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いろんなことを知らないプロ棋士^^?

「対局日誌」というブログの記事に「定石知らずの棋聖?」って記事があった。

記事が参照している朝日新聞は読んでないんだけど、

最近タイトル戦で不利とされる変化に踏み込んだのも、案外読みに任せて踏み入ってみたら、思わぬ森の中に迷い込んでいただけという面もあったのかも?(対局日誌)
これはないと思うな。山下棋聖が打ったのはあまりに有名な形だし、またその後も「こう打った以上は全面戦争しかない」という態度が明確だったし。

ところで「プロの知らない」。これに結構騙されたり、あるいは逆に驚いたり、いろいろありますね^^。

私の最初の大失敗は小林覚九段。覚先生はしばしば「詰碁は苦手」とおっしゃってました。ところがある日、連続でたくさんの詰碁問題を出してくださったんですよね。「先生、詰碁は苦手とおっしゃってたじゃないですか!」と主張した私。

となりで見ていた高段者が驚いて私を叱りましたよ。「君、先生のおっしゃる苦手と君の言う苦手の間にどれだけの距離があると思ってるんだ!」^^。いや、まあ私の「先生も苦手」もある意味シャレだったんだけど、確かに失礼な話だった^^。

ハネにはサガリあと三々の変化ね。これはちょっと名前を出したくないんだけど、とある女流棋士。一間に挟んだ後の三々フリカワリ定石。アマはみんな相手がハネればサガリってのを知ってる。

プロはそもそも跳ねませんね。私の Kombilo だと、白のハイまでが 1847 ヒット。そこから黒がハネル図は6件しかない。それらにしても「周囲の状況」があるときの話で、単独のハネを試したのは趙治勲大先生ただひとりと言ってもいいくらい。

こういう状況で「ここ跳ねられたらどう打つのがベストか知ってますか?」と、とある棋士が問いました。「サガリでしょ」の即答に棋士は結構びっくり。「なんでそんなもん即答できるんですか?」。そりゃ私たちはそういう「変な碁」をたくさん打ってるからね(苦笑)。

あと、これは名前を出しても良いんだけど、矢代女流本因坊。ちょっと形を忘れちゃったんだけど「たまにこういう変な手を打たれてしまいます。その手は知らないんだけど、それにはこう応じます」。

矢代先生の「変な手」は確かにアマしか打たないような変ちょこりんな手。プロが打つわけのないところだったんで問うてみたんですよ。「先生それは指導碁のときに打たれて、それで勉強したんですか」。

矢代先生曰く「いえ、一見してこれが一番相手からの利きが少ないですから、わからなくてもそう打つのが正解に近いと判断します」と。

かっこいいなと思いましたね^^。

なんかそんな経験を積んで、プロの「知らない」に眉唾するようになりました^^。ちなみに「最近タイトル戦で不利とされる変化に踏み込んだ」話。

孔令文五段とここの変化について立ち話したとき。彼も遺憾ながら(?)格好良かったな。「プロとしてそんなところで碁が決まると思いたくない意図もあります」。

なんだ、このやろ~。格好良いじゃないか(^^)。

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コメント (4)

棋士の方の言葉をいろいろ聞けて、とてもおもしろいです。とりさんの反応も。また書いて下さいね、楽しみにしてます。

赤星ギラリ:

(hexagobanさんに続いて)
右に同じ。

かっこいいじゃないですか!そして羨ましいよコノヤロウ!!!

この記事を読んで碁のモチベーションが上がりました。

また書いてくださいね^^

とりさん:

ええ、なんだろう。なんかお褒め頂いたみたいで恐縮です^^。

あど:

確かに【単独のハネを試したのは趙治勲大先生ただひとり】と私も記憶しています。
つくづく碁は広いものだと思いました。

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