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2007年01月 アーカイブ

2007年01月01日

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます

みなさん、明けましておめでとうございます。

本年は某巻幡多栄子三段に「もうあなたは棋譜並べはいいわよ」と、暗に「詰碁やれ」と言われずに済むよう、『至高の詰碁』なども笑って解けるように努力いたします^^。

2007年01月02日

新春お好み囲碁対局

年明け恒例の囲碁番組。放送時間中はラグビー観戦。先ほど録画していたのを見終えました。

で。

もっとはるかにつまらない番組だろうと思ってたんですが、意外に楽しかったですね^^。

左上の見損じに「なんじゃこれ」と思ったけれど、対局者の悔しがり方を見ていれば、まあ「普段はしない見損じなんだろう」と感じさせてくれたし(それにしては終盤の上辺への打ち込みはないけどね^^)。勝負の方はヨセになった瞬間に何も見えなくなった「コンビ碁」側が落としてしまいましたけれども。

ちょっと気になったのは解説と立会いを務めた小林覚九段の口調。なんとなくいつもより厳しい感じがしませんでしたか? なんか普段なら突っ込まなさそうなところに突っ込む覚先生を見て「なんか怖いぞ」と思った私。

棋力についてはお二人がおっしゃってた二~四段ってのはやや甘い感じでしたか。日本棋院対局場の4級くらいかと思って見ていたんだけど、あそこ基準ならもうちょっとあるのかな…。

2007年01月03日

ペア碁をご存じない方へ…

日本棋院ネット対局場でペア碁を打っていて思ったんですよ。なんか対局中に「そこを狙え~」とか「その手はなかった」っておっしゃる方が多いんですよね。「なんでかな~」って不思議に思ってた。

でも年が明けて1年経験値を増やした私。

そっか。多くの方は「ペア碁」なんてもの、ご存じないんだ! ペア碁は対局中「手に関する話は禁止」ってのが最大絶対のルールなんだけど、普通知らないよな、そんなこと…。

さらに対局中。同じチームのシタテに「そんな手はない」とか「なぜそこに打たなかったか?」と問いつめる方もいらっしゃるんだけど、それもペア碁ルールを知らなければ「検討」のつもりなのかもしれない。

む~。

ペア碁とは、基本的に対局中「手」の話をしちゃいけない特殊ルールの碁です。また、手の話ができない以上、シタテの変な手を予想して、それすら読み切って勝負しようというところに面白さを感じるという、なんだかねじくれた面白さを感じるゲームです^^。そしてまたそれが故。「負ければウワテの責任、勝てばシタテの手柄」なんて名言があるのもペア碁の世界。

むろんネット碁ではいろんな「ペア碁のあり方」があるとは思います。思うけど、対局中に自分のチームのシタテを貶したり詰問したりするのは見ていて愉快ではありません。。。

「てめえもこばぴをぼろくそ言うてるやろ」というツッコミは大あり(笑)。でもね~。普段のつきあいがある人とそうでない人への接し方は違うと思うし、またこばぴはずばぬけた… 以下、おやじの自粛(笑)。

がんばれな、こばぴ。

2007年01月04日

実は読みにくかったのです^^

え~。テンプレートを変更しました。

前に作っていたブログの背景が黒だったこともあり、黒にちょっと拘ってたんですよね。でも実は我ながら文字が読みにくかったんですよ^^。私の知人は、私に意見すると私がキレルことを知っていて誰も何も言ってこなかったんですが…(苦笑)。

今回は「小粋空間」の記事より、「アットスタイル」のテンプレートを利用させて頂きました。

あのさ~。「そんなに」はキレないから、何か思うところがあったら言ってくださいね^^>友達。

2007年01月06日

なんと、青空文庫に呉清源が!

今、「気になったこと日記 RETUNS」で、「青空文庫」をどう扱おうか悩んでいるところなんです。「扱う」ってのはちょっと言葉が悪いけれど、私の大好きな青空文庫を、どのように表示しようかなと頭を悩ませているんですよね。

今日もこの時間になって「さて、青空文庫ですよ」と見てみると。

なんと、新着に「呉清源」があるじゃないですか! 短い作品ながら、まだ私も読んでおりません。びっくりしたのでご報告まででした^^。

つまらないエッセイだったと思います…

前の記事に書いた「呉清源」。記事を書いてから読んでみました。紹介しなけりゃ良かったと後悔しました。歴史的な背景を攻めるつもりは全くないけど、歴史的な限界を感じてしまうエッセイでつまらなかったと思います。

冒頭の

この二人は、いづれが嫌であつても対局せねばならぬ運命を持つてゐる。米国とソ連のやうな身の上だ。
でいや~な感じを受けて、
七月の中旬に日華事変がはじまつたばかりで中国軍は連戦連敗、蒋介石は奥へ奥へと逃げ込んで行く、哀れな折柄であつた。この祖国の苦難に際して、呉清源はどんな感想を抱いてゐるか、私はそれを知りたいと思つたのである。
と、二十二歳で病床の呉清源に相対した著者の嫌らしさで凄くうんざりしてしまった。もちろん「嫌らしさ」の概念も歴史的に変化しているんでしょうけどね。


まあそこまではエッセイの「前フリ」。でも本論の方も「璽光尊」に触れるのが主題であるかのような感じ。締めの言葉が「呉清源よ、君は何処へ行く」であるに至っては「読んで損した!」の思いが強烈です。

エッセイを読むなら Wikipedia の呉清源を読む方が面白いかな。

まあ実は。不勉強ながら佐藤垢石という人を知らないんですよね。報知新聞社の記者をしていた方だそうですが、ちょっとまた後で読んでみます。

打ち込み碁待望論

昨日から今日にかけて「呉清源」というエッセイを読み、エッセイはつまらなかったものの Wikipedia で呉清源の項を面白く読みました。

ふと思ったのが「打ち込み碁」。これ、なぜ廃れたんですっけ(現在はプロ-プロの打ち込み碁はほとんど打たれていないと思います)? プロの世界のことですから、まさか「負けた方が辛すぎる」という理由ではないでしょう。対局数が多くなりすぎてスポンサーが付きにくいという意味はあるかなあ。

大山鳴動っぽかった週刊碁に取り上げられた段位改革。個人的な意見としてはなれ合いもあり得る大手合の復活などより、打ち込み碁勝負の復活を待望したい。長い歴史と広い繋がりを誇る日本棋院ですから、スポンサーの問題も解決できるんじゃないかな。

既に「互先」という言葉も形骸化(ってか、新概念化)しちゃってるけれど、ここらで一発、温故知新ってことで如何なもんですかね?

