趙治勲十段、70個目のタイトル獲得で終了した NHK 杯。準決勝でちょっと不本意な勝ち方(?)をした趙治勲十段の仕掛けが冴えた碁でしたね。解説も面白かった。
【 打ち切りますね? 】
下辺も「これはもう打ちきるしかないんじゃないか」という形になったときに的確な解説。「これはもう全部打つしかないですね」。
あるいは武宮先生も大いに驚いた右辺の二段バネ。「なんかあんのかよ!」という気持ちを、武宮先生の解説が代弁してくれた。「ほう、そう行くんですかっ!」と。それを聞いて「なるほど、趙治勲の仕掛けか!」と、驚きを共有しつつ、碁がわかったような感じになりました。
図をたくさん作って変化を読み切らないとわからない碁もあれば、今日のように「趙治勲の作戦」ということで、変化図云々以前の発想を楽しむ碁もありますよね(^^)。
むろん、武宮先生が図を作らないというわけではなく、終盤の中央。趙治勲十段がアテコミを打った瞬間に「ああ、そうか」とさらさら並べてくれた図は参考になったし大いに感心した(^^)。
準優勝だった結城九段にしても、右辺を決めるタイミングが云々されたくらいで、とくに失着というのもなかった様子?
役者の揃った面白い決勝だったように思えました。
