形になっちゃった。普通は「注文が通る」のは「良いこと」とされてるけど、どうも高尾本因坊に「注文を通す」ことは、そのまま良いこととはならない感じ。

白番中国流は「右辺の打ち方がないから」。打ち込みへの下ツケは「おさまっちゃえば良いから」。この発想は「白からの注文」じゃあないですよね。第四局を踏まえたこの序盤、これは白がいけるかななんて思った。

そこから黒25までは一本道。だけど白26で「これは本因坊防衛」と信じました。すなわち右上隅小目+シマリへのボウシ…

「角番ということもあっての気合いでしょうね。善悪は言えないと思います」と、あるプロ棋士。しかし左辺中国流じゃないか。中国流に構えた以上、右上方面に関しては打つ「タイミング」というのがあるんじゃないか。しかも右上は「生きるだけ」ならいつでも打てる。

「しかしあの稼ぎ方は『最も稼いでいる』打ち方ですからねえ…」と前出のプロ棋士。とある別の棋士は「この碁で驚いた手が3つありました」と言いながら「右上のボウシを評価できる(認める)棋士はほとんどいないんじゃないでしょうか」。ちなみにこの棋士が驚いた3点とは、このボウシと、左上白オオゲイマへの黒からの詰めの手と、それから下辺の「捨て石」。

この碁。左上への「スニークイン」が「勢い」なのか「計算」なのかで見方が異なるんじゃないかと前の記事に書きました。左上を決めてしまったので、碁は細かく見えたけれど、私の主張ではそれは「高尾本因坊の計算」。なので細かくなってもそれが「勝つ道」と高尾本因坊が思っていたのなら、この碁は終始本因坊優勢だったんじゃないかと感じる。そしてそのきっかけは右上のボウシだと思ってる。。。

ところで前出「3つ驚いた」棋士が驚いた2つ目の手。それは黒51。この手は見ている誰もが感じる「高尾の手」。

これを見た瞬間に私は就位式に行きたくてたまらなくなったのです^^。そして高尾本因坊に尋ねてみたい。即ち対局中の高尾本因坊、いったい自分の打つ手が「高尾らしい手」だということを意識して打つことがあるのかどうか^^。「む~、これ打つとまた高尾とか言われるかな~」なんて。

どなたか高尾本因坊の身近な方。尋ねてみては頂けませんか^^。

2007年06月30日

今日は大和証券レディース決勝

Wikipedia に大和証券のエントリがあるんですね。今日が第一回レディースの決勝です。

実は行こうかどうしようか、かなり悩んだんですよね。いろいろと教えて頂いて応援している矢代五段も負けちゃったし…。ただ前回見に行った男子決勝の運営が素晴らしかったことを思い出し、今回も出向いてみることとしました。

こういうふうに「きちんとした棋戦」を運営してくださってるところには、どんどん出向いて「おお、人気有るんだな。主催して良かったぜ」と思って頂くこともファンの仕事^^。いや、まあ単純に楽しいわけですけれども^^>大和証券様^^。

対局する加藤啓子先生は一度通っている教室に代打で来てくれた先生。そのとき先生に尋ねた加藤先生の勝ち碁が、偶然にも対小林泉美六段(当時の記事)。小林泉美六段がケイマノツキダシを打ったり、加藤啓子先生が思いっきりアキ三角を打ったり(^^。「形」の勉強になる碁でした。いや、イヤミじゃなく、そのときからたまに「最強の形」ということで「アキ三角」を選択することができるようになりました。

もう二年も前の話なのかあ…。

About 2007年06月

2007年06月にブログ「とりさんの囲碁楽ぶろぐ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2007年05月です。

次のアーカイブは2007年07月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Creative Commons License
このブログは、次のライセンスで保護されています。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by
Movable Type 3.34