あるいは、、、とっても怖いけれども… 国際棋戦であっても甘受しましょう^^!

2007年01月07日

うるさいかもしれないけど青空文庫…^^

うるさいかもしれないけど、新規ブログ制作記念青空文庫どはまり中です(笑)。

「げ。こんなものの中に『囲碁』が出てきてたっけ?」と慌てて読み返したのは直木三十五の『巌流島』。当然昔読んだことがあるんだけど、「囲碁」が出てくるなんて全く印象に残ってなかった。読み返してみると結構重要な場面にあるじゃないですっか^^。

何故(なぜ)かというと、この位の名人上手同志の試合になると、勝負といってもほんの一分(ぶ)か二分早く剣が届くか届かぬかで決まるものである。囲碁にたとえると一目か二目の細局である。

# ところで将棋で「細かい勝負」というか、ぎりぎりの勝負のことは何て言うんだろう?

直木三十五は囲碁が得意だったか~と思いつつ、これまた青空文庫で昔読んだ菊池寛の『碁の手直り表』を読んでみました。

自分は、二十二三歳の頃今の宮坂六段と一度打ったことがある。宮坂氏は、自分の棋力を初段に十一目だと鑑定してくれた。これはお世辞のない所で、正確だと思っている。

当時の初段(プロ?)に十一目ってのがどのくらいの強さかと興味を感じつつ、じーんときてしまうエッセイでした^^。

あきらくんとの対局

あきらくんと、日本棋院ネット対局場で九子局。

九子局初手
【 初手から何だけど^^ 】
九子局序盤
【 まあでも不満はないか 】

左図のウケ。ネット対局場のアイドル(?)黒衣子さんが「五子以上は相手より低いところに打つなと力説してる」と何度か伝えたことがあったように思うんだけどなあ。どういうウケでもいいけど、やっぱウワテが言うことは守りたい(^^)。そんじょそこらのウワテじゃないし。

でも、相手に低く受けられて右図。こうなってはまあ黒も悪くないんだよなあ。私が一カ所に拘りすぎてしまいましたねえ。なかなかこんな風に固まって打って良くなることはないんだよなあ>白。黒が優勢すぎるよね。なんでこんなに広いエリアが手つかずなんだ>俺。てか、何潰れてんだよなあ…<自省。

九子局終局図


でも不思議なことに終局図はこれ^^。むむ~。白の盤面15目勝ち。

中央をシノギ終えてからは楽な展開だった。ってことは序盤の終盤からネジリ合う展開にしないように気を付けろよ>自分。んで、中盤以降もラクさせないように頑張ろうよ^^>あきらくん。

最後は白が敢えて一目損をすれば、黒の一石碁になるところでした^^。も、ちょっとで勝てるのにねえ。

個人的には、なんか年が明けてからあまり碁も打っておらず、どうも調子がよく分かりません。なんてったってこばぴに六子で負けちゃったしなあ。あ、そりゃ調子が悪いって言うのか。

私と打つ機会のある皆さん。今がきっとチャンスです^^。

2007年01月09日

囲碁検定を作ってみました^^

けんてーごっこ」というサイトで、「囲碁界初級知識認定」ってのを作ってみました^^。

全部で10問、簡単な問題になりすぎちゃったかもしれませんが、取りあえず仕組みが楽しいのでお時間があればぜひやってみてください。

自分で検定問題を作成して、その結果をブログ記事やサイドエリアに貼り付けたりすることができます。相当に流行しそうなサービスだと思いませんか?

んで、いつまでも0人だと寂しいから自分でやっちゃった(苦笑)。

2007年01月10日

喧嘩売ってきやがれ>日本棋院

ぼく、知ってる人はご存じの通り、火曜日の「矢代久美子・巻幡妙子」教室に通っておりました。で、その教室では、従来、先生が解説する棋譜にプロ棋譜を選んでいました。

でもね。「昔」はアマ棋譜を解説してたんだよね。アマ六段「ごとき」では、ぼくの碁とそんな変わらないんですよ。だからボクは目安箱(という質問ボックスがあった^^。別に口で言えばいいのにね)に紙を入れた。「アマの棋譜なんて検討したくはねえよ」。

そのクレームを入れてからしばらくはずーっと(約1年)プロの棋譜を扱ってたんだよね。

しかし来週はまたしてもアマの棋譜を扱うそうで。

たぶん、俺に喧嘩売ってるんでしょ(違うだろうよ(笑))。いいよ。俺、喧嘩するのはわりと得意。ま、勝ったと思いこむ変な人との喧嘩には勝てないけどね^^(だから喧嘩じゃねーって^^)。

ともかく。教室において「プロの棋譜を検討したい」と言ってるのに、「アマの碁でも良いじゃないか」って言われた。リクエストが受け入れられないんでしばらく教室を休みます。減じる収入なんかスズメの涙だろうけど、でも「棋院職員の方針によって収入減が生じた」ことは書いておこうっと(^^)。

秀行の魂

今週の週刊碁、一面の見出し。

それを見たとある大学の元・囲碁部。「え、秀行先生亡くなったの!?」。

「確かにその見出しならそう思うかもしれない」と言う人が多かったです^^。

日本棋院 段級位認定大会

昨日、通っていた教室の方が、認定大会のチラシを手に矢代先生に尋ねていました。

「先生、この認定大会ってやつ、いいのかなあ?」。その尋ねた方は免状が欲しいらしい。それで出場して免状獲得を目指すのか、それとも先生に推薦してもらったりする方が良いのか悩んでたみたい。

「そうですね~。私から推薦というのはもちろんできますが、実費がかかりますしね」。

そう、認定大会は全勝優勝なら無料で免状を取得できるので(日本棋院の会員である必要があります)、「参加費を払ってチャレンジするか、それとも安全に先生に推薦して貰うか」で悩んでたみたいですね^^。

基本的に。

免状を取るなら認定大会全勝で取るのがお勧め(私はウェブ認定とかで貰っちゃいましたが…)。その方が絶対格好良いし、ウェブ認定で取得しましたなんていうとみんなに馬鹿にされますから。

まあ、段級位ってのは「資格」じゃないから、「自分のためのもの」ではあります。だから「みんなに馬鹿に」されたりしても良いって考え方もありますけどね。一般的にはウェブ認定や雑誌認定で免状を貰うことを「買う」と表現するようです^^。

2007年01月11日

囲碁界検定

僕の作った囲碁検定

人のブログに認定証が張ってあるのを初めて見た。

超嬉し~^^。

日本棋院に喧嘩売られても、頑張って応援する気力が湧いてきました(謎)。棋力もわき出てくればいいのに…(じじい)。

いずみ囲碁ジャパン主催 Pair Go 大会

日本棋院にちらしが置いてありました。「いずみ囲碁ジャパン」で行われるペア碁大会。

日時:2月12日(月) 11:00~17:00(受付:10:30)
会費:ひとり 2,500円(昼食・コーヒー代込み)
対局:ハンディ戦4回戦

なんかペア碁の大会、多いですねえ。

私のペアは… 出場する気かな?

囲碁規約知識の認定を作ってみました

馬鹿は熱中するととどまるところを知らないのです^^。

何度も何度も「はまってます」と宣言している「けんてーごっこ」。今度は「日本囲碁規約」に関する検定問題を作ってみました。

私もいばれるほど知っているわけじゃないんですが、身の回りでも「おや、知らないんだな?」と思ったりすることありますよね。まあ知らなくても碁は打てるのでどうでも良いと言えばそれまでなんですが^^。

もし興味とお時間があるようでしたらお試し頂き、感想などお聞かせ頂ければ嬉しいです。

ちなみにぼくたちの大好きな「こばぴ」は三問正解だったそうで… ぼく、そんな子に負けることがあるのか…

で、規約は「知らないとできない」わけで、つまらないかもしれないのでもうひとつ作っておきました。

マナーって、場合によることも多いし、難しいですね^^。「いやそういうことよりもお前がマナーを知らないだろ」と言われるかもしれない…。

2007年01月12日

打って頂いたのになあ。

元々、いろんな方に打って頂いてその感想を書いたりという主眼だったよな…>自分の囲碁ブログ。

ってわけで遅ればせながら水曜日の生対局。

一局目は「こばぴ」との対局。彼女ね。先日は私相手に六子で勝っちゃった。おまけに「あきらくんとの対局」を見て「なんで白、こんなに潰れてんの?」とか言いやがった。

む~ん。強くなりやがったでございますね>こばぴ。大事なところでのちょんぼは相変わらずだけどな。

で、まあ、一応「リベンジ」を意識した対局だったんだけど、実際問題彼女が死活をきちんと読んで攻めカカッテくれば彼女の勝ちだった。まあ死活なんて 1mm も読めないのが「こばぴクオリティ」ってものかもしれないけどさ。後味悪かったなあ。

しょうがないんで、次は二面で打ったんだけど、二人とも強引に私の「先」で打たせて貰って叩きのめしておきました(笑)。まあ「先」で打ったからと言って、「全くシタテのためにならん」としたもんでもないでしょ、と思っておくことにしましょう^^。

打って頂いたのになぁ ~2~

水曜日に打って頂いたもうひとり。

この人ね~。棋歴が1年だけど伸びたなあ。最初の頃はさ。一緒に通ってる綺麗な女の人目当てで俺が声をかけたらさ(笑)、ついでに付いてきたくらいだったんだよなあ(苦笑)。なんかぐちゃぐちゃの筋悪で「そんなんじゃあ一生強くならないよ」な~んて^^。

まあもちろん冗談めかした文脈では言うわけだけど、めげずに頑張ったよなあ。今じゃあもう部分的な打ち方だけじゃあ私と差がないもんね。

そんな彼とも先番(今は一応私と八子~七子かな)。

序盤。遠巻きに彼の一子を囲ってみたんだよね。もちろん逃げ出せないわけがない状況で。そんなときに彼の脳裏をよぎったんだろうね。「この野郎、俺にずーっと筋悪と言い続けていたよなあ。この石を逃げてもまた言われるのかなあ」。

定義を広げれば「上手のハメ手」なのかもしれないな^^。結局彼はその石を捨てることを選択。その捨てた部分があまりにも「巨大」で彼の負けになっちゃったけど、捨てた部分以外では結構互角かもしれないくらいに頑張ってたものなあ。

今年の夏頃に「俺に五子かな」というくらいになって、なんだかんだと年内二子くらいで打てるようになるんじゃね? まあ私が「偉そう」だから、それに遠慮して四子くらいかなあ。

見ていて気持ち良くなるくらいに伸びてきてくれています(^^)。

かまやつひろしの誕生日と言えば。

前のとりさんブログに掲載していた歌。個人的には結構気に入ったんだけどなあ…。

吉田拓郎作、かまやつひろし唄「我が良き友よ」ではございます。あっち、そのうち消えてしまうんだろうと思うので再掲(ごめん)。

# 大学生に尋ねたら「知らない」って言われました(泣)

1)
アゲハマ鳴らして奴が言う
もう投げちゃ如何と偉そうに
蓋の上には黒石が
取られた黒石泣いている
ああ夢よ覚めてくれ
ほんとは今頃黒地を作って
手合違いとあいつに向かって
笑いたかった

2)
可愛い手筋を笑われて
頬を染めても似合わねえ
打ち続ければウワテども
白星欲しさにやってくる
ああ囲碁は楽しいか?
俺は今でも下座に座って
ウワテのシカケに手を焼きながらも
打っている

3)
男らしさと人が言う
三連星を敷いてみたが
力ずくだと言いながら
お前すべてを持っていく
ああどんな囲碁本に
そんな手筋が載っている?
ウソ手にやられる俺は優しいと
言ってくれ

4)
中国流のガラじゃない
バランスのためだと言いながら
勢力も地もありゃしねえ
相手のアゲハマ増えていく
ああ俺の打つ手筋
この前調べて試してみたけど
シチョウ当たりが当ってなかった
笑えねえ

5)
古き時代と人が言う
今も昔と俺は言う
大竹美学と口走る
大竹先生ごめんなさい
ああいつも我が石は
二眼憂えてのたうち回る
今も昔も二眼がなければ
死んでいる

6)
高田馬場の碁会所で
初段ですと言ったけど
定石などは通じない
無理手が石取ってまかり通る
ああもう囲碁やめた
あともう千回負けでもしたなら
碁盤碁石もみんな捨ててやる
嘘だけど

2007年01月13日

数学と言語と囲碁

別ブログに書いた記事に影響されて、寺田寅彦の「数学と言語」を青空文庫で読んでみました。

文中で言う「数学も実はやはり一種の語学のようなものである」というのはよく言われること。で、囲碁についても同じように言えると感じています。「囲碁も実はやはり一種の語学のようなものである」。

言語はわれわれの話をするための道具であるが、またむしろ考えるための道具である。言語なしに「考える」ことはできそうもない。

よく主張しているのですが、プロ棋士というのは「碁石・碁盤で思考する」んですよね。さほど強くない私のような人は碁石・碁盤を自分の馴染みの言語(国語だったり英語だったり、あるいは数学だったり)に置き換えて考える。どうしても思考の過程にワンクッション生じてしまい、そこで論理のネジレができてしまい正解にたどり着けない場面も出てきてしまう。

長い修練によってそれをすっかり体得した上で、始めて自分自身の考えを運ぶ道具にする事ができる。

文中で寺田寅彦は、この考え方も数学と語学共通に言えることだと記しています。そしてもちろん囲碁についても言える。

数多くの知識を習得して、それを「思考ツール」として応用できるようになり、ふとたまにそのツールを用いて思考している自分に気付いたとき。その時初めて「知識」が自分のものになり、そして「自由」な思考を行う端緒に立つことができる。そしてその後にようやく「感性」というものが議論に登ってくるのです。

ちなみに話題の謝依旻三段のお父様も数学教師なんですって(asahi.com の記事)。記事でよく取り上げる孔令文五段は数学オリンピックの選手でした。

2007年01月14日

「読む力」と「読むところ」

「読みの力」って2通りありますよね!

ひとつは「純粋に読む」力。それを鍛えるのはやっぱり詰碁。『ひと目の詰碁―やさしい問題を反復練習』なんかが「わかる」だけじゃなくて、自信を持って「読める」ようになったら、左の『至高の詰碁』なんてすごく面白い。

いや、さすがに『ひと目の詰碁』の次は無理か。詰碁が「面白いなあ」と感じるようになってくれば、この『至高の詰碁』はさらに詰碁を面白くしてくれる。そうだな、間をつなぐのは『三段合格の死活150題』くらいかな?

但し。

「囲碁上達のためには?」に即「詰碁」と回答するのは、個人的にはあまり好きじゃないんです。一番大きな理由は私が面倒くさがりだから(笑)。でも実際1級(日本棋院2F対局場だけどさ)とかを名乗るまで詰碁やってなかった自分もいるし。

「詰碁」の他に「読みを鍛える」もの。それは「手のあるなし」を「知る」こと。あるいは「読まなくちゃいけないところ」を「知る」こと。

「何言ってんだ。全部読んで打つんだよ」と、強い方はおっしゃるかもしれません。でも囲碁には「相場」がありますよね。だから相場進行ならば得に読む必要がないとも言える(弱いうちは、ね)。そして「相場」からちょっと外れた瞬間に必死に読みを入れるわけですが、そういうときに参考になるのが「手のあるなしの知識」。

長くなるので「追記」に移ります。

続きを読む "「読む力」と「読むところ」" »

2007年01月15日

昨日のNHK杯

依田紀基と溝上知親のNHK杯昨日のNHK杯、面白かったですね! いえ、大好きな依田九段が出てたからってだけじゃなくて^^。

まあ 最後の王銘エン九段の煮え切らない形成判断はちょっと苛っと来たけど、本当は王銘エン九段もちゃんと数えながら「それでもどちらとも言えない」という曖昧さだったんですね。「はやく数えろよっ!」とか思っちゃいましたよ^^。

とくに面白く感じたのが左図の局面。

今、依田九段がハネ出したところなんだけど、ここで黒は切るのと下がるのと両方あるという解説。そして Kombilo でも確かに同数くらいあるんですね(私のデータでは切りが102でサガリが96)。

む~。

切ると白はハネ出した石は捨てて打つんですよ。つまりすっごく単純に言えば切っても切らなくても隅は黒地。でも切らない場合もすごく多い。

まあ切らない場合一般には白継ぎになりますね(昨日の対局は手抜き)。その継いだ瞬間が愚形に過ぎるし、さらに黒から頭を跳ねるのがいかにも「ヤッテソウ」な感じ。そんなこんなで継がないのもあるんだろうな。

私ゴトキの碁では、四の18にハネられるまで手抜きということはほとんどありません。そこまで手抜きしたなら、相手のハネにも手抜きすると思います。そこを伸びて、ハネ出して、そして相手が切らないのでそこで手抜き。

今度ぜひ使ってみたいと思います(^^)。

2007年01月16日

うさぎを飼う碁打ち

うさぎは結構困るあのさ。

年末年始の週刊碁ってサボってると思わない? 俺は思うね。読んでいて面白い記事とか皆無だもの。やつらがどんだけ「忙しい」と言おうが、読者がつまらねえんだから、ムダに忙しいんだろうよ。

で、サボりまくりの週刊碁。読むところと言えば小林千寿先生のエッセイと新井素子のエッセイくらいしかねえだろ?

で。今日新井素子のエッセイを読もうと思ったら。うさぎにかじられて読めなかった。

週刊碁がムダ資源ゴミになった瞬間だな。

ちなみにうちのうさぎ。カメラが見あたらなくて携帯で撮った。本当はこの写真の1000倍可愛い(笑)。

昨日の生碁

昨日の教室生碁は、碁を始めた時から同じ教室に通っているおじいさん。

最初の頃はね~。「あのおじいさんくらいに打てるようになると良いな」って感じだった。二子黒番で打てるようになったときは嬉しかったなあ。

いつの間にか逆転して、昨日の手合は五子白番。

む~。憎たらしいウワテなら追い抜いて「へ~んっ!」ってなもんですが、お世話になった人を抜いてしまうのはなんか寂しい。まあもっとも、お世話になった人で抜いたのはこのおじいさんくらいで、他にお世話になった人はまだはるかなる高みにいらっしゃる^^。むしろこんなことじゃいけないのかもしれないな。

ちなみにおじいさん。すっかり「こいつには勝てない」という思いができあがってしまっていて、相手の不備を咎めることもしなくなっちゃいましたとさ。

あきらくんはKちゃんという秀麗女性と二子局。Kちゃん、うまくなってたなあ。私と打つときもあんな風に打てば勝ちそうなのに(^^)。

日本棋院の過ち。

すんません。タイトル、ちょっと煽ってみました(苦笑)。大したことじゃなくて、日本棋院ウェブの中にあるケアレスミスの話。

内容は置き石の順番。皆さん、置き石するときに石を置く順番ってご存じですか? 私もしばらく知らなかったし、私と打つシタテの方もご存じない方が多いんだけど。

日本棋院自身忘れてるんじゃないかと疑っているけれど、日本棋院のサイト中に「囲碁レッスン」のページがあります。

その中に「置き石の順番」もちゃんと書かれているんですよね。上のリンクのページを開いて頂いて、その左側のメニューから「対局開始(3)」を選ぶと表示されます。

良い仕事してんじゃん>日本棋院。

ただ問題は、その図が間違ってるってことなんだよね^^。

でっかく載せた図では九子局の時、天元を5番目に置くことになってる。でもそのすぐ下にある「九子」ってのをクリックしてみると、天元は最後に置くことになってんだよね^^。

まあ一応、あらゆる置き石で、天元は最後です。

せっかく良い仕事してるのにそれが間違えていて、そしてそのまま放置されているっていうプリティな日本棋院。応援したいちゃくなりますよねえ^^。

# でもそろそろ直してくんねーかな。

# と、上記のことを知り合いの日本棋院関係者に指摘したら修正されてしまいました。
# でも今この瞬間は、図と説明の言葉の間に矛盾がある状態になっています^^。
# それも指摘したからすぐに修正されてしまうでしょう。

# 偉いぞ! やればできる子、日本棋院(笑)

2007年01月17日

こばぴぼけ。超むかつく。

なんか年が明けてからこばぴがこばぴじゃねえんだよな。超ムカツク。たぶんこばぴブログにトラックバックが載ると思うから、続きはこばぴブログでよろしく。

ま。あれだ。今日の俺たちの碁は、ちょっとハンス・ピーチに見せたかったな。

俺的に怖い小林千寿先生に見て貰ってもよかったかもな^^。てめー、強くなったな。

アマの碁でも勉強になります…

囲碁教室での話。これまでプロの棋譜を検討していたのに、今後はアマの棋譜も半分くらい扱うと。それで私がキレテその教室に行かないことにしたという話を前に書きました

アマの碁も勉強になるんです」と先方は言うわけですよ。

なんの勉強ですか?

そこに大きな齟齬があると思い至りました。

勉強ってね。「強くなるため」とか「アマらしいネジリアイになったときに何を考えるか」とかそんな勉強でしょ? そんなものいらないんです。

対局するのは好きじゃないとあちこちに書いてるけど、私は碁を「鑑賞」したい。棋譜という形で表現された「作品」を見ていたい。

「こういうところに打ってくるということは、相手はこう考えてるんです!」。アマの碁を見ながら言うじゃないですか。でも「そこ、切ってしまったらどうなるんですか?」「終わってますね」なんてことになる。そんな棋譜を眺めるのに時間を潰したくない。

ふむ。「勉強になります」ってのは確かに教室運営やってる人にとっては自然な発想かもしれない。強くなりたいと思ってる人ばかりでないことを見損じているのでしょう。

昨日の碁のエトセトラ

てなわけで、昨日はプロの先生と、囲碁ライターが見つめ棋譜を取る中でのこばぴとの七子局。

こばぴとの七子局差し障りがあるとなんだから序盤だけ。

まあわりと普通の立ち上がりでしたは。上辺でちょっと「趣向」を試みたんだけど、実戦も大したことないし、後で変化してみたら悪かった(笑)。あと2、3回試そうと思った趣向を試してダメだったらやめることにする^^。

で、この碁が終わって。ぼくらはいつものS材屋に行くんだけど、この碁を見てくれていた某有名囲碁ライターも誘ってみたのさ。そしたら来てくれた。

「あのさ。ぼくの碁、どこが悪かったかな」。ライター氏に尋ねてみた。「う~ん、2カ所のツケが…」とライター氏。まだ図には出てきてないんですけどね。右辺でちょっと無理気味な攻めを見て、部分を固めておく意味で打ったツケがひとつ。それからもうひとつは「どうしても他の打ち方が見つからない」ので打ったツケ。

その二つのツケが下品だったらしい^^(そうは言ってません、とライター氏は言うけど)。

飲み会の席には、一応こんな私のことを師のように見る二人も同席。二人にはミミタコ顧みず「下品な碁を打つな」って言ってる。む~。フォローのしようがない(笑)。

でもそういうことってあるよね^^。5級が10級に指導するときも、あるいはプロが五段を指導するときも、ともに言葉は「弱いところで戦うな」だったりするもんね^^?

「ひとつのツケはちょっと狙いがあったんですが」という私の言い訳も、「まあ狙いを持っていそうな手ではありましたけどね」と。「狙ってんならちゃんと狙えよ。そういう手が成立しねーことくらいはちゃんと読めよ」と、そういう「心の声」が聞こえてくる表情ではありました(苦笑)。

ライター氏。「とりさんが白持ってるの、初めて見ましたねえ」(笑)。結構周囲には私が黒を持ってると驚いてくれる人もいるのにな^^。

楽しい時間をありがとうございました。

2007年01月18日

やりたいことは種々あれど。

もうひとつのブログの方に書いた Google API は解決した。それを実装したい…。でも俺、大いに酔っぱらいでプログラムを書く気分じゃないんだよな。

そんなわけで今日はT君と打った。八子局。俺は俺で疲れてたけど、俺だって「勝たないように」打ってたわけじゃない。たぶんT君は俺との八子は卒業してるんだと思うぜ>T君。

俺、君の美人の連れにしか興味なかったけど、今にして君にちゃんと興味持ってるよ(笑)。俺に八子で「卒業」するなら日本棋院二階対局場初段くらいだろ(もう段位制じゃないけど^^)。去年の目標が「年内初段」だったかのように記憶するんだけど、「二階対局場限定」なら俺が認める。初段だな。

もう一局打った。

ふだんは私と四~五子で打つ方との九子局。「ウワテの石も死ぬのだということを学んでください」と言って打った九子局だけど、結局十数目勝っちゃった<ダメじゃん^^。

F先生。「あの方に九子で勝ったんですか?!」。「いや、ちょっとした事故がありまして」。

打って頂いた方は相当にムカツイタのではないかと想像します。でも九子じゃないのは私が知っています。必要なのは多分「きっかけ」。きっかけを掴みたくなったらいつでも私に声をかけて頂ければと思っております。

この方は多分二階に行けば二段。今日の僕との碁は「相性」の問題です。気にしないでください。私もたとえば孔令文と打てば相性最悪なのでいくつ置いても負けると思います(笑)。

囲碁と型

昨日トラックバック&コメントを頂いた hexagoban さんのブログをいろいろと覗いてみました。

直近の記事では「型にはまれ!」。

レッスンプロは、「アマチュアこそ自由な発想で碁を楽しんで下さい」と言って微笑む。
しかし、実際はどうなのだろう?発想するもとがないのに、自由に打てる訳がない。
最近、あの『ドラゴン桜』の作者がビジネス書を書いた。
タイトルは、『個性を捨てろ!型にはまれ!
これくらいストレートに言ってもらった方が、心に響くというものだ。

私もその話題の本は読んだことがありませんが、名言、、、というか「当たり前」のことだと思うんですよねえ。

以前「気になったこと日記 RETURNS」にも書きましたが、闇雲に個性を求めるのは日常生活においても、そしてもちろん囲碁においても「甘え」だと思うんですよね…。

引用した記事を書いた方がラグビーの記事も書いていらしたので言うんですが、ラグビーもまたすぐれて「型」の競技と思うのです。

但し hexagoban さんの記事に記されていたのは『イメージとマネージ―リーダーシップとゲームメイクの戦略的指針』。本ではまっとうなことを言っているようではありましたが、平尾が監督を務めたジャパンは最低最悪のジャパンと記憶されています^^。この本も、多くのラグビーファンが「イメージとダメージ」と呼んでいました^^。

怒涛の譜―加藤正夫精局集』も並べていらっしゃるそうで(^^)。

私が言うとエラソーですが、面白いブログでした(^^)。

2007年01月19日

矢代女流本因坊の就位式

こばぴブログの記事を見て知ったんだけどさ。

矢代女流本因坊の就位式。去年と場所が違うね。場所、俺が大学受験のときに泊まったホテルだ^^。

中学生の頃、東京の私立高校を受けると言ったら、担任に「俺はそんな学校に内申書は書かない」とか豪語されたんだよね(笑)。まあ学校が同和教育の指定校だったのもあるけど、担任が「そんなやつ」だった。だから高校の時もやばいんじゃないかと思って、大学に願書は出してたものの、宿泊関係全くおさえてなかった(ま、卒業もやばかった)。だからぎりぎりになってホテルをおさえたから受験生らしくないホテルになった次第。

「東京に行くんだな」と、奮発したバックスキンの靴を履いて受験に来たっけ。でも受験当日の雪でぐちゃぐちゃになるわ、しかも下見で受験場所を間違えて10kmも歩いてダメにしちゃったんだよなあ。

受験が終わって東京に帰って。なんとなく映画を見に行ったりしてた女の子に「君なら大丈夫だから!」と根拠レスに言われてちょっとムカついたりもしたっけなあ。

ヤッシー、思い出深いところでやってくれるんだなあ(^^)。

棋院にある対局室

前に「けんてーごっこ」で囲碁検定を作ったとき、「棋院にある対局室のうち、ないものはどれでしょう?」という問題を入れたかった。でも対局室の一覧を書いたサイトがどうしても見つからなかったんですよね。

でも先日棋院に行くと、案内板が変わっていて対局室名が記されていました。

日本棋院の対局室

この写真によると、存在する対局室は「爛柯」「方円」「烏鷺」「天元」「洗心」「燦々」「幽玄」「行雲」「流水」「寂光」「清風」。

「こんなの全部は読めないよね」というこばぴがいました。ん? どれが読めないんだ(笑)。

GnuGoも KGS レーティングひと桁…

碁ワールド 2007 年2月号より。

各国の技術者が共同開発している「GnuGo」もネット対局(KGS)のレーティングがこの1年で急上昇して一桁級の上位、こちらも実力初段に近いレベルだ。

著者は元週刊将棋編集長古作登という方で、囲碁の実力は自称三段とのこと。

他人の棋力は測りにくいから、現在「一桁級上位」にいる GnuGo をどう評価するのかは難しいこととは思う。でも「この一年」と言えば、KGSのレーティングシステムに大幅な改変が加えられてる(下のランクの人は大幅に上の方にヨセられた)。一桁級(K)後半には、ほんのちょっと前まで20Kあたりだった人もたくさんいるみたい。

そういうことを知ってか知らずか、書かずに「この1年で急上昇」なんて書くのは記事の信頼感を損なう。厳しく言えば「ウソ」じゃないかな。レベルが上がってランクが上がったと一概に言えないわけだから。

また既存メディア記事がネットから大いに馬鹿にされそうで、こういう記事を見るとなんとなく寂しいものです。

2007年01月20日

求進会のこと。

日本棋院のネット対局場に「求進会」という同好会があります。その昔「増進会(Z会)」にお世話になった私にとって興味深い名前(^^)。

97年2月号の碁ワールドの「幽玄の間 WALKER」もこの「求進会」のこと。この会はもともと天空旅人先生(プロであることは記事に明記されています)が中心になって作られた同好会。

数日後、主催者は他のユーザー(略)がやってくれたそうですが、天空旅人さんの同好会が立ち上がりました。その名も「求進会」。そんなにバレたいんですかね(^^;

む~。この記事の論調では「ばれても構わないんじゃないですか」ってことみたいだよな。思いっきり記事の中で天空旅人さんの著書を推薦しようかと思ったんだけど、ま、もともとこのサイトでお勧めしてるから、あらためては書かないことにしておきます^^。

2007年01月23日

今村俊也九段にお会いしまいした。

今村俊也九段にお会いしました。

前にペア碁会場での不思議な縁(?)を感じて以来、結構今村先生の碁は並べています。

「先生、例の挑戦者決定戦(棋譜はこちら)は、やはり渡ったときにまずいと思われたのでしょうか?」。「例の」と尋ねたのは 2005 年の天元戦挑戦者決定戦。今村先生がすごく良い碁を打ちながら「緩んだ」としか思えない手を打ってしまって大逆転された碁。

「いや~、危機感が足りませんでしたねえ」と今村先生。「しかしあれ以来二年連続で山下先生に勝ってるんですから河野天元は強いんですねえ」。

なるほど。「危機感」かあ。以前 NHK 杯に登場した際も、今村先生の碁は「世界一厚い」と言われていましたよね。厚みからのヨリツキが見えてくると結構気持ち良くなっちゃうのかもしれませんね(私はそうです^^。レベルが違いすぎるけど)。

しかしそれにしても私。わざわざ負け碁について伺うこともなかったですね…。ただ、かなり印象に残っていた棋譜なんですよね。

九子局での投げ場

昨日も九子局@生碁を2局打ちました。

いずれの場合も相手の方が非常にうまく中盤を打たれ、どうも私が敗勢。と、いうか、いずれの場合も私の負けが確定。「投げようかな」と思っていました。

ただ、九子も棋力差があれば、私が「投げよう」と思った瞬間に投げると「なぜ?」と思ってしまうことも多いんですよね。おどおどした人なら「自分が失礼なことしてしまってウワテがキレちゃったのかな」とか思っちゃう。とくに私、偉そうですからね^^。

ですから投了する際には「わかりやすい局面」を作って投げようと心懸けているんですよ。まあ知ったかぶりな言葉を使えば「投げ場を求めてる」。「ほらね、私、だめでしょ。あなたの勝ちですよ」という局面を作ろうとしてる。

でも九子のシタテにとってはそれが「くせ者」だったりするんですね^^。

2局とも私が「形作り」しているうちにどうも「決め損じて」しまいます。一局はそうこうするうちに相手の方(N埜さん)が投了。もう一局は私が3目勝ってしまいました(;_;)。そうなってしまうと「本当はあなたが勝っていましたよ」と言っても説得力がない。

九子ではあっても、きちんと勝ちきれるかどうかってのは大きく「自信」に影響しますよね。ですからきちんと「勝つ碁」を打っている方には勝ちきってもらいたい。

私は対局中に「手」を尋ねられても答えてしまいますが、「勝つかも」と思ってる人はさすがに「手」は聞けないでしょうね。ならば「どういうつもりで打ってるか」と聞いて頂いても結構です。私は「これからです」とか「私の勝ちです」とか、あるいは「投げ場を求めています」と答えますから。そうしてでも1回とにかく勝てば、「勝ち方」がわかり、そしてどんどん石を減らしていくことができるようになります。

「でもそれもなあ」とおっしゃるシタテに言っておきましょう。「はっきり負け」と思った碁を勝ってしまうのは、明らかに「騙している」わけですから、ウワテにとっても非常にアジが悪いのですよ。

2007年01月24日

黒番井目風鈴

遅ればせながら flickr なんて使い始めて、写真の整理をしていたら見つけました。某アマ最強豪のひとりとの十三子局。

これ、四谷の飲み屋だったかなあ。左が私。結構飲んだ後の碁だったんだけど、負けそうになって焦ったよなあ。私が「初段くらい」を名乗っていたとき。

写真には写ってないんだけど、小林覚九段、孔令文四段(当時)の御前にての対局でした。まだ日本で院生をやっていたオンドラ君もいたな。

最終的に相手の方が投了されました。その時の投了の台詞、「ぼくの石に意外と目がない」。この言葉は未だに密かなマイブーム発言です。

井川、将棋親善大使に。

iza で見つけたニュースによると、「井川、将棋親善大使に 日本将棋連盟」なんだって。

むむ~。

私、日本棋院応援倶楽部幹事(笑)なんだけど、これは確かに先を越された。イチローが碁を打つのは有名な話で、メジャーリーガーとしてもイチローが先輩なのになあ。将棋よりもはるかに国際的な(でも/だから最近中韓に勝てないんだけど)囲碁で先にやっておくべきだったなあ。

あるいは。

「目に悪いと考えられることは一切やりません」と言うらしいイチローのことだから、話を持っていっても断られたのかなあ。あるいはヘタに親善大使とかにすると、アメリカで碁を打ってる人たちが真剣にやってきちゃって困るとか^^?

む~。今からイチローを任命すると「まねっこ」と言われちゃうから、山下洋輔をぜひゲットしよう>日本棋院(^^)。

2007年01月25日

五子局二面打ち

そんなわけで昨日は五子局二面打ち。

最近ね。ちょっと当社比で「お行儀良く」なってきてるように思うんですよ。前から置碁だからと変な手を打たないことは心懸けていたんだけど、最近さらに「じっくり」打てるようになってきた気がする。ま、打って頂いているシタテの方との棋力差が縮まっているだけなのかもしれませんけどね^^。

昨日打ったのはあきらくんとT君。「お願いします」という二人に「俺、疲れるから五子な」と強引に置き石数指定(笑)。いつもは「勝つための石数で」とか言ってるくせにね~。でも二面だとやっぱり普段より疲れることが多くて、結果として相手の方に迷惑かけることもあるんですよ。許してあげてね^^。

で、あきらくんの方。あきらくん、すごく良いところに打つのになんだか自分勝手に「一段落」宣言をして他に回っちゃうことが多いんですよね~。昨日も中央の模様で勝負できそうだったのに、こちらからちょっとちょっかいを出すとすぐに諦めちゃった。守らなくちゃいけないところも途中で「こんなもん」と思ってしまうのか、傷が残っていたりするんですよなあ。

形は前より良くなってると思うし、終盤に思わぬところで読みの力を発揮することもあるから、なんか「概念書」みたいの読んだらどうかなあ。『依田ノート―すぐに役立つ上達理論』とか、結構おすすめなんだけどな。

もうひとりのT君。彼はこの前九子を卒業したばかりなのに、もう正式手合が七子。この碁もさ~。こっちが一手逆から当てちゃったところですごく元気になってしまった。そっからはもう緩むことなく一本道で攻めてくる。

「もういいや」。そう考えてちょっと攻めているのか凌いでいるのか分かりにくいところにおいて、トドメを刺してくれるのを待ってた。するとそこでこちらの手に幻惑されたのか、あるいはそれで充分と見たのか、トドメの刺し損ね。そこからじわじわと挽回して、得意のヨセに回っては白の勝ちでした。

しかし五子局ですら危なくなるなんてなあ。強くなりました。

2007年01月26日

プロの九路盤対局

私が囲碁をはじめた年。恒例の新春お好み対局は女流棋士の九路盤でした。翌年は若手棋士の九路盤だったかな。その後の芸能人呼んで適当に、というスタイルのものより面白かったと思います。

で、最近コメントを頂いている GO! さんの記事に触発されてこの記事を書いているんですが。

当時は「プロの打つ九路盤対局を見てみたい!」と、ずっと思っていましたねえ。自分が九路盤で碁を始めたけれど、本も実戦も「九路盤」ってのが全くない(高梨聖健先生の『9路盤から学ぶ囲碁スタート―19路盤がすぐ打てる基礎マスター』は九路盤のことも書いてあるけど(^^))。「なんでないんだよっ」と思っているうちに自分も十九路を打つようになりました。

そして十九路で「それなり」に打てるようになったとき。「ああ、九路盤で碁を始めなければ良かったなあ」と思ったものです。九路盤というのができるまでは、みんな最初は十九路盤九子局で碁を打ち始めたようですね。その方が、十九路という形式に結実した囲碁というものの「バランス」をマスターできるはずだから。

# 但し碁会所席亭クラスにも「最初は九路盤で…」という見解を持っている方がいらっしゃいます。

そうこうするうちにプロ棋士の九路盤での実戦対局を見る機会があって(リコー杯ペア碁)、これはちょっとわくわくしましたね。「3手目からヨミアイに突入する九路をプロはどう打つんだ!」ってな感じ。でも感動はすぐ失望に変わっちゃいました。

まず普段九路なんて打ってないわけだし、そしてプロたちは「十九路に結実したバランス感覚」の中で碁を打っているわけで、九路になることによる「単純化」に耐えられないんじゃないかと感じました。

GO! さんは二十一路盤(確か殿堂資料館にあった気がします)を打ったプロが「つまらない」と言ったらしいという話を引いて「なんでつまらんのじゃ?」と疑問を持っていらっしゃる。広くても読みと構想力に帰着するんだから一緒じゃないかと。

いや、それは一緒じゃないと思いますね。記事中で繰り返しましたが、長い歴史の中で「十九路」に帰着したのはやはり「バランス」や「塩梅」なんだと思うんですよね。十九路だからこそ一隅の分かれがちょうどよい具合に他の場所に響いてくる。そのバランスがあってこそ「囲碁」というものになってるんでしょう。そのバランスを崩されて「面白くない」と感じるのは普通に思えます。

2007年01月29日

結構似合いの二人くない?

え~、今週の週刊碁。

似合いの二人

あのさ~。新聞に載ってるんだからぼかす必要もないんだけど、取り敢ず「似合いの二人」を目立たせるために周囲の人にぼけてもらいました(笑)。

ごめんね、金澤秀男七段<何を謝る(大笑)。

2007年01月30日

依田先生にお会いしました(^^)

今日、棋院の近くで依田先生にお会いしました。

「てめぇ、好きな棋士誰だよ」と言われれば名前を言い忘れるはずもない依田先生。

前に一度依田先生とはお話させて頂いたことがあるんですよ。でもそのときは「ちょっと」怖かった(笑)。今日の依田先生は、たぶん白扇をもっていけば「あるがまま」と書いて下さるんじゃないかと思えました。

で、依田先生と別れて棋院到着。モニタに富士通杯最終予選が映っていました。

たぶんナラビで相手に投げさせたら気持ち良かったんでしょうね^^。私、本局を見逃しました。

御三家と打った(^^)

今日は私立中学御三家のひとつに通う若者と打った(^^)。

相手の子、良い碁を打ったなあ。これまではずっと「舐めて」20~40目差(九子局)。今日は50目の差だったけど良い碁だった。

面白いよね。3目差でも「カス」と言いたくなる碁もあるし、50目差でも「良い碁だった」と言いたくなる碁がある。

僕が今日。彼に伝えたかった「良い碁だった」って気持ちは50%も伝わってないんだろうなあ。ああいう子を見ると、1ヶ月で抜かれるにせよ毎日打ってあげたくなります^^。

初心者のうちって、ちょっと読めるようになるとありえない「オイオトシ」とか「ウッテガエシ」なんかを狙ってみたくもなるんだけど、そういうのもなくじっくりとちゃんとした碁。

週刊碁には写っていたし(笑)、依田紀基九段には会えたし。今日はとっても楽しい日でした(^^)。

昨日の日経夕刊

昨日の日経夕刊。でかでかと載っているのは「女流棋士 自活の道探る」というニュースでしたね。将棋界の話。

将棋をよく知らないので、記事のメイン部分には触れません。

サイドで囲碁との比較をしていますね。将棋は四段から「棋士」と呼ばれるそうだけど、まだ女性で四段になった人はないという話に続けて

これに対し囲碁界では昇段の条件や待遇面で男女の格差はなく、男性棋士に混じって活躍する女性が大勢いる。
まあ、そういう風に言えばそうだわなあ^^。

女流の多くがいわゆる「女流特別枠」で棋士になっているけれど、なってしまえばあとはほとんど同じ。「混じって活躍する女性が大勢いる」というか、「女流棋戦」以外は全員平等なんで混じってやるしかありませんわな。

これは囲碁会が女流に優しいわけではなくて(笑)。おそらく巷間言われるように、将棋の方がより「読み」に依存してるからなんでしょうね? 「だから」と言うとなんか女流に失礼な意味に邪推されてしまうかもしれないけど、女流棋士も十分強い。

囲碁ももちろん「読む」けれど、将棋よりも「こんな形」で打つ部分が多いようには思います。将棋は王様を取られたらお終いだけど、囲碁は「この石を取られたら終り」ということもなく「最悪フリカワリを目指そう」なんていう柔軟性(?)もありますしね。

ちなみに。

最近囲碁界でよく話題に出てくる謝依旻三段は「女流枠」でない「一般枠」。「なってしまえばほぼ同じ」とは言っても、そういう違いは常に意識され、話題にされます。

スケルトン碁石がやってきた!


igo with skeleton stones
Originally uploaded by torisan3500.
ふ。前に「気になったこと日記」の方にコメント頂いた方が扱っているスケルトン碁石(ショップはこちら)が届きました。

む~。

ぼくは悩んでたんだけど、こばぴが欲しいよ欲しいよびえ~んびえんと泣くんだよな(笑)。

「だってさあ。裏が平らな中国風だよ?」とか「大きさにバラツキあるとなんか形が見えにくくない?」とか文句たれてみたんだけど、泣く子には勝てない(笑)。

で、実際使ってみると。いいじゃん、これ(^^)。

裏が平らだから碁笥からつまみ出してくるんと回しておくときにやりにくいかと思ったんだけど、慣れればつまむ時点で正しい方向に持つことができるから問題ない。

形のバラツキも店主が行ってたように、写真で見るより実際に使った方が「アジ」があるね。

ぼくの flickr ページには他の写真も載せてるんで、お暇なときに見てみてください。ちなみにこのショップの方はブログも書いていて^^、日々スケルトン碁石の普及に励んでいらっしゃるようです。

# ちなみに本記事、Affiliate でもなんでもないですからね^^

2007年01月31日

コミと囲碁(初心者へのエール)

# このところコメントなんかでやりとりしてた人との議論とは関係ないんだけど。

コミ。今、六目半ですよね。

で、初心者のうち、互先で白を持って、コミで勝っても全く嬉しくないでしょう? 「なんだ盤面で負けてるのか!」って思うでしょ?

フツ~です(笑)。

なんとか碁が打てるようになった時期ってね。人から「碁は半目勝てば良いのです」と言われたりするでしょ。私も何度も何度もウワテから言われた。でも、たとえば互先の白で半目勝っても嬉しくないし、あるいは黒で半目勝ちとかも「なんだかな~」と思ったりする。

気にしないでください^^。

そういう時期って、ヨセになっても 10 目差とかわかんないでしょ。へたすると目算しても 10 目とか計算間違いしてたりするでしょ。そんな頃に「半目勝てれば良い」なんて思えるわけがないんです。

徐々にね。「あ、この碁は盤面で3目くらい勝ってるみたいだ」とか、「これはどう緩んでもコミにかかる」とかが「感じ」でわかるようになります。

「碁は半目勝てば良い」ってのは、間違いなく正しい。正しいけれど「自分が打ってるときになかなかそう思えない」ってのは全く気にしなくていい。ある日突然「2目はいい?」ってのが「身体で」わかるようになるんです。

そんな日を迎えたとき。赤飯炊きたくなりますよ、きっと(笑)。

